「ラ・ラ・ランド」のロケ地、アメリカLAの撮影スポット8選 ロマンスとファンタジー溢れる映画の街へ
エマ・ストーンとライアン・ゴズリングがW主演するミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」。世界最高峰の映画の祭典「第88回アカデミー賞」で監督賞、主演女優賞(エマ)など6部門を受賞した本作を、色鮮やかな世界観へと導くのが、ロマンティックなファンタジーの街ロサンゼルス。今回は話題沸騰中の物語の魅力を劇中のロケ地と共にご紹介。
目次
グリフィス・パーク内のマウント・ハリウッド・ドライブ
ミア(エマ・ストーン)がイエローのドレスを着て、セブ(ライアン・ゴズリング)ときらめく夜景を背にダンスをする、本作の最も印象的なシーンが撮影されたのが、グリフィス・パークの丘にあるマウント・ハリウッド・ドライブ。
グリフィス・パークは広大な敷地に天文台、ゴルフコース、テニスコート、動物園などがあり、地元の人に愛されているスポット。
このシーンのナンバー『A Lovely Night』はエマのお気に入り。セブとミアの波長が初めて合う瞬間で、6分にも及ぶシーンがカット無しで撮影された。ちなみにストーリーの中盤にデートシーンで登場するのは、豊かなシダ類が生い茂るFern Dell Park。
グリフィス・パーク天文台/プラネタリウム
グリフィス・パークの中にある天文台は、過去に『理由なき反抗』から『イエスマン“YES”は人生のパスワード』など、数多くの映画のロケに使われている。アールデコ調の建物の美しさと、街を見渡せる抜群の眺望で人気の観光スポットだ。
振付師のマンディ・ムーアにとって、この映画の一番の見どころはこのプラネタリウムのナンバー。ワイヤーの上でライアンとエマがワルツを踊るという構成にし、「無重力ダンス」と名付けた。ただし、プラネタリウムの中のシーンは、撮影用に作られたセットで撮影されている。
ワーナー・ブラザースのスタジオ
女優になる夢をかなえようと、田舎町からロサンゼルスへ出て来たミアが、バリスタとして働きながら、オーディションを受ける日々を送るスタジオのカフェ。映画に出てくるこのカフェの外の風景は、実際にワーナー・ブラザースで撮影されたもの。
ただし、ショップの内観は、映画のために作られたセットが使用された。
110フリーウェイと105フリーウェイの交差点
セブとミアが最悪な出会いを果たす渋滞の高速道路は、ロサンゼルス国際空港から東に伸びる105フリーウェイと、南北に伸びる110フリーウェイが交差する部分で、ここからは遠くにダウンタウンの摩天楼が見える。
このオープニングの群舞シーンの撮影は、週末、フリーウェイのこの部分を閉鎖し、ほんのわずかな時間で40度近くある中、ワンテイクで行われた。
The Lighthouse Cafe/ジャズバー
セブが演奏しているジャズバーの内観シーンは、ロサンゼルスに実在するレストランやバーの場所を借り、映画にふさわしい飾りつけで撮影されている。
店の名前が大きく書かれた外壁が出てくる「The Light House Cafe」は、ハモサ・ビーチに実在するジャズバー。セブとミアの心がすれ違うきっかけとなる人物キース(ジョン・レジェンド)と出会う場所として登場するが、屋内でのシーンはセットが使用された。
リアルトシアター
ミアがセブが映画「理由なき反抗」を観た劇場が、ロサンゼルス北東のパサデナにあるリアルトシアター。
1925年にオープンし、数々の映画作品にも登場してきたが2007年に閉館。国の歴史登録財にも指定され、今なお再オープンを望む声が後を絶たない。
コロラドストリートブリッジ
同じくパサデナにあるコロラドストリートブリッジは、晴れて恋人同士になったミアとセブがデート中に一緒に歩いた場所のひとつ。全長453メートルのこの橋は100年以上前に建設され、クラシックなボザール様式のアーチが美しい。
エンジェルズ・フライト鉄道/ケーブルカー
ミアとセブがキスを交わすケーブルカーは、ダウンタウンのヒル・ストリートにあるエンジェルズ・フライトという名の、ランドマークに指定されているケーブルカー。1901年~1996年まで市民の足として愛されたが、現在は安全上の理由で運行停止。映画の撮影のために、特別に稼働された。
このケーブルカーの乗り場から道を渡ってすぐのグランド・セントラル・マーケットも、映画の中にちらりと登場する。(女子旅プレス/modelpress編集部)
「ラ・ラ・ランド」ストーリーあらすじ
夢追い人が集まる街ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミア(エマ・ストーン)は女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日、ミアは場末のバーでピアノを弾くセバスチャン(ライアン・ゴズリング)と出会う。彼はいつか自分の店を持ち、本格的なジャズを思う存分演奏したいと願っていた。やがて2人は恋におち、互いの夢を応援し合うが、セバスチャンが生活のために加入したバンドが成功したことから、2人はすれ違い始める―。
情報:ニッポンプランニングセンター
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