山梨の「水信玄餅」が話題沸騰 瑞々しさを極めた“30分限定”スイーツ
山梨県の“名水の里”白州町に、毎年夏季限定で登場している「水信玄餅」をご存知ですか?まるで水滴のように潤いを秘めた見た目の美しさに加え、たった30分しか形を保てないほど繊細な事から、実際にお店へ足を運んだ人しか食べられないレアなお菓子として、今最も話題を呼んでいるスイーツなんです。
「水信玄餅」は老舗和菓子店「金精軒」で誕生
この「水信玄餅」を生み出したのは、明治35年より和菓子製造業を営んでいる「金精軒」。かつての旅籠屋を改装した築300年の店舗はその佇まいからも風格が漂っています。
「金精軒」では、誰が食べても安心安全な和菓子作りを第一に考え、防腐剤、人工甘味料を一切使用せず、なおかつ恵まれた自然環境が育んだ素材を活かし地産地消にもこだわった和菓子作りを続けています。
「水信玄餅」ってどんなお菓子?
そんな「金精軒」本店がある、山梨県北杜市白州町は、日本一飲まれている国産のミネラルウォーター「南アルプス天然水」の採水地でもある“名水の里”として有名です
花崗岩の岩肌に磨かれた、尾白川の水の綺麗さと美味しさは日本全国の採水地の中でも指折り。日本名水百選にも選ばれたこの名水を寒天で固めて出来た水菓子が「水信玄餅」です。
瑞々しさを極めたふるふるの食感
「水信玄餅」を作る際に最もこだわっているのが、瑞々しさを極めたふるふるの食感。寒天特有のコリコリとした食感にはせず、ごく小量の寒天がぎりぎり形を留める程度にするのがポイント。
これにより固体と液体の中間のような、やわらかさと寒天の独特のハリと瑞々しい食感を絶妙なバランスで実現しています。
見た目はまさに水滴のように潤いがあり、舟皿の底が見えるほどの透明度。もちろん水がベースのためカロリーはほとんどありません。
賞味期限はわずか30分
この「水信玄餅」は非常にデリケートなお菓子のため、一般的に菓子販売の際に考慮されるべき、運搬や日保ちといった条件を一切無視して作られています。
そのため車で運搬しようとすると、形を保つ限界のふるふるの状態がすぐに崩れてしまうので、この「水信玄餅」は山梨県内の「金精軒」台ヶ原本店と韮崎店の2店舗へ、実際にお店へ足を運ばないと味わえません。
しかも常温に晒すと水が染み出し続け、30分程で寒天がしぼんでしまうため、テイクアウト不可なのはもちろんのこと、多くの人が食べに来るため予約もできないという、なんともレアなスイーツです。
毎年食べられる時期はわずか
この「水信玄餅」はお店に行けばいつでも食べれられるわけではなく、毎年初夏から期間限定での製造となります。
ちなみに2016年は6月4日~9月末までの土日限定。祝日は販売しないとのことなので、来店前は必ず曜日を確認するようにしましょう。
「水信玄餅」を食べたら「金精軒」の和菓子をお土産に
残念ながら「水信玄餅」のテイクアウトは出来ませんが、「水信玄餅」同様にこだわりをもって作った「金精軒」自慢の和菓子はお土産に持ち帰ることができます。
黒蜜ときなこをたっぷりとまぶして食べる「信玄餅」「極上生信玄餅」をはじめ、山梨名醸の酒粕入の生地を焼き上げた「大吟醸かすてら」、寒天代わりに葛を使用することでもっちりした食感を実現している「あんどうふピュール」と、美味しい和菓子がたくさん。
毎年販売と同時に多くの反響を呼んでいる「水信玄餅」。今年は自分自身でその瑞々しい食感を確かめに行ってみては?(女子旅プレス/modelpress編集部)
金精軒台ヶ原本店 台ヶ原店店舗情報
住所:山梨県北杜市白州町台ヶ原2211番地
電話番号:0551-35-2246
営業時間:9:00~18:00
定休日:木曜日
金精軒 韮崎店店舗情報
住所:山梨県韮崎市中田町小田川154番地
電話番号:0120-37-0869/0551-25-1033
営業時間:9:00~18:00
定休日:不定休
※記事は女子旅プレスの調査及び主観に基づくものであり、店舗のサービスが保証されるものではありません。
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