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北陸随一の湯処「山中温泉」で紅葉と調和する景観自慢の橋めぐり

北陸随一の湯処「山中温泉」で紅葉と調和する景観自慢の橋めぐり

東京から新幹線で約3時間強、北陸随一の湯処である山中温泉。紅葉シーズンは温泉街を流れる鶴仙渓(かくせんけい)が赤や橙の紅葉で彩られ、湯の郷の魅力をいつも以上に高めています。この地を散策するなら、鶴仙渓に架かるこおろぎ橋、あやとり橋、黒谷橋の3つの景観自慢の橋は外せません。

北陸随一の湯処「山中温泉」で紅葉と調和する景観自慢の橋めぐり/こおろぎ橋/画像提供:(一社)山中温泉観光協会・旅館協同組合
北陸随一の湯処「山中温泉」で紅葉と調和する景観自慢の橋めぐり/こおろぎ橋/画像提供:(一社)山中温泉観光協会・旅館協同組合

紅葉と調和した山中温泉の橋めぐり



まずご紹介したいのが山中温泉を代表する名勝地と言われる、総檜造りのこおろぎ橋。橋の名称は、かつて行路がとても危険だったことから「行路危(こうろぎ)」と呼ばれていたからとも、秋の夜長にこおろぎが鳴いていたことに由来するとの説も残されています。

こおろぎ橋/画像提供:(一社)山中温泉観光協会・旅館協同組合
こおろぎ橋/画像提供:(一社)山中温泉観光協会・旅館協同組合
橋をのんびり歩いて川のせせらぎを聞きながら風情ある紅葉を眺めたり、渓谷を挟んで真っ赤な紅葉同士を繋ぐように架かる橋を俯瞰で眺めるのもおすすめ。

こおろぎ橋から徒歩3分ほどの場所に、乗用車22台、大型車2台まで駐車可能なこおろぎ橋駐車広場も整備されているので、少し遠方の宿をとっている方は観光時に車を停められて便利ですね。

こおろぎ橋だけじゃない!あやとり橋&黒谷橋も見逃せない



鶴仙渓で最も下流部に架かる黒谷橋は、昭和10年に造られた重厚な石造りの橋で、かつて松尾芭蕉もここを気に入って「行脚の楽しみここにあり」とその魅力を称賛したほど。小松・那谷寺へと続く橋でもあり、昔、木造の橋が架けられていた時代から多くの旅人たちを送り出してきました。

そして、こおろぎ橋と黒谷橋のちょうど中間に架かるのが、紅紫色をしたあやとり橋です。こちらは、草月流家元の勅使河原宏氏が「鶴仙渓を活ける」というコンセプトでデザインした、なだらかなS字カーブを描く全長94.7メートルの歩行者専用の橋で、橋の袂には毎年4月~10月の期間限定で川床がオープン。

瑞々しい緑に映える野点傘/画像提供:山中温泉観光協会・旅館協同組合
瑞々しい緑に映える野点傘/画像提供:山中温泉観光協会・旅館協同組合
川床ロール/画像提供:山中温泉観光協会・旅館協同組合
川床ロール/画像提供:山中温泉観光協会・旅館協同組合
瑞々しい緑に映える真っ赤な野点傘の下、山中出身の和の鉄人・道場六三郎氏が監修した冷製抹茶しるこや川床ロールといった和スイーツと加賀棒茶を頂きながら、なんとも風流なひとときを過ごせるんです。

いかがでしたか?

今回ご紹介したこおろぎ橋、あやとり橋、黒谷橋はそれぞれ橋の素材が異なるため、紅葉とマッチした景観もそれぞれ違った趣があります。

芭蕉が生きた時代から愛される温泉地を訪れる際には、風情ある3つの橋をぜひ自分の足で巡ってみてくださいね。(女子旅プレス/modelpress編集部)

こおろぎ橋



住所:石川県加賀市山中温泉こおろぎ町
電話番号:0761-78-0330(山中温泉観光協会)

※記事は女子旅プレスの調査及び主観に基づくものであり、店舗のサービスが保証されるものではありません。

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