山口「星野リゾート 界 長門」カフェ併設の温泉旅館 “藩主の御茶屋屋敷”がテーマ

提供:女子旅プレス

12日、山口県・長門湯本温泉に星野リゾートの温泉旅館「星野リゾート 界 長門」が開業した。施設テーマは「藩主の御茶屋屋敷」で、伝統技工を活かした客室、温泉、宿泊者以外も利用できる「あけぼのカフェ」などを備える。

星野リゾート 界 長門/画像提供:星野リゾート
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界ブランド16施設目となる「星野リゾート 界 長門」



星野リゾート 界 長門/画像提供:星野リゾート
星野リゾートが全国展開する温泉旅館ブランド「界」の16施設目となる「界 長門」は、長門湯本温泉の中心を流れる音信川(おとずれがわ)にかかる曙橋のたもとに位置。

星野リゾート 界 長門/画像提供:星野リゾート
県内には多くの武家屋敷が現存し、長門湯本温泉へ湯治に訪れていたとされていることから、藩主を癒やした温泉街で武家文化を体現した「藩主の御茶屋屋敷」をテーマに、ロビーや客室など随所に、この土地に古くから根付く文化を感じられる設えを取り入れ、地域の伝統文化や工芸の体験サービス「ご当地楽」にも、このエリアの特徴でもある赤土から作られた赤間硯を使用するなど、地域色溢れる造りとした。

客室:四季折々の景色で彩られるご当地部屋



星野リゾート 界 長門/画像提供:星野リゾート
山口県の武家文化を生かした客室は、藩主が休む寝台をイメージ。山口県の伝統工芸「徳地和紙」「萩焼」「萩ガラス」「大内塗」、「窓から見える四季折々の景色」の“五彩”を取り入れたデザインが特徴。窓の向こうには、音信川沿いに咲く春の桜や、紅葉で色づく秋の山々など、四季折々の景色が広がる。
星野リゾート 界 長門/画像提供:星野リゾート
徳地和紙のベッドボード/画像提供:星野リゾート
星野リゾート 界 長門/画像提供:星野リゾート
一段高く誂えた寝台のベッドボードには、室町時代より800年以上も続き、山口県の無形文化財に指定されている「徳地和紙」を使用。寝台が華やかになるような色合いに染めた和紙を設えた。
星野リゾート 界 長門/画像提供:星野リゾート
星野リゾート 界 長門/画像提供:星野リゾート
また、段違いの棚が設置された床の間には、古くは茶の湯で使うための陶器として使われていた焼き物「萩焼」を設置する。
田原崇雄氏作/画像提供:星野リゾート
坂倉善右衛門氏作/画像提供:星野リゾート

食事:旬の味覚を使った季節の会席料理



星野リゾート 界 長門/画像提供:星野リゾート
半個室の食事処では、地域ならではの旬の食材をいかした会席料理を、意匠を凝らした器とともに提供。

山口県はイカの摂取量が全国第二位を誇り、甘みが強く肉厚で柔らかいのが特徴。そんなイカを先付やお造りで堪能できるだけでなく、酢の物・八寸・お造りを一緒に盛り合わせた華やかな「宝楽盛り」には、萩焼の器と桶を使い、意匠を凝らして仕上げる。
星野リゾート 界 長門/画像提供:星野リゾート
桶は、山口県内で唯一の桶職人であり、公益社団法人国土緑化推進機構が定める「森の名手・名人」に選定された坂村昇氏により作られた逸品。山口県の名産品の数々を職人の技巧が光る器で味わうことができる。

宿泊者以外も利用できる「あけぼのカフェ」



星野リゾート 界 長門/画像提供:星野リゾート
「界 長門」では、長門湯本温泉街のそぞろ歩きがてら、宿泊者以外も利用可能な、界ブランドで初めてのカフェ「あけぼのカフェ」を併設。

星野リゾート 界 長門/画像提供:星野リゾート
このカフェでは、山口県オリジナルの柑橘の一種「長門ゆずきち」や、海外から日本に持ち込まれ、山口県で最初に栽培されたと言われる「夏みかん」のジャムを使ったどらやきと、各種ドリンクを提供。湯上りにぴったりな長州地サイダー、ちょんまげビールといったご当地ドリンクも味わえる。(女子旅プレス/modelpress編集部)

「星野リゾート 界 長門」概要



開業:2020年3月12日(木)
所在地:山口県長門市深川湯本字平町2229-1他
客室数:40室(本館30室 別館10室)※別館は全室温泉露天風呂付客室
敷地面積:5,496.82平方メートル 階数:地上4階
付帯設備:ロビー、食事処、トラベルライブラリー、ショップ、湯上がり処、あけぼのカフェ、大浴場(男女別、露天風呂各1、内風呂各2)
料金:1泊 22,000円~(2名1室利用時1名あたり、サービス料込・税別、夕朝食付)
アクセス:JR新山口駅より車で約60分、山口宇部空港より車で約90分

情報;星野リゾート

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