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「もうひとつの京都」の魅力とは お茶・森・海…心に響く穴場絶景スポットを巡る

「もうひとつの京都」の魅力とは お茶・森・海…心に響く穴場絶景スポットを巡る

“京都”と聞くと、まず最初に思い浮かべるものは何でしょうか。「お茶」「京料理」…様々なイメージがあると思いますが、それだけではないのです。京都府は、古都京都だけではない、新しい京都のエリアを知ってもらうために「もうひとつの京都」プロジェクトを推進中。「お茶の京都」のほか「海の京都」「森の京都」「竹の里・乙訓」からなる4つのエリアの魅力を発信しています。

「もうひとつの京都」の魅力とは お茶・森・海…心に響く穴場絶景スポットを巡る(C)モデルプレス
「もうひとつの京都」の魅力とは お茶・森・海…心に響く穴場絶景スポットを巡る(C)モデルプレス
京都には、古都・京都のもうひとあし先に、千年の都・京都より古い歴史、美しい自然が残り、心奪われる景色、都の食を支えた豊かな食材、懐かしくも新しい、訪れる人の心に響く「もうひとつの京都」があります。

名高い宇治茶の産地「お茶の京都」



福寿園宇治茶工房(C)モデルプレス
福寿園宇治茶工房(C)モデルプレス
まずは、宇治茶の名産地として名高い南部地域の「お茶の京都」。京都府では、800年の歴史を持つ「日本茶のふるさと」として、抹茶、煎茶、玉露を生み出した日本のお茶文化を支えてきた府南部の山城地域を「お茶の京都」と位置付け、宇治茶をテーマにお茶生産の美しい景観の維持や、お茶産業の振興、お茶文化の継承・発展などを通じた地域振興を進めています。

福寿園宇治茶工房(C)モデルプレス
福寿園宇治茶工房(C)モデルプレス
宇治茶文化の伝承の地・宇治川のほとりに佇む、創業220年以上の宇治茶の老舗「福寿園」による工房・福寿園宇治茶工房では、宇治茶の伝統を守り育てるとともに、より親しんでもらえるよう、お茶作りからお茶の楽しみ方までを学ぶことが出来ます。

お茶の淹れ方体験(C)モデルプレス
お茶の淹れ方体験(C)モデルプレス
玉露のお茶の淹れ方体験では、普段なかなか味わうことができない高級な金雲を堪能。程よい甘さのほうじ茶ようかんとの相性も抜群です。また、茶寮の器はすべて朝日焼を使用しているそう。

宇治玉露・金雲(C)モデルプレス
宇治玉露・金雲(C)モデルプレス
厳選した抹茶を贅沢に使用し、お茶を“食べる”ことを楽しむ料理を提供している辰巳屋では、美しい宇治川の流れを目の前に、抹茶料理のフルコースを堪能。

宇治市・辰巳屋(C)モデルプレス
宇治市・辰巳屋(C)モデルプレス
宇治市・辰巳屋(C)モデルプレス
宇治市・辰巳屋(C)モデルプレス
生湯葉とカニ身の抹茶和え、季節の田楽3種盛り(抹茶味噌付き)、季節の油もの(茶塩付き)、抹茶蕎麦、抹茶茶漬けなど、全10品の絶品抹茶料理を味わうことができます。

生湯葉とカニ身の抹茶和え、抹茶豆腐(C)モデルプレス
生湯葉とカニ身の抹茶和え、抹茶豆腐(C)モデルプレス
抹茶茶漬け(C)モデルプレス
抹茶茶漬け(C)モデルプレス
そして、アニメでお馴染み、トンチの「一休さん」が晩年を過ごしたことから、通称“一休寺”と呼ばれるようになった酬恩庵。石畳の参道を包むカエデは、11月中旬~下旬頃には見頃を迎え、紅葉の名所としても名高いお寺です。

酬恩庵一休寺(C)モデルプレス
酬恩庵一休寺(C)モデルプレス
酬恩庵一休寺(C)モデルプレス
酬恩庵一休寺(C)モデルプレス
また、境内にある庫裏売店では、一休さんが名付けたと言われる住職こだわりの善哉などの甘味や、一休寺特製の一休寺納豆も販売。善哉は体も温まり、幸せな気持ちにさせてくれます。

酬恩庵一休寺で「善哉」を堪能(C)モデルプレス
酬恩庵一休寺で「善哉」を堪能(C)モデルプレス
酬恩庵一休寺(C)モデルプレス
酬恩庵一休寺(C)モデルプレス

清らかな竹林が広がる「竹の里・乙訓」



アサヒビール大山崎山荘美術館(C)モデルプレス
アサヒビール大山崎山荘美術館(C)モデルプレス
2つ目の「もうひとつの京都」は、清らかな竹林や歴史的文化遺産が多く残る西南部地域の「竹の里・乙訓」。今回は大正から昭和初期にかけて建てられた洋館の中で、クロード・モネの「睡蓮」や河井寛次郎などの作品を鑑賞することができるアサヒビール大山崎山荘美術館に訪れました。

美術作品はもちろんのこと、まるでモネの絵のような池や、細部に意匠がこらされた近代建築ならではの芸術性にも注目。展覧会やイベントも多く開催しており、12月15日より「澤乃井櫛かんざし美術館所蔵 櫛・かんざしとおしゃれ展-粋に華やかに、麗しく-」を開催予定。

アサヒビール大山崎山荘美術館(C)モデルプレス
アサヒビール大山崎山荘美術館(C)モデルプレス
※通常、一般のお客様は館内撮影NGとなっており、今回は取材のため特別に許可をいただいて撮影しています。

里山の風景が美しい「森の京都」



お品書き(C)モデルプレス
お品書き(C)モデルプレス
3つ目の「もうひとつの京都」は、心に響く日本の原風景が広がる里山、丹の国と呼ばれた豊かな農産物、鮎や丹波栗の森の恵みに育まれた豊かな暮らしが今も残る中部地域の「森の京都」。

からあげ(C)モデルプレス
からあげ(C)モデルプレス
絶品!鴨すき(C)モデルプレス
絶品!鴨すき(C)モデルプレス
福知山市の柳町は、明治時代の町家を改装した風情ある店内が特徴で、名物の鴨すきやをはじめ、からあげ、炭火焼きなど地元の食材にこだわった料理を楽しむことができます。広い店内なので、宴会はもちろんのこと、個室でゆっくりと料理を味わうことも。鴨すきの〆は、そば、ラーメン、ちゃんぽん、雑炊の4種類から選ぶことができ、一度とは言わず二度三度足を運びたくなってしまうような、やみつきになるお店です。

柳町の店内(C)モデルプレス
柳町の店内(C)モデルプレス

日本海の自然豊かな「海の京都」



京都には海の穴場絶景スポットも(C)モデルプレス
京都には海の穴場絶景スポットも(C)モデルプレス
そして4つ目の「もうひとつの京都」は、日本唯一の舟屋や日本三景・天橋立があり日本海に面した北部地域の「海の京都」。京都と聞いて描く自然のイメージは山だという方が多いかもしれませんが、天橋立はもちろん、海の幸と山の幸両方に恵まれた“食の王国”でもあるのです。

トンビやウミネコが頭上を舞う(C)モデルプレス
トンビやウミネコが頭上を舞う(C)モデルプレス
伊根町・舟屋(C)モデルプレス
伊根町・舟屋(C)モデルプレス
伊根町で遊覧船を楽しみ、舟屋の見学へ。舟屋とは、一階部分が舟のガレージ、二階部分が住居スペースになっている独特な建造物。伊根湾沿いに、舟屋が230軒あまりが立ち並ぶ、日本で唯一の景観です。美しい海と山々が周りを囲むこの村は、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されており、「日本で最も美しい村」としても認定されています。

伊根町・舟屋(C)モデルプレス
伊根町・舟屋(C)モデルプレス
※舟屋内部の見学は、本来はガイド同行でなければ見学できません。見学に興味のある方は、伊根町観光協会に事前に連絡をすることをおすすめします。

向井酒造(C)モデルプレス
向井酒造(C)モデルプレス
近くの向井酒造では、日本酒の試飲も。京の春や、伊根満開(赤米酒)を美味しくいただきました。

向井酒造(C)モデルプレス
向井酒造(C)モデルプレス
丹後お宝丼(C)モデルプレス
丹後お宝丼(C)モデルプレス
天橋立のすぐそばに位置する、地元食材にこだわっった食事処・つるや食堂では、日本海に面する海の京都ならではの、旬の魚介がたっぷりと詰まった人気海鮮丼・丹後お宝丼を。地元の高級イカ「白イカ(剣先イカ)」、地元養老地区で採れたアカモクと呼ばれる海藻、そして地元の一部でしか流通しない旬のバイ貝を、さらにその時期に獲れた鮮魚をバランス良く盛り付けた、丹後地方の旬をまるごと味わえる贅沢な丼ぶりです。一般的な海鮮丼とは一味違う、地元の隠れた特選素材を使用した、まさに“お宝”な丼ぶりとなっています。

日本三景・天橋立(C)モデルプレス
日本三景・天橋立(C)モデルプレス
そして、約8000本に及ぶ青い松並木と白い砂・白砂青松が美しい場所として、年間約200万人もの人々から国内外から訪れる日本でも有数の観光地が、天橋立。天に架かる橋のように見えることから天橋立と呼ばれており、宮城県・松島、広島県・宮島と並び日本三景とされています。ケーブルカー・リフトで降りる際も、絶景が一望でき、一生に一度は訪れるべき場所と言えます。

ケーブルカー・リフトから見える天橋立(C)モデルプレス
ケーブルカー・リフトから見える天橋立(C)モデルプレス
「お茶の京都」「海の京都」「森の京都」「竹の里・乙訓」…4つのエリアを満喫することで、知らなかった京都、まさに「もうひとつの京都」を堪能することができました。京都を旅行する際に、ぜひこの「もうひとつの京都」を体験してみてはいかがでしょうか。(女子旅プレス/modelpress編集部)

※記事は女子旅プレスの調査及び主観に基づくものであり、店舗のサービスが保証されるものではありません。

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