【インテリア好きが集う】ここだけでしか出合えない古道具や食器に出合える蚤の市
毎年、春と秋に開催される「代官山 蚤の市」。代官山駅から徒歩5分の「代官山T-SITE」の駐車場やポップアップスペースに、フランスに縁のある商品のみが厳選されて並ぶ、まさにパリの雰囲気を感じられる蚤の市です。2024年5月14日・15日に開催したイベントでは、アンティーク、ブロカントスタイルの家具や器に古着まで、全国から魅力的なショップが集合しました。
代官山 蚤の市の魅力とは?
年に2回、代官山T-SITEにて開催される「代官山 蚤の市」。ここに並ぶものは、全てフランスに由縁のあるものに限られていて、そういったこだわりが、一層、パリの蚤の市の雰囲気を感じさせてくれます。50を超えるショップが出店しているのですが、そのお店を一気に、1日で見ることができるのが蚤の市の最大の魅力です。今回で、すでに21回目を迎えた「代官山 蚤の市」。すっかり定番のイベントになっており、この日も開場前からすでに行列ができるほどで、人気の高さがうかがえました。
各ブースのディスプレイにも個性があり、それを見て回るのも楽しみの一つ。
器から、家具、雑貨、小さなテントを超えて広がる、アンティークやブロカントは圧巻で、実店舗で見るのと、また違ったものに感じられたりするので、蚤の市ならではの出会いがあるかもしれません。 時代や国境を超えて愛される品々は、心を惹きつける何かがあると感じずにはいられない。素敵な出会いと、ご縁を感じながら、是非、代官山 蚤の市を楽しんでほしいです。
時代を超えて愛される雑貨・家具を揃えるお店をご紹介
「Tsubame Märkt(ツバメ・マルクト)」 吉祥寺に実店舗のある「Tsubame Märkt(ツバメ・マルクト)」。19世紀前後のフランスの古いアイテムをメインに取り扱うお店です。カテゴリーに拘らず店主さんが、チャーミングだと感じるものを買い付けているそう。目に飛び込んできた、かわいい鳥のポットは、1950年ごろよりパテを入れる容器として作られたMichel Caugant(ミシェル・コーガン)の「テリーヌポット」。テリーヌポットコレクターの間で大変人気になったコレクションです。カラフルな鴨、アヒルがとても愛らしいです。
「North6 Antiques(ノースシックス アンティーク)」 千葉県松戸市にてアンティーク家具をメインに販売している「North6 Antiques(ノースシックス アンティークス)」。通常は予約制で営業されているお店です。フランスなどヨーロッパ各地から厳選されたアンティーク家具は、カウンターや店舗什器のような大型なものから、暮らしに取り入れやすい小ぶりな雑貨まで幅広く取り扱っています。 会場内でも、ひときわ目を引いたのは、圧巻の家具のディスプレイでした。予約をしなければ見ることのできない家具を、一気に見られるのは嬉しいですよね。
家具だけではなく、一緒にさりげなく並べられた食器や小物も、物語がありそうで、家具となじんでいて素敵でした。
「monter(モンテ)」 群馬県伊勢崎市に実店舗のある「monter(モンテ)」。長い年月を経て、大切に使われてきたブロカントをメインに、ジャンルを問わず、店主さんの心に留まった物だけを、厳選し、ディスプレイ雑貨から、小さめの家具まで幅広く取り扱っています。
アンティークリネンや、カトラリーなどの小物類も美しく、手に取りやすい価格なのも嬉しい。
愛くるしいアンティークのぬいぐるみ
蚤の市に訪れると、必ず、この誘惑が待っています。そう、ぬいぐるみ。時代を超えて、この場所にいるぬいぐるみ。そう思うだけで、なんだかとても魅力的です。唯一無二を感じさせる存在感は、圧倒的です。赤いズボンの黒猫ちゃんも、とても目立っていました。年代不明みたいですが、いつの時代にいてもおかしくない不思議な魅力がありますよね。 アンティークのぬいぐるみと言えば、やはり、テディ・ベア。いろんな表情が愛くるしくて、ずっと眺めてしまいます。蚤の市では、あちこちに、かわいいベアがたくさん。思わず連れて帰りたくなる、そんな運命的な出会いもあるかもしれません。
古い手紙や絵画や版画、アンティークの紙ものも
器、家具、ぬいぐるみなどに隠れてしまいがちですが、実は、紙ものも充実している蚤の市。古い手紙や楽譜、雑誌の1ページやポスターなど、インテリアとして楽しめそうなものがたくさんあります。「芸術の都」と呼ばれる、フランス。今でも、モンマルトル地区などでは、街中にアーティストがたくさんいます。絵を描いてくれたり、絵やイラストを販売していたり…。そんな雰囲気をそのまま、蚤の市の会場でも感じられました。
お菓子や、花も揃っています
代官山蚤の市では、お菓子やお花のショップもあります。写真は、バスクチーズケーキや、フレンチパイなど、フランスバスク地方の伝統菓子も販売されている「MYRTEN(ミルテ)」。包み紙やパッケージもアンティークの雰囲気を漂わせていて素敵でした。フランスの田園風景を思わせる優しい色合いの植物のセレクトがとても印象的な店「Lhotse」。対照的に、色鮮やかで、パリの街中で見かけるような花屋さんもありました。どちらもそれぞれフランスの雰囲気を感じられるのが嬉しい。
【番外編】戦利品のご紹介
編集スタッフが選んだのは、美しくて、実用的なスープ皿。同じタイプのものを数枚、比較してみましたが、それぞれ色が微妙に違う。そこがまたアンティーク品の魅力です。好みの物を選ぶのも楽しい時間でした。そして厳選に厳選を重ねた戦利品ですが、今回は、一目惚れの一枚に決定。リュネヴィル窯のロレーヌ十字のお皿で、ナポレオン3世の妻ウジェニー皇后を示す「L'imperatrice」と呼ばれるシリーズです。ロレーヌ地方のシンボルであるロレーヌ十字、アザミ、アレリオン(クチバシと足のない王冠鷲)がデザインされており、品位を感じられるのが魅力です。それと、リネンのクロスをゲットしました。代官山蚤の市は、予算を決めて行くことをおすすめします。さもないと、永遠に欲しいものが…なんてことも。
次回は、秋に開催予定
いかがでしたか?蚤の市の魅力が少しでも伝わったら嬉しいです。初心者の方でも気軽に楽しめる、アンティークの魅力がぎゅっと詰まった2日間。また、秋に開催予定です。是非、今後も、代官山T-SITEのイベントサイトをチェックしてみてください。writer / sumire. photo / sumire.
※記事の内容(本文・画像など)に関しては、許諾を得て掲載しております。
【Not Sponsored 記事】