新クルーズ船「AMANE」2027年春に就航 東京湾を“庭”に見立てた上質な船上空間に
日本郵船による新クルーズ船「AMANE(海音)」が、東京湾で2027年春に運行を開始する。トータルデザインはインテリアデザイナーの片山正通氏が率いる「Wonderwall」が担当。東京湾を“庭”に見立てた、水上に浮かぶ邸宅のような船上空間が広がる。
東京湾を庭に見立てた邸宅のような船上空間
「AMANE」は、東京湾で36年にわたり多くの人々に愛されてきたレストラン船「LADY CRYSTAL(レディ クリスタル)」の後継船として誕生。1885年の創業以来、約140年にわたって日本の海上輸送を支えてきた日本郵船の新たな取り組みの拠点となる。
デザインを手がけたWonderwallは、日本郵船が紡いできた客船文化の歴史や旧岩崎邸庭園に着目し、「庭園としての東京湾」というコンセプトを導き出した。東京湾を庭に見立て、水上に浮かぶ邸宅のような船上空間を構想。日本古来の精神を大切にしながら西洋の様式や技術を調和させてきた「和魂洋才」の思想を、現代の船上空間として再解釈している。
アートが彩る贅沢な各フロアの空間設計
全長約48.0m、全幅約9.5m、総トン数約480トンの船内は、曲線を生かした美しいデザインが特徴。1F廊下にはアーティスト・山口幸士氏の作品5点が展示され、邸宅を巡るようにアートに触れられる。メインダイニングは、日本建築に由来する格天井を取り入れた開放的な空間に仕上げられた。
2Fのバーラウンジは海風を感じられる船尾側に配置し、開放できるガラス面により、海風を感じながら過ごすことも、ガラス越しに東京湾の風景を楽しむこともできる。船首側の個室は、室内と外部が連続する構成とすることで、着席での会食に加え、立食や複数テーブルでの利用も可能。また6名用の個室が2室用意され、各個室から個室前のデッキへ直接出ることができる。
3Fのフライング・デッキは、「庭園としての東京湾」というコンセプトを最も開放的に体感できる場所。海上ならではの風、光、視界の広がりを取り込み、眺望を楽しむ場であると同時に、パーティーやレセプションにも対応できる空間として仕上げられている。
各界のプロフェッショナルとの共創による新たなクルーズ体験
同プロジェクトでは、タイソンズアンドカンパニーの寺田心平氏が陸上から船上まで一体となった顧客体験を設計。定員約90名(着席時)の規模を活かし、個室へのバトラーによるきめ細やかなサービスや、国産の旬を取り入れたフレンチのコース料理を提供する。
また、日本郵船グループ初となる水素燃料電池システムを搭載した環境配慮型のハイブリッド型電気推進船でもあり、従来の船に比べて振動や騒音、燃料特有の臭いを大幅に低減。静かで快適な船内空間を実現している。(女子旅プレス/modelpress編集部)
【新クルーズ船「AMANE」概要】
就航予定:2027年春
全長:約48.0m
全幅:約9.5m
喫水:約2.1m
総トン数:約480トン
定員:約90名(着席時)
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