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長崎・熊本「潜伏キリシタン」世界遺産に、日本国内22件目の登録

長崎・熊本「潜伏キリシタン」世界遺産に、日本国内22件目の登録

中東・バーレーンで開催された「第42回ユネスコ世界遺産委員会」にて「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に正式登録された。国内の世界遺産としては6年連続、22件目の登録となり、熊本県内では2015年に登録された「明治日本の産業革命遺産製鉄・製鋼、造船、石炭産業」に次ぐ2件目となる。

﨑津集落(提供画像)
﨑津集落(提供画像)
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、熊本県と長崎県の6市2町(熊本県天草市、長崎県長崎市、佐世保市、平戸市、五島市、南島原市、新上五島町、小値賀町)に所在する12資産で構成。

﨑津協会(提供画像)
﨑津協会(提供画像)
構成資産の一つである「天草の﨑津集落」では、キリスト教禁教期に仏教、神道、キリスト教が共存し、あわびやタイラギの貝殻の内側の模様を聖母マリアに見立てて崇敬するなど、漁業を生業とする集落特有の信仰形態が形成された地域で、現在でも、江戸時代後期に潜伏キリシタンが検挙された事件「天草崩れ」の舞台となった「﨑津諏訪神社」や、潜伏キリシタンとして信仰を続けた信者から寄付された土地に建てられた「旧﨑津教会跡地」が存在。
﨑津諏訪神社(提供画像)
﨑津諏訪神社(提供画像)
また禁教期に信仰を継続した信仰指導者の家である「水方屋敷跡」には、潜伏キリシタンの信仰対象となったアワビやタイラギの貝殻のほか、メダイ(メダリオン)や十字架、和鏡などが保管されており、「禁教期にも関わらずひそかに信仰を継続した長崎と天草地方における潜伏キリシタンの独特の文化的伝統」と評価された。(女子旅プレス/modelpress編集部)

情報:熊本県知事公室広報グループ

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﨑津集落(提供画像)
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