新生「渋谷パルコ」飲食&ファッションなど約180店集結、“オールS席”パルコ劇場も復活
建て替え工事のため一時閉館していた東京・渋谷の商業施設「渋谷パルコ」が、2019年11月下旬に新生オープンする。
1969年の池袋パルコ開業から、50周年を迎える節目の年に生まれ変わる新生「渋谷パルコ」は、“次世代型商業施設”をコンセプトに、地下1階から地上9階までに「ファッション」「アート&カルチャー」「エンターテインメント」「フード」「テクノロジー」の5本を柱としたフロア編集を行い、約180の個性あふれる魅力的なショップが出店。「ファッション」:世界中のファッショニスタが楽しめる挑戦的な売場編集
「ファッション」は、次世代ファッションデザイナーやブランドのインキュベーションに力を入れ、ブランドの大小や知名度にこだわらず、いかに面白く、独創的でエッジが効いているかを判断基準に、ラグジュアリー・モード・ストリート・カジュアル・ヴィンテージなど東京の様々なジャンルを代表する、約100の魅力的なショップを集積。
また洋服を大切に扱うファッショニスタへのサービスとして、環境に配慮した水洗いクリーニング、専門家に よる洋服類のリペア、そして目利き力のある買取専門店も出店する。
「アート&カルチャー」:日本発コンテンツ含む芸術&文化の発信基地
「アート&カルチャー」は、ギャラリー機能を備えたショップが9店舗オープン。アート、デザイン、ファッションをメインに、何もないところから独自の目線で新しいモノやコトの企画展を創り出し、発信するミュージアム「PARCO MUSEUM TOKYO」、渋谷スペイン坂より館内地下1階に移転する「GALLERY X」、旬なCULTUREを体感できる多種多様なギャラリーなど、様々な形で芸術と文化を国内外に発信していく。
また6階には、日本が世界に誇るカルチャーを発信するゾーンを形成。「Nintendo TOKYO」や「ポケモンセンター シブヤ」、「刀剣乱舞万屋本舗」などの日本を代表するコンテンツホルダーが集結した、電脳サブカルチャーの情報発信基地が誕生する。
「エンターテインメント」:パルコ劇場がオールS席のプレミアムシアターとして復活
「エンターテインメント」の核となるのが、2016年までの43年間に渡り、数々の話題作を世に放ってきた旧パルコ劇場(旧:西武劇場)の復活。
新生パルコ劇場は、席数を636席に拡張し、舞台と客席の距離感を継承した、舞台と一体感のあるワンスロープ“オールS席”のプレミアムシアターを実現。こけら落し公演は2020年1月下旬~2月の「志の輔らくご in PARCO」と「ラヴ・レターズ」に決まった。
また、海外ミュージカルなど“映画以外”の作品もジャンルレスに上映するミニシアター「CINE QUINTO」、ライブハウスCLUB QUATTROがプロデュースするミュージックカフェ&バー「QUATTRO LABO」と、多岐にわたるエンタテインメント施設を館内に整備する。
「フード」:ミシュランビブグルマンの新業態からビアスタンドまで21店舗
「食・音楽・カルチャー」をコンセプトに、ミシュランビブグルマンを獲得した名店の新業態や、うどん屋、ジビエ・昆虫料理、純喫茶、MIXバーまで、多様なジャンルの21の飲食店に加え、スパイスとなるようなレコードショップやフェスグッズショップなどを“ごちゃ混ぜ”にしたカオスな飲食ゾーンを展開。
1階路面部には、物販併設のカフェや日本酒・ビアスタンドに加え、フードカルチャーを発信する食のギャラリー「COMINGSOON」、フラワーショップに不定期で登場するワインバーなど、街歩きの楽しさとの掛け合わせが味わえる。
「テクノロジー」:デジタルテクノロジーを活用した新時代における店舗の形
デジタル化時代における新たな買い物の在り方として、店頭販売に加え、ECを併設したオムニチャネル型売場「CUBE(仮称)」を展開。
共用部に設置する大型サイネージやショップ内サイネージでは、手持ちのスマートフォンへ直接データを転送することで、店頭にはない在庫をオンライン上で即座に入手できる仕組みを整える。
また地下1階には、最先端の技術を用いて“魔法のような体験ができる”ティフォンの新業態カフェ「Tyffonium cafe」がオープンし、AR(拡張現実)を組み合わせた新感覚スイーツの提供を行う。(女子旅プレス/modelpress編集部)
「渋谷パルコ」施設概要
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1
階数:商業 地下1階~地上9階、10階一部(ビル全体:地下3階~地上19階)
営業時間:物販・サービス 10:00~21:00、飲食店 11:00~23:30
※一部店舗は営業時間が異なる
店休日:不定休
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