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【山梨】東京から電車で! 片道1410円から楽しめる「安近短」の穴場スポット3選

【山梨】東京から電車で! 片道1410円から楽しめる「安近短」の穴場スポット3選

実は東京のすぐ隣にある山梨。都内から在来線で気軽に行けて、交通費も現地の体験もリーズナブルな安近短の穴場を、やまなし大使でもある旅行ガイドが3つ紹介します。

実は東京に隣接している山梨。少し時間はかかりますが、電車の時刻をうまく合わせれば、都内から在来線だけで気軽に行ける場所も結構あります。しかも交通費が安いだけでなく、現地での体験がリーズナブルなうれしいスポットも。そんな山梨の安近短な穴場を、やまなし大使でもある旅行ガイドが3つ紹介します。

山梨の安近短スポット1:浮世絵と同じ景色を見上げる「猿橋」(大月市)

最初に紹介するのは、大月市の桂川に架かる「猿橋」。実はここ、岩国の錦帯橋、木曽の棧と並ぶ日本三奇橋の1つなんです。橋の見学はもちろん無料。最寄りはJRの猿橋駅で、新宿から中央線で約90分。片道1410円。駅からは歩いて約20分ほどです。

長さ約31mの橋ですが、橋脚が1本もなく、両岸から突き出した四層のはね木だけで支えていて、なんとも不思議な形をしています。

橋の上から渓谷を見下ろすだけでもきれいなのですが、ぜひ体験してほしいのが、桂川でボートにのる「猿橋遊覧」。川面から見上げる猿橋は、上から眺めるのとはまた別の趣。しかもこの景色、歌川広重が描いた『甲陽猿橋之図』と同じアングルなのです。「関東の高千穂峡ですよ」とガイドさん。しばし非日常の世界に浸れます。

所要時間は30分ほどで、大人2000円とこの体験にしてはかなりお得。通年運航で、満月の前後にはナイトツアーも実施しているそう。季節をかえてリピートする楽しみもあります。

橋の周りには散策コースも整備されているので、のんびり歩くのも気持ちがよく、橋の近くには大月名物の厚焼木の実煎餅を売る栄月製菓や、クラフトビール「猿橋ラガー」が飲める店もあり、ほっとひと息つけます。

少し歩けば大月市郷土資料館(入館無料)があり、橋の構造や大月の歴史も分かります。

・猿橋/猿橋遊覧
住所:山梨県大月市猿橋町猿橋
アクセス:JR猿橋駅から徒歩約20分
料金:橋の見学は無料、猿橋遊覧は大人2000円、子ども(3歳~小学生)1000円、要予約

山梨の安近短スポット2:入館420円で未来に触れる「山梨県立リニア見学センター」(都留市)

続いては、都留市にある「山梨県立リニア見学センター」。山梨リニア線のすぐ脇に建つ県立の見学施設です。リニアの工事は遅れていますが、開通すれば山梨から各所へのアクセスがぐっと便利になるので、山梨生まれの1人として期待しているところ。

JRの最寄り駅は大月駅で、新宿から在来線で90分前後、1410円。特急なら約1時間。大月駅からはバスで約15分です(※バスは本数が限られているので、時刻表は先にチェックしておいてください)。あるいは、富士急行線の禾生駅から徒歩約20分、田野倉駅から徒歩約25分です。

1階では、試験車両実物がどーんとお出迎え。中に入って座席も見られます。2階はリニアが浮いて走る仕組みを体験しながら学べるフロアで、ミニリニアの乗車コーナーは子どもはもちろん大人にも人気。

個人的に一番興奮したのは、スタッフが目の前で見せてくれる超電導の実験です。3階には時速500kmの走行を映像と振動で体感するシアターと、全長17mの大型ジオラマも。見学を終えるころには、なんだか未来が楽しみになってきます。

そして同館を訪れるなら、ぜひ狙ってほしいのが走行試験の日です。毎週金曜の夕方に翌週分の予定が公式Webサイトに出ます。目の前を本物のリニアが走り抜けていくと、「未来」が急に現実味を帯びてきますよ(※走行試験は行われない日があるほか、走行試験日でも急遽、予定を変更する場合もあります)。

これだけ充実していて入館料は420円。すぐ近くには「道の駅つる」もあるので、帰りに寄り道して食事や買い物を楽しむのもおすすめです。

・山梨県立リニア見学センター
住所:山梨県都留市小形山2381
入館料:一般420円、高校生310円、小中学生200円(※2027年4月1日より入館料が改正されます。詳しくはリニア見学センターのHPをご確認ください)
開館:9:00~17:00(入館16:30まで)、月曜休館(祝日の場合は翌日)
アクセス:JR大月駅から富士急バス「リニア見学センター」行きで約15分、富士急行線禾生駅から徒歩約20分・田野倉駅から徒歩約25分

山梨の安近短スポット3:100銘柄以上を試飲できる「勝沼ぶどうの丘」(甲州市)

最後は少し足をのばして、JR勝沼ぶどう郷駅へ。新宿からは在来線だと約2時間、2090円。特急を使えば90分ほどです。

改札を出ると、正面の丘の上に見えるのが「甲州市勝沼ぶどうの丘」。駅から歩いて20分ほどありますが、ぶどう畑を眺めながらの散歩はなかなか楽しいですよ。名前のとおり360度ぶどう畑に囲まれた高台にあって、眼下に広がるぶどう畑と甲府盆地の眺めは、個人的にもお気に入り。なお、この一帯のぶどう畑の風景は、「葡萄畑が織りなす風景」として日本遺産にも認定されています。

勝沼といえば、日本を代表するぶどうとワインの産地。ここには、甲州市推奨の100銘柄以上のワインが並ぶ地下ワインカーヴがあります。

しかも見るだけではありません。「タートヴァン」という試飲用の器(2200円)を買えば、どれでも試飲OK。しかも、当日中なら何度でも出入り自由。一度にいろいろなワイナリーの味を飲み比べられるのは、ワイン好きにはたまりませんよね。時間がないときやお目当てのワイナリーがお休みのときにも重宝します。

ほかに展望ワインレストランもあり、甲府盆地から南アルプスまでを一望しながら、勝沼ワインに合わせた料理が楽しめます。昼はぶどう畑、夕方からは盆地の夜景と、景色が移り変わっていくのも見ものですよ。温泉「天空の湯」もあります(改修工事のため2026年10月13日から2027年3月末まで休館予定)。

・勝沼ぶどうの丘
住所:山梨県甲州市勝沼町菱山5093
地下ワインカーヴ:タートヴァン2200円(税込)、9:00~17:30、当日出入り自由
アクセス:JR勝沼ぶどう郷駅から徒歩約20分

3スポットとも中央本線沿いなので、複数を組み合わせてまわることも可能。また、新宿からは京王線を組み合わせると交通費をさらにおさえられます。ぜひ気軽に山梨を楽しんでみてください。

古屋 江美子プロフィール

子連れ旅行やおでかけ、アウトドア、習い事、受験などをテーマにウェブ媒体を中心に執筆。子ども向け雑誌や新聞への取材協力・監修も多数。これまでに訪れた国は海外50カ国以上、子連れでは10カ国以上。All About 旅行ガイド。


執筆者:古屋 江美子(ライター)


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