京都「三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺」寺院×ホテル共存型の新施設

2020-09-15 16:04:50 提供:女子旅プレス

国内でも珍しい寺院とホテルの共存型ホテル「三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺」が 2020年9月28日（月）、京都河原町に開業する。

本ホテルは「次世代に向けた寺のホテル」をホテルコンセプトに、「多聞山鐙籠堂浄教寺」との「寺院とホテルの一体開発」を実現した、他に類を見ないユニークな“寺院共存型ホテル”。

167室の客室と、付帯施設にレストランと大浴場があり、500年の歴史を誇る浄教寺由来の装飾品を配した館内デザインや「朝のお勤め体験」等、寺院と連携したここならではの設備やサービスが特徴だ。

「京都河原町」駅から徒歩約1分、史跡や老舗の宝庫である「寺町通」沿いにあり、百貨店「藤井大丸」がすぐ目の前。徒歩圏には昼夜ともに賑わう四条河原町や先斗町、祇園があり、京都観光の拠点としてもすぐれている。

デザインの中に寺の趣や風情を感じる“寺のホテル”

既存の寺院とホテルとの一体開発という非常に珍しいタイプのホテルであることから、この場所でしか体感し得ないホテルステイを提供すべく、建設デザインにも、寺を継承する使命や、京都の心でもある寺を身近に感じてほしいという“住職の願い”を形に具現化。

ホテル全体のインテリアのデザインコンセプトを「余白を大切にした、詰め込まない世界」とし、装飾華美とせず、空間全体に敢えて「余白」をつくることで、本来の美しさを際立たせる空間演出にこだわった。

客室は、全室が2名以上で利用できる広さを確保し、グループ旅行に適したトリプルタイプも用意。「浄教寺」の象徴である燈籠をモチーフにした照明を設え、またロビーから「浄教寺」の本堂内をのぞくことのできる小窓を設けるなど、寺の趣を随所に感じられるデザインを取り入れている。

さらにエントランス前には、「浄教寺」の象徴である高さ3mの燈籠を設置。本ホテルに面した通りである「寺町通」から設けられた約40mの参道が、ゲストを街の喧騒から寺院の静寂へと導き、ホテル、山門、そして寺院境内へと誘う。

大浴場でも寺のモチーフをデザインに反映

ゲスト専用の大浴場は、入浴時にも寺の所作を体感してもらえるよう、手水鉢のオブジェと、その背景に水墨画を連想させる光壁アートを配置。光壁アートは、男性大浴場が「無常」、女性大浴場が「輪廻」をコンセプトとして描かれており、「無常」には力強さ、「輪廻」には優しさが、それぞれ想いとして込められている。

その他の内装をブラックアウトさせることで、手水鉢とアートだけが幻想的に浮かび上がり、空間に無限の奥行きを演出している。（女子旅プレス／modelpress編集部）