新宿「東急歌舞伎町タワー」内部公開 “1席4,500円”プレミアム映画館にZepp、ホテルや飲食まで網羅
東京・新宿歌舞伎町に4月14日(金)に開業する複合施設「東急歌舞伎町タワー」が、メディア向けに先行公開された。地上48階建て、エンターテインメント施設、飲食、ホテルなどが入居し、“エンタメシティ”歌舞伎町にふさわしい新拠点として街に新たな賑わいを創出する。
歌舞伎町らしさ溢れる新コンプレクスタワー「東急歌舞伎町タワー」
「東急歌舞伎町タワー」は高さ約225メートル、地上48階・地下5階・塔屋1階で構成される高層複合施設。48階のフロア構成を大まかに分けると上半分がホテル、下半分が映画館・劇場・ライブホールなどのエンターテインメント施設となっている。
建築デザインの外装は歌舞伎町に流れる水源を表す文様「青海波」を取り入れ、常に流れ続ける水のように優雅な姿を表現。シネシティ広場に面した外壁に約200平米の屋外ビジョンを取り付け、様々な映像コンテンツを発信する。
タワー内のさまざまな箇所において、歌舞伎町とゆかりのある26組の作家のアート作品を展示するほか、2014年末に閉館した新宿ミラノ座のモチーフをアートやデザインの中に落とし込み、過去の記憶を継承していく。
また空港から歌舞伎町への直接のアクセスを叶える空港連絡バスも運行。”好きを極める場”の創出をコンセプトに掲げ、街の核となる都市観光拠点として、隣接するシネシティ広場と一体となって賑わいを創出していく。
1~2階には飲食店が集中
低層階は主に飲食店が集まり、1階にはビーフダイニング「和牛特区」、北海道プレミアムフード&ドリンク「BON LUMIERE」などの飲食テナント、2階にはネオン煌めく歌舞伎町らしい空間で日本全国の地域料理やB級グルメなどを味わえるフードホール「新宿カブキhall~歌舞伎横丁」が誕生。
1階モダンメキシカン「KABUKI BURGER & TACOS」は、黒毛和牛の雌牛100%のパティを使用したハンバーガーとタコスがメインの店。
バーガーメニューの1つ「チーズバーガー」は、黒毛和牛パティ、濃厚なレッドチェダーチーズ、トマト、レタスに、フォンドボーベースのこがし醤油が香るソース、サウザンソースを加え、表面をカリッと焼いたバンズでサンド。パティはもちろんソースにまでこだわったグルメな美味しさだ。
シネシティ広場に面した「スターバックスコーヒー東急歌舞伎町タワー店」は、“コーヒーシアター”をコンセプトにデザインされた2フロア構造。
“コーヒーシアター”を表す要素として、まずビバレッジを注文するカウンターの天井部は、かつてこの地にあった新宿ミラノ座の記憶を受け継ぐシアター風のデザインを採用。
1階と2階をつなぐ階段の天井では、コーヒーチェリーの実が緑から赤に熟していくさまを表現した赤~緑色のグラデーションの布が揺れ、カフェ店内の壁面をコスタリカの自社農園やコーヒーチェリーの実のモザイクアートが彩っている。コーヒーとシアター、2つの要素を掛け合わせた“コーヒーシアター”を空間全体で表現した。
また、団体客の利用も想定し、広いソファ席を多く配した点も特長だ。
ダンジョン攻略アトラクション、観劇、音楽ライブにDJイベント…あらゆる遊びが集結
3階からはエンターテインメント施設が続き、バンダイナムコアミューズメントのゲーム・食・イベントなどが融合する新業態のアミューズメントコンプレックス「namco TOKYO」(3階)、ミッション攻略型のダンジョン攻略体験施設「THE TOKYO MATRIX」(4階)、ウェルネスエンターテインメント施設「EXSTION」(5階)が誕生。
6~8階の「THEATER MILANO-Za」は、新宿ミラノ座の名を受け継ぐ新劇場。総客席数約900席で、アーティストと観客が互いの鼓動、息遣いを感じられるような臨場感溢れるエンターテインメントを体感できる。
17階「JAM17 DINING & BAR(ジャムセブンティーン ダイニングアンドバー)」は、エンターテインメント施設フロアとホテルフロアを繋ぐちょうど中間の立ち位置の、ルーフトップテラスを備えたダイニング&バー。ホテルとまちを繋ぐ新たな社交場の役割を担い、イベントの場としても活用される。
地下には、新宿エリア最大級の収容人数1,500名規模のライブホール「Zepp Shinjuku (TOKYO)」が入居。JR新宿駅より徒歩7分とこれまでのZeppよりも都心の好立地にあり、加えてコンパクトなサイズ感だからこそアーティストとの距離が近く、臨場感や会場の熱気をより強く感じられる。
夜間時間帯は「ZEROTOKYO」となり、地下2階~地下4階の3フロア5エリアで構成される国内最大級のナイトエンターテインメント施設として、音楽・ DJイベントをメインに行う。
新宿エリア初の“3面ワイドビュー”を採用、ワンランク上の映画体験「109シネマズプレミアム新宿」
9階・10階に位置する、109シネマズの新ブランド「109シネマズプレミアム新宿」は、全8スクリーン・総席数752席、全席プレミアムシートを採用した高級路線の映画館。
シアター6において、正面・左右の壁に映像が投影される新宿初の3面ワイドビューシアター「ScreenX」を導入。故・坂本龍一氏が音響監修および楽曲提供を行い、最上の映像体験、音体験を提供する。
通常なら倍の席数を用意できる広い規模を有しつつも、あえて席数を絞っているため、ゆったりと寛いで映画鑑賞を楽しめる。
料金形態は、4,500円の「CLASS A」と6,500円の「CLASS S」の2種類。全てのプレミアムシートに荷物置き、傘置き、リクライニング機能を完備。全シアターの中央列を占める「CLASS S」のみ電動リクライニング機能、USB式充電装置も備えている。
それぞれの特色として、「CLASS A」には、上映1時間前よりウェルカムコンセッションと呼ばれるカウンターにてドリンクとポップコーンを好きなだけ楽しめるサービス付き。隣の「THE BAR」ではジャパニーズウイスキーや、季節によって変わるクラフトビールなどアルコールの注文も可能だ。
「CLASS S」では独立したプレミアムラウンジ「OVERTURE」を利用でき、都心のパノラマを眺めながらゆったりと鑑賞後のひと時を過ごすことができる。
グレードの異なる2つのホテル
上層階は、ラグジュアリー路線の高級ホテル「ベルスター東京」(97室)と、中価格帯のライフスタイルホテル「ホテルグルーヴ新宿」(538室)が5月19日(金)に開業。それぞれレストラン、バーも営業する。
「ホテルグルーヴ新宿」は各方面のエンターテインメントとのコラボレーションも行うホテルでもあり、その第一弾として、24階フロアを『エヴァンゲリオン』でジャックした「LIFESTYLE HOTEL EVA」を期間限定オープン。
作中の5名のパイロットをイメージしたコラボレーションルームに宿泊でき、アスカルームはオレンジ、レイルームはブルーと、各パイロットを連想させる色が基調となった空間にまとめられている。
「LIFESTYLE HOTEL EVA」宿泊特典としてイラストレーター・白根ゆたんぽ氏によるパイロットイラストをデザインしたオリジナルグッズのほか、ウェルカムスイーツとコラボレーションドリンク、朝食ボックス付きだ。
このほか「東急歌舞伎町タワー」では、屋外ビジョンと、屋外ステージ、シネシティ広場を一体活用し、今後スポーツ、映画、音楽イベントの展開も想定.。タワー利用者と歌舞伎町への来街者の両者をつなぐ、街の核となる都市観光拠点として運営していく。(女子旅プレス/modelpress編集部)
施設名称:東急歌舞伎町タワー
所在:東京都新宿区歌舞伎町一丁目29番1
用途:ホテル、劇場、映画館、店舗、駐車場など
階数:地上48階、地下5階、塔屋1階
高さ:約225m
開業:2023年4月14日
【Not Sponsored 記事】