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“サナ売れ”効果でうれしい悲鳴! 名古屋土産「なごや天麩羅」が爆売れ中、一体なぜ!? どんなお菓子?

“サナ売れ”効果でうれしい悲鳴! 名古屋土産「なごや天麩羅」が爆売れ中、一体なぜ!? どんなお菓子?

名古屋土産の大定番といえば「ゆかり」。しかし、同じ海老せんべいの「なごや天麩羅」が今、爆売れで何と売れ行き10倍に! なぜこんなに売れているのか? ことの経緯をふり返るとともに商品の魅力を探ります! ※写真:筆者撮影

高市早苗首相が2026年1月5日、伊勢神宮の参拝に向かう際に食べたとされるおやつが一躍話題となっています。注目の商品は坂角総本舖の「なごや天麩羅」。名古屋駅のお土産売場で人気ナンバー1の海老せんべい「ゆかり」の姉妹商品です。

高市首相の笑顔とともにSNSで拡散

話題の発端は愛知県議会の寺西睦(むつみ)議員がSNSにアップした投稿でした。名古屋駅で高市首相を出迎え、近鉄電車に乗り込んだところで見送ると、首相が窓越しに海老せんべいの袋を手ににっこり。「とてもチャーミングだったので、スマホで撮影した動画を私のSNSに投稿しました。するとたちまち拡散されたのです」と寺西議員は言います。
実は海老せんべいは寺西議員が贈ったものではなく、JRから近鉄へ乗り換える移動中に誰かが渡したのではないか、とのこと。しかし、思いもよらず首相が手にするお菓子に注目が集まり、「坂角じゃないですか」「ネットで注文しました」「海老せん買いたいです!」などのコメントやリポストが相次いだのです。さらにこれを複数のネットニュースが取り上げ、反響は加速度的に大きくなっていきました。

「その日の夕方に各方面から『坂角さんの商品が話題になっているよ』と教えていただき、寺西先生のインスタグラムを見ると、『なごや天麩羅』を手にする高市首相の写真がアップされていて、びっくりしました」と言うのは坂角総本舖の広報担当者。

「ゆかり」ではなく無名の商品だったからこそ話題に

おなじみの「ゆかり」はPLUSTA名古屋中央で売上トップの座に君臨するナンバー1名古屋みやげ。「坂角ってゆかり以外のお菓子も作っているんだ、と知ってもらえたことがうれしい」と広報担当者
おなじみの「ゆかり」はPLUSTA名古屋中央で売上トップの座に君臨するナンバー1名古屋みやげ。「坂角ってゆかり以外のお菓子も作っているんだ、と知ってもらえたことがうれしい」と広報担当者


これほど話題になったのは、実は「なごや天麩羅」があまり広く知られていない商品だったからだと筆者は考えています。

坂角総本舖といえば名古屋土産の大定番「ゆかり」がメジャーです。対して「なごや天麩羅」は2019年に発売し、販売はJR名古屋駅の「PLUSTA」(旧キヨスク)のみ。坂角総本舖のオンラインストアでの取り扱いもありません(PLUSTAのオンラインストアで5枚入・10枚入のみ販売)。

「坂角の商品のようだけどあれは何?」と見る人の興味をくすぐったことが、バズった大きな要因の1つだと思われます。

“サナ売れ”効果でうれしい悲鳴

“サナ売れ”効果は絶大。特に高市首相が手にした2枚入の売れ行きは何と通常の10倍に! その他の5枚入・10枚入も大きく売上を伸ばしていると言います。

「これまでも青柳総本家の餅ういろうや、ぴよりん関連商品など、ネットで話題になって売れ行きが急増したケースはありますが、今回の『なごや天麩羅』の爆発力はピカイチです」とPLUSTAを運営するJR東海リテイリング・プラスの担当者も驚きを隠せません。

現在はJR名古屋駅中央コンコースのPLUSTA名古屋中央のみで販売
現在はJR名古屋駅中央コンコースのPLUSTA名古屋中央のみで販売


坂角総本舖の広報担当者も「増産体制をしいて何とか供給するのに必死な状況です。これまではJR名古屋駅構内の複数店舗で販売していたのですが、現在は中央コンコースのPLUSTA名古屋中央に供給を集中させています」とうれしい悲鳴を上げるほどです。

お土産の定番・ゆかりとの違いは?

さて、今回の現象についてはさまざまなネットニュースで取り上げられていますが、肝心のなごや天麩羅はどんな商品なのでしょう。

主原料はゆかりと同じく天然海老。その比率は、ゆかりが1枚につき7割のところなごや天麩羅は実に8割。よりぜいたくに海老の香りや味わいを閉じ込めています。

また、ゆかりが鉄板と網で二度焼きするのに対して、なごや天麩羅は名前の通り揚げています。これによって、ゆかりのバリッと力強い歯ごたえに対して、なごや天麩羅はパリパリ軽く小気味よい食感を楽しめます。

見た目はほぼゆかりと同じ。一番の違いは食感でパリッと軽やか。価格は1枚当たり100~110円と、ゆかりの1枚当たり約86円(8枚入691円の場合)より少し高い
見た目はほぼゆかりと同じ。一番の違いは食感でパリッと軽やか。価格は1枚当たり100~110円と、ゆかりの1枚当たり約86円(8枚入691円の場合)より少し高い


「風味はぜいたくですが、食感が軽いのでお子さまからお年寄りまで幅広い方にお土産として贈りやすい。また2枚入もあるので、電車内でビールのおつまみにと手軽にお楽しみいただけます。ゆかりと一緒に食感や香りを食べ比べてみるのもおすすめです」(坂角総本舖担当者)

筆者も以前からなごや天麩羅のファン。ビールのお供として自分用に買うこともありますし、あえて名古屋の人への手土産に買うことも。名古屋人でゆかりを食べたことがない人はほぼいないので、ゆかりの坂角が出しているゆかりそっくりの商品なのに違うおいしさがある、という意外性を楽しんでもらえるのです。さらに今なら話題性もあってより喜ばれること請け合いです。

知る人ぞ知る、そして本当においしい名古屋銘菓に光が当たるのはうれしいサプライズ。名古屋に訪れる人も、名古屋から他府県へお出掛けする人も、名古屋駅でしか買えないお土産を手に入れ、味わったり、受け取った人の反応を楽しんでみたりしてください。

大竹 敏之プロフィール

愛知県常滑市出身。大学卒業後、名古屋の出版社に勤務し、その後フリーライターとして独立。雑誌や新聞、Webメディアなどに名古屋の情報を発信する。著書は『間違いだらけの名古屋めし』(ベストセラーズ)『名古屋の喫茶店 完全版』(リベラル社)など多数。


執筆者:大竹 敏之(名古屋ガイド)


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