1度行ったら何度でも!春旅におすすめの草津温泉お出かけスポット8選
「草津よいとこ、一度はおいで」と歌われる草津温泉は、毎分約3万2300リットルの温泉が自然湧出する日本屈指の名湯です。湯畑や湯もみと踊りショーなど、昔ながらの見どころはもちろん、最近は「裏草津地蔵」と呼ばれる新スポットも誕生して、足湯ならぬ手洗乃湯、顔湯などで草津の湯を全身で楽しめると話題です。また、標高約1,200メートルにある草津温泉は、実は高原リゾートとしても知られ、さまざまなアウトドアスポーツも充実しています。お湯よし、自然よしの草津温泉でこの春絶対行きたい8つのスポットをご紹介。
目次
草津温泉の新名所「裏草津」でユニークな温泉体験を楽しもう
「裏草津地蔵」とは、2022年1月にリニューアルした草津温泉で話題のスポット。名前の由来になったのは、広場の一角に建つ地蔵堂です。
地蔵堂の脇から湧き出す源泉は古くから「眼病に効く」と言い伝えられ、地元の人に大切に守られてきました。草津温泉の中心「湯畑」からも徒歩約5分程度なので気軽に散策を楽しめます。
今、草津温泉で続々と増えているのが手洗乃湯。そもそも草津温泉の泉質は酸性度が強く殺菌力が高いことで有名です。
手指の消毒が求められるこのご時世、アルコール消毒の代わりに利用してほしいと設置されたのが手洗乃湯。殺菌力の高い泉質だからこそできる、なんとも草津温泉らしい心遣いですよね。「裏草津地蔵」では足湯も併設されているので、手も足もきれいになってさっぱり。
手洗乃湯のすぐ近くに、ちょっと変わったボックスを発見。これは顔湯といって、箱の中を流れる地蔵源泉の湯気を顔に当て、お肌を活性化させるというもの。温かい湯気がふんわりと顔を包みこみ、リラックス効果もあり。ぜひ試してみて。
広場の中心にある歴史ある共同浴場「地蔵の湯」もリニューアルされ、貸切風呂「伝統湯地蔵」が新たに併設されました。
草津温泉の効能は広く知られ、「恋の病以外治せない病はない」なんて謳い文句が伝えられているほど。家族や友人などとも気兼ねなくじっくり温泉を楽しめるのがポイントです。
■貸切風呂「伝統湯地蔵」
住所:群馬県吾妻郡草津町草津299
電話番号:0279-88-1320
営業時間:9:00/10:30/12:00/13:30/15:00(利用時間は1時間単位)
休業日:水曜日
料金:1団体(10名程度まで)1時間3,500円(予約制)
「百年石別邸(ひゃくねんせきべってい)」で草津温泉の泉質を利用した不思議アートに挑戦!
地蔵堂の隣に、2022年に新設された木造の建物が「百年石別邸」です。建物の中には約10席ほどの作業スペースが設けられ、草津温泉でしか体験できない「百年石制作」が楽しめます。
「百年石って何?」と思った人も多いのでは。これは草津温泉の酸性の泉質を利用したアートのことです。
作り方はとっても簡単。石灰石にペンキで絵や文字を描くだけ。ペンキを乾燥させたのち、2日間温泉に浸けておくと、酸性度の高い温泉が石灰石を溶かし、ペンキで塗った絵や文字の部分だけが残って、立体的に浮かび上がってきます。
さらに2日間乾燥させてニスを塗ったらできあがり。制作から1週間ほどで発送してくれます。
絵はちょっと苦手という人も、お手本となる絵があるので大丈夫。所要時間は1時間ほどです。草津旅行の思い出に、世界で1つだけのアートづくりにチャレンジしてみては。
■百年石別邸
住所:群馬県吾妻郡草津町草津302-3
電話番号:0279-88-1320
営業時間:9:00~16:00(最終入館15:00)
休業日:水曜日
料金:1つ500円(送料別途・発送まで1週間程度)
地蔵高台広場にできたカフェ「月の貌」&「漫画堂」でひと休み
段々畑のような広場に季節の花や樹木が植えられ、晴れた日には日向ぼっこにもってこいの広場。それが地蔵高台広場です。高台にあるから眺めも抜群。
その地蔵高台広場に新設されたのが地蔵カフェ「月の貌」です。木の香りに包まれた開放的な空間は居心地満点。眺めのいいテラス席もあり、こちらはペット同伴もOKです。
おすすめはバリエーション豊富なスコーンや、季節ごとに入れ替わるシングルオリジンコーヒー。また、季節限定のいちごヨーグルトスムージー800円や、手づくりイチゴのジェラート800円も人気です。
カフェ「月の貌」の向かいにあるのが漫画専門の図書館「漫画堂」。1980年、昭和を代表する漫画家の団体「漫画集団」の皆さんが来訪したのをヒントにつくられた施設です。
館内には「漫画集団」の作品をはじめ群馬県出身の漫画家や、群馬県にゆかりのある作品など約1万冊を収蔵し、名作がずらりと壁を埋め尽くしています。
お気に入りの漫画を選ぶだけでもあっという間に時間が過ぎちゃいそう。
■月の貌
住所:群馬県吾妻郡草津町132-1
電話番号:0279-82-5641
営業時間:9:00~17:00(ラストオーダー16:30)※季節によって変更あり
定休日:なし
■漫画堂
住所:群馬県吾妻郡草津町132—1
電話番号:0279-82-5641(月の貌)
営業時間:9:00~17:00(最終受付16:00)
休業日:なし
料金(2時間):大人400円、子ども300円、小学生未満無料(それぞれ2時間)
延長料金:1時間毎100円
草津温泉でイチオシのフォトジェニックスポット!光に彩られた湯畑&西の河原公園へ
夕闇迫るころ、草津温泉は夜の風景に衣替え。湯畑、西の河原公園、裏草津などで次々に美しいライトアップが始まります。
湯畑から立ち上る湯煙が青や紫に染め上げられ、ときに風に乗ってゆらめく、誰にも予測のできない光のショーのスタートです。
光のデザインを担当したのは、JR東京駅駅舎などのライトアップも手掛けた照明デザイナーの面出薫氏。通年行っているので、季節を問わず楽しめます。近くの足湯に入りながら眺めるのもいいですね。
湯畑の華やかなライトアップも素敵ですが、一味違った世界を楽しめるのが西の河原公園のライトアップ。湯畑から西の河原通りを歩いて約10分ほどの場所にある静かなスポット。
広大な公園内では温泉があちこちから湧きだしていて、昼間は荒涼とした景色ですが、夜は青を基調とした光が公園全体を包み込み、異世界に迷い込んだ気分です。
■湯畑
住所:群馬県吾妻郡草津町草津
電話番号:0279-88-0800(草津温泉観光協会)
営業時間:24時間(ライトアップ:日没~24:00)
休業日:なし
料金:無料
■西の河原公園
住所:群馬県吾妻郡草津町草津
電話番号:0279-88-0800(草津温泉観光協会)
営業時間:24時間(ライトアップ:日没~24:00)
休業日:なし
料金:無料
大正ロマンあふれる「熱乃湯」で草津名物の湯もみを楽しむ
草津温泉の名物の1つに湯もみがあります。草津温泉の源泉は、ほとんどが50度以上と大変熱く、そのまま入浴することはとてもできません。
でも、水を入れてしまうと温泉の効能が薄れてしまいます。そこで、熱いお湯に約180センチの板を入れてお湯をかき混ぜ、入浴できる温度にまで下げる湯もみが考案されました。
伝統的な湯もみは、「湯もみと踊り」ショーとして「熱乃湯」で毎日見学することができます。草津節に合わせて踊りを披露したあとは、いよいよ湯もみショーのスタート。
歌に合わせて板を自在に動かす湯もみガールズの姿、迫力ありますよ。
毎週日・月曜日には、湯もみ体験も行われているので、ぜひチャレンジしてみて(毎週日・月曜日11:30~13:00(最終受付・12:50)/料金:小学生以上300円)。板を上手に動かすのは意外に難しく、数回やるだけで息が上がってしまうほど。それもまた、良い思い出になるはず。
■熱の湯
住所:群馬県吾妻郡草津町草津414
電話番号:0279-88-3613
湯もみショー公演時間:9:30/10:00/10:30/15:30/16:00/16:30
休業日:なし
※メンテナンスやイベントなどによる臨時休演あり、要問合せ
料金:大人700円、小学生350円
素材にこだわり、丁寧に作った料理がいただける老舗「Cafe ASPEN(カフェ アスペン)」
「Cafe ASPEN(カフェ アスペン)」は、開店から27年を迎える地元民にも愛されているカフェ。湯畑から5分ほど歩いた市街地にある、姉妹で切り盛りしているお店。ヘルシーで毎日食べても飽きのこない料理を提供してくれます。
人気は群馬県産小麦粉を使ったピザやシフォンケーキ。野菜も群馬県産の物が多く、契約農家さんから直接仕入れた野菜を使っているので、鮮度抜群。
フレッシュトマトピザはサクサクの生地にバジルとトマトがよく合い、1枚ぺろりといただけちゃいます。
とろとろのチーズが絶品のチーズハンバーグは、ボリュームたっぷりで食いしん坊も満足度大。
手作りシフォンケーキには、メープルやチョコレートなど、好みのソースが選べます。パフェ類もスイーツ好きは要チェック。なんと中にシフォンケーキが入っています。これぞ「1度で2度美味しいパフェ」ですね。
春は群馬県のブランドいちご「やよいひめ」を使ったシフォンケーキやパフェなどが登場します。
また、オーダーを受けてから豆を挽いて淹れてくれるコーヒーは、なんと群馬だけのオリジナルブレンドで、ファンも多いです。
■Cafe ASPEN
住所:群馬県吾妻郡草津町草津210‐24
電話番号:0279-88-3973
営業時間:11:00~18:00
休業日:不定休 ※詳細はHP、SNSなどご確認ください。
温泉に浸かるカピバラをはじめ、珍しい動植物も見逃せない「草津熱帯圏」
「かわいい動物たちと遊びたい!」という人におすすめなのが日本で最も標高の高いところにある動植物園「草津熱帯圏」です。
広い園内には熱帯ドーム、ニホンザルの屋外展示、昆虫館、両生類館などがあり、約250種1,000頭の動物たちが暮らしています。
1番の見どころは高さ約15メートルの熱帯ドーム。草津の温泉熱で温められ亜熱帯の環境が整ったドーム内は、まるでジャングルのよう。
3層の迷路のような通路を歩くごとに、カピバラやピグミーマーモセット、イグアナ、ワニなど多彩な動物たちに出会えます。いろいろな角度から動物たちを見たり、ときには触れたりもできるので興奮必至。
中でも人気なのが、温泉好きのカピバラたち。お湯に浸かってまったり寛ぐ姿は見ているだけで笑顔になれます。
また、希望者は飼育員さん指導のもと、動物たちへの餌やりも体験可能。普段は網越しで行いますが、今回は特別に中に入って撮影させてもらいました。無心で餌を食べるカピバラたちは、まさに天使のようで癒されます。
■草津熱帯圏
住所:群馬県吾妻郡草津町草津286
電話番号:0279-88-3271
営業時間:8:30~17:00
休業日:なし
料金:大人1,100円、高校生800円、子ども700円、動物餌やり1餌100円
※動物餌やり(カピバラ、さる、ミニブタ)各1餌100円
天狗山プレイゾーンのアクティビティで高原を遊びつくす!
西の河原公園の北西には「草津温泉スキー場」があり、春から秋にかけては「天狗山プレイゾーン」として、さまざまなアクティビティを楽しめます。
おすすめは2022年7月からスタートした新アトラクション「草津温泉スカイスウィング」。天狗山山頂に出現した日本一のっぽなブランコで、高さは約10メートル。ゆっくりとブランコが前後に揺れるたび体が心地よく浮揚し、解放的な気分が味わえます。
もう1つのおすすめが「バンジップテング」。標高約1,300メートルの天狗山山頂から空中に架線したワイヤーロープを専用のハーネスを装着して滑空していく、スリル満点のアトラクションです。
最高速度は約70㎞/h。風を切って疾走する合間に移り行く景色も楽しめ、クセになること間違いなし。
ほかにも、マウンテンボードやキックボードなどさまざまな乗り物で高原を駆け巡ったり、マレットゴルフを楽しんだりと、遊具が豊富にそろっています。
■天狗山プレイゾーン(草津温泉スキー場)
住所:群馬県吾妻郡草津町草津白根国有林158林班
電話番号:0279-88-8111
・「BanZip TENGU(バンジップテング)」
営業時間:9:00~最終受付16:00 季節によって変更あり
休業日:なし
※メンテナンス、悪天候時に営業見合わせる場合あり
料金:大人2,000円、子ども(小学生)1,200円
※利用制限は小学生以上、体重25㎏以上110㎏未満の人
・「SKY—SWING(スカイスウィング)」
営業時間:夏季9:00~16:00(最終受付 15:30)
冬季9:00~16:00(最終受付16:00)
※冬季はスキー・スノーボードのお客様限定
休業日:なし
※メンテナンス、悪天候時に営業見合わせる場合あり
料金:大人600円、子ども(4歳以上~小学生以下)500円
草津温泉の見どころいっぱいの情報はいかがでしたか?温泉はもちろん、カフェや体験施設も充実しているから楽しい時間が過ごせること間違いなし。寒さが和らぎ日差しが心地いい春は、まち歩きや温泉めぐりにぴったりです。
「ちょいな三湯めぐり手形」1,800円を入手すると、源泉の異なる3つの日帰り温泉施設をお得に楽しめるのでおすすめ。
例年4月下旬には桜が咲くなど、これから本格的に春の到来。ぜひこの機会に2度、3度とリピートして、草津温泉の魅力を再発見してみて。(女子旅プレス/modelpress編集部)[PR]提供元:草津温泉観光協会
※記事は女子旅プレスの調査及び主観に基づくものであり、店舗のサービスが保証されるものではありません。