満開の桜にうっとり、京都のホテルに蜷川実花ら手掛けるアートな客室が誕生
京都市の「ホテル アンテルーム 京都」が、2016年7月に増床リニューアルオープン。ホテルコンセプトである「常に変化する京都のアート&カルチャーの今」に、「和」の要素を加え、新たな世界観を表現すると共に、写真家・映画監督の蜷川実花ら10組以上のアーティストが手掛けるコンセプトルームが誕生した。
個性溢れるコンセプトルーム
今回の増床リニューアルでは、これまで学生寮として使用していた棟を客室へと一新。増床した67室の部屋の一部は、日本の先端を走る現代美術家の名和晃平、ヤノべケンジ、金氏徹平、宮永愛子らアーティストが手掛けるコンセプトルームとして誕生し、それぞれの客室全体がギャラリーのように独自の世界観で表現されている。
中でも蜷川によるコンセプトルームは、ベッド、壁紙、カーテンまで客室全体に桜が満開に咲き誇るグラフィック作品が施され、部屋に足を踏み入れた瞬間から色鮮やかな春の世界に引き込まれるようなデザインが特徴だ。
京都らしい庭付きの客室も
また1階の客室には、日本の庭をモダンに表現した庭付き客室が新たに誕生。その他の客室も、清水焼の照明や小上がりのベッドステージなど、全室にモダンな和の表現を組み入れた空間へと生まれ変わった。
アート要素をさらに強化
そして今回のリニューアルより「365日アートフェア」という新たなテーマのもと、約70組のアーティストによる200点以上の作品が客室や共用部などに展示されるように。
ホテルの1階にはアトリエとショップを新設し、アトリエはホテルに併設する長期滞在ホテルと連動。アーティストの制作拠点として、ここで創造される作品たちは客室に飾られ、ゲストはアートが生まれる「臨場感」にも触れられる。
「ホテル アンテルーム 京都」とは
2011年4月、築23年の学生寮をコンバージョンしてオープンした、ホテルと長期滞在型ホテル、ギャラリーからなる複合施設。「アート&カルチャー」をコンセプトに掲げ、彫刻家・名和晃平氏が率いるクリエイター集団 「SANDWICH」をはじめ、京都や関西エリアを中心に活動するアーティストやクリエイターをパートナーに迎え、アートを切り口に、様々な発信を行っている。(女子旅プレス/modelpress編集部)
ホテル アンテルーム 京都(HOTEL ANTEROOM KYOTO)
住所:京都府京都市南区東九条明田町7
電話番号:075-681-5656
アクセス:JR「京都」駅八条口より徒歩12分、地下鉄烏丸線「九条」駅より徒歩5分
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