「ザ・リッツ・カールトンバリ」で気軽に贅沢気分 スイートルームで時間を忘れる<体験レポ>
一度は訪れたい定番リゾートの1つ、インドネシアのバリ島。まもなく開業5年目を迎える「ザ・リッツ・カールトンバリ」は、バリ島が誇る高級リゾートエリア、ヌサドゥア地区にあるホテルの中でも特に敷地面積が広く、白砂のビーチを臨むゲストルームは全室がスイートもしくはヴィラという贅沢な作り。世界30カ国以上の国と地域において100軒以上のホテルを運営し、100年の長い歴史を持つ高級ホテルブランド「ザ・リッツ・カールトンホテル」の中でも比較的手の届く料金でVIP気分を味わえます。今回、3泊5日でバリ島ならではのグルメや文化を満喫した体験レポートをお届け。観光スポットやオススメのお土産も合わせて紹介します。
「ザ・リッツ・カールトンバリ」
「ザ・リッツ・カールトンホテル」は、アルバート・ケラーにより設立され、1900年代初頭、ザ・リッツ・カールトン ボストンを始め、その名が知られるように。ホテルにラグジュアリーの概念をもたらすことにより、アメリカのホスピタリティを根本から覆しました。日本にも大阪、東京、沖縄、京都と展開。2014年に開業した「ザ・リッツ・カールトンバリ」は、2018年9月3日に行われた、世界でも高い評価を誇るワールドトラベルアワードにおいて、バリ島の主要リゾートに選出されるなど、数々の賞を受賞しています。
バリ島南部、ヌサドゥアエリアのサワンガンに位置する「ザ・リッツ・カールトンバリ」には、バリ島のングラライ国際空港からは車で約30分の距離で到着。
崖の上からビーチまでと続く 12.7 ヘクタールの敷地にロビーを始め、客室、レストラン、スパなど様々な施設がまるで1つの小さな街のように凝縮。広い敷地はスタッフが運転するバギーでの移動が可能で、ロビーから客室側に入る入り口にはバギーが常駐。各施設からも電話1本で呼ぶことができ、フレンドリーなスタッフが出迎えてくれます。
中庭は熱帯の木々や花々で囲まれ、無垢な白いビーチと美しい青色のインド洋を臨める絶景が。彼方には聖なるアグン山もそびえており、昼も夜もその景色をゆったりと味わうことができます。日本語の地図ももらえるので、地図を片手に徒歩で散策するのもオススメで、ビーチまでの道にはジョギングコースが設けられているので、旅行中にも運動が欠かせない人にもぴったり。道中にはミネラルウォーターのサービスもありました。
日本語が話せるスタッフもいるので、英語に不安がある方も安心。ルームサービスも充実していて、そのホスピタリティには感激しっぱなしでした。
客室は全室がスイートもしくはヴィラ
今回宿泊したのは、もっとも手頃な価格の「サワンガンジュニアスイート」にプールが付いた「サワンガンジュニアスイートプールアクセス」(どちらも100平米)。まず入って驚くのは、その大きさで、広々とした優雅な空間に1つのキングサイズベッドまたは2つのクイーンサイズベッドを備え、ゆったりとしたリビングスペースの奥にはソファと食事スペースが。洗面台には2つのシンク、ゆったり長めのバスタブにはテレビが埋め込まれていて、思わずのんびりとしたバスタイムを過ごしてしまいました。バスタブとは別のシャワーエリア、荷物や服をまとめておけるドレッシングエリアなど、各々がゆったりと配置され、最初は広すぎる空間に戸惑うほど。アメニティは英国王室御用達のブランド「アスプレイ」の限定品で統一されており、滞在中ずっと肌も髪も調子が良かったです。
そして、何と言っても一番の特徴は、デイベットも備えるプライベートテラスから27平米のプールに直接アクセスが可能なこと。朝起きると青々とした緑と海の様なプールの青が美しい景色に思わずうっとり。プールで体を動かしたり、デイベットでのんびりしたり、そんなリゾートならではの心底リラックスした時間を過ごせます。
こちらの部屋は、時期によって変動はありますが、約2万円という価格で泊まれるときも。さらにグレードアップしたヴィラは約6万円~、まるで空に浮かんでいるようなプライベートプールを持ち、青々としたリゾートのトロピカルガーデン越しに、紺碧のインド洋を望む壮大な景色が楽しめるスカイヴィラは、10万円前後で宿泊できるということ。日本国内の相場を考えると、お手頃な値段で贅沢気分を味わえますよね。
ビーチ・レストラン・スパ・ヨガ・料理教室…充実の施設とアクティビティ
広大な敷地には点々と施設があり、レストランだけでも6箇所と滞在中に周りきるのが難しいほど。
今回、利用した施設をピックアップして簡単に紹介しますが、これだけの施設があれば、ホテルで十分時間を有効活用できますよね。
<ビーチ>
客室からひたすら歩くと、広大なインド洋を臨めるサワンガンビーチへ。ソファやパラソルのスペースが沢山設けられているほか、広大なプールもあり、使い方は自分次第。1日中ビーチで寛ぐなんて贅沢な過ごし方も良いのでは?サーフィンのレッスン、セーリングなど、様々なアクティビティもあります。
ビーチ沿いの美しいガラス張りのマジェスティックチャペルからは、思わずため息が出てしまいそうな素敵な景色が。1日2組がここで結婚式をあげているそうで、夜になると屋外会場からは賑やかな宴の声が聞こえてきました。実際に結婚式や新婚旅行の場所としてバリ島を選ぶ人も多いそうで、税関でも「シンコンリョコウ?」と聞かれてしまいました(笑)。
<レストラン>
中でも、「ザ・リッツカールトン・クラブラウンジ」は、1人1日IDR1,100,000 (別途21%のサービス料と税金)(日本円にして1万円~1万5000円ほど)の追加料金で、1日に3回提供される軽食が食べ放題、プール付き、ディナータイムにはシャンパンも提供されるので、時間に余裕があり頻繁に利用したい人にはオススメ。プールに入りながら朝食を食べたり、ちょっとした空き時間に軽く1杯、という使い方も可能です。
今回の体験では、到着した1日目の夜に崖の上に位置する「ブジャナ」でインドネシア料理を、2日目の朝には朝食レストラン「センシーズ」でバイキング形式で様々な朝食を、昼はインド洋を一望できる「ビーチグリル」にてシーフード料理を、3日目の朝は「クラブラウンジ」、夜は様々な料理を少しずつ楽しめる「タパスラウンジ」にて食事を満喫しました。日本料理を提供している「らく」もあるので、旅中にどうしても和食が恋しくなっても大丈夫ですね。
<料理教室>
「ブジャナ」では料理教室も開催しており、シェフの指導の元、本格的なインドネシア料理作りにチャレンジ。バリ島定番メニューのガドガド(ミックスベジタブルの豆腐、厚揚げ、卵とスパイシーピーナッツドレッシングであえたスンダニーズサラダ)、ソトぺスモール(スパイスとココナツを合わせたシーフードスープ)、アヤム・ベトゥトゥ(バリスタイルのバナナの葉に包んだローストチキン)、ピサンゴレン(フライドバナナのココナッツソルベ添え)を教わることができます。
<スパ>
豊かな海やバリ島文化の魅力を取り入れたスパトリートメントは、パールや海藻などの天然素材に、古代から伝わる技法、近代的な技術をバランスよく組み合わせ、熟練セラピストによるマッサージやウォーターリチュアル、フェイシャル、ボディーラップ、スクラブなどを提供。今回、体験した「イリデセント・デライト」はパールポリッシュでお肌を磨きあげた後、純正パールのボディラップを施して、お肌をなめらかに整えながら、自然な輝きを取り戻すコース。パールエキスをブレンドしたオイルを使ったシャインリニューアルマッサージで全身のコリをもみほぐしながら血行を促します。スクラブ、泥、仕上げにオイルと計2回シャワーを浴び、終わった頃には全身が生まれ変わったような気分でした。
同じ建物には、ワールプールやサウナ、スチーム、水の力で血行を促進するハイドロ・バイタルプールなども完備され、トリートメント前後に利用可能です。
<ヨガ>
スパの横にはフィットネスジムも。初心者から上級者まで楽しめるヨガクラスも一部無料で開講されており、今回、有料のフライハイヨガ(IDR100,000ルピア、税サ別)を体験してみました。日本ではエアリアルヨガ、空中ヨガと呼ばれるもので、ハンモックを使用して重力を利用し体幹を鍛えます。「絶対こんなポーズ無理だよ!」と思っていたポーズもチャーミングなインストラクターの指導により、意外とできてしまうもの。友人同士で参加したらきっと笑いが絶えない時間が過ごせます。
<リッズキッズ>
4歳以上は無料で預けることができる託児所もあり、家族連れも安心。ウォータースライダー付きのプールなど、大人が羨ましくなってしまうほど充実していました。
<フローティング・ブレックファースト>
朝食には客室で楽しむ「フローティング・ブレックファースト」という変わったオプションサービスもあり、今回最終日の朝に利用。「浮いた朝食!?」と色々な想像を巡らしていましたが、部屋を訪れたスタッフが持ってきたのは、フレンチトースト、オートミール、エッグベネディクト、フルーツなど女子にはたまらないメニューをこれでもかと並べた大きなバスケット。それをプールに浮かせると、まさに、“インスタ映え“な光景が完成!水着姿でプールサイドに座りながらゆっくり優雅な朝の時間を味わえました。
バリ島観光オススメスポットは?
バリ島はそもそも、日本でいうと愛知県ほどの大きさで人口は300万人以上。アジアンブーム、スパブームはバリ島発祥でリゾート地としては老舗中の老舗。伝統的文化が日常的に生活の中に息づいていることが、世界中で愛されている理由だそうです。
今回はホテルでの滞在のほか、2018年に巨大なウィシュヌ像が完成したGWK(ガルーダ・ウィシュヌ・クンチャナ)カルチュラル・パークと、ウルワツ寺院に観光へ。夕方には、席をとってケチャダンスを鑑賞。一切楽器を使わず、数十人の男声だけで独特のリズムを刻む音楽と一糸乱れぬパフォーマンスは見応えがあり、観光客がごった返していました。
最終日の自由時間には少し足を延ばし、サヌールへ。中長期滞在者が多いというこのエリアは観光客の数がそこまで多くなく、ゆったりとお土産屋を散策するのにオススメ。
格安の大型お土産店「クリシュナ」で沢山お土産を購入した後は、スミニャックのビーチクラブ「ポテトヘッド」でディナー。廃材を使った個性的なデザインの外観、インフィニティプールやビーチに寝っ転がって食事を楽しむ観光客たち…とクールで開放的な空間で過ごした時間は、忘れられないものになりました。
バリ島へはガルーダ・インドネシア航空で
今回、女子旅プレスは成田からの直行便があるガルーダ・インドネシア航空を利用。5スターエアラインであるガルーダ・インドネシア航空は、スカイトラックスのベストキャビンクルー賞を5年連続で受賞。荷物は個数制限なく、エコノミーでも46キロまで預かり可能なので、大荷物の人も安心です。
行きは成田を昼前にゆっくりと出発し、機内エンタメの最新映画を楽しみながら、約7時間のフライトで到着。帰りは目一杯観光を楽しんだ後に、深夜0時過ぎにバリ島を出発し朝には帰国。帰りのフライトではアイマスクや靴下の配布など、ぐっすりと眠れる嬉しいサービスも充実していました。
国内ではなかなか味わえないようなラクジュアリーな体験ができるバリ島旅行。あなたも「ザ・リッツ・カールトンバリ」の広大な土地で、時間を忘れて休暇を過ごしてみてはいかがでしょうか。(女子旅プレス/modelpress編集部)
※記事は女子旅プレスの調査及び主観に基づくものであり、店舗のサービスが保証されるものではありません。
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