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歴史を紐解く旅しよう!ロマン溢れる富山トリップで歴史の息づかいを辿る

歴史を紐解く旅しよう!ロマン溢れる富山トリップで歴史の息づかいを辿る

加賀百万石の支藩として、長い歴史を刻んできた富山県。北前船の中継地や売薬業など、独自の産業を生み出して栄えてきました。富山県は数ある絶景スポット中にも、歴史に触れることができるスポットがたくさんあります。いにしえに想いを馳せながら富山県を巡ってみると、旅がもっと味わい深いものになるはず。

歴史を紐解く旅しよう!ロマン溢れる富山トリップで歴史の息づかいを辿る/提供画像
歴史を紐解く旅しよう!ロマン溢れる富山トリップで歴史の息づかいを辿る/提供画像

北前船により栄華を極めた2つの回船問屋「森家」と「旧馬場家住宅」を訪ねて【富山市】



土蔵や廻船問屋が建ち並ぶ港町・岩瀬の大町・新川町通り/提供画像
土蔵や廻船問屋が建ち並ぶ港町・岩瀬の大町・新川町通り/提供画像
富岩運河環水公園から出発する富岩水上ラインに乗って約1時間、江戸時代後期から明治時代にかけて北前船の交易で栄えた岩瀬に到着します。
行きも帰りも荷物を載せて「倍倍」に儲かることから、北前船のことを「バイ船」と呼んだそう/提供画像
行きも帰りも荷物を載せて「倍倍」に儲かることから、北前船のことを「バイ船」と呼んだそう/提供画像
港町として発展してきた岩瀬エリアは、かつての面影が残る廻船問屋や土蔵が連なり、レトロな町並みとして人気のエリア。その中でも「岩瀬五大家」として有名な「森家」と「旧馬場家住宅」では、当時のまま保存されている建物を見学することができます。
オイの間の吹き抜けの木組みはなんとも豪勢なつくり!/提供画像
オイの間の吹き抜けの木組みはなんとも豪勢なつくり!/提供画像
「森家」の建物は明治時代に建築されたもので、海商の典型的な住宅の佇まいです。館長によるガイドツアーでは、ユーモアあふれる解説を聞きながら見学することができ、当時の繁栄ぶりが目に浮かぶよう。
昭和初期に増築した「シンザシキ」。昭和初期のモダンな装飾を見ることができます/提供画像
昭和初期に増築した「シンザシキ」。昭和初期のモダンな装飾を見ることができます/提供画像
築100年以上の「旧馬場家住宅」の土蔵が、リノベーションによってお洒落なブルワリーに/提供画像
築100年以上の「旧馬場家住宅」の土蔵が、リノベーションによってお洒落なブルワリーに/提供画像
また、岩瀬の中でも最大規模を誇る「馬場家」は、「トオリニワ」と呼ばれる土間通路や「オイ」や「ミセ」と呼ばれる33畳もの大広間、増築された昭和初期のモダンな装飾など、見どころ盛りだくさん。

旧米蔵は改装されたクラフトビールの醸造所兼パブになっていて、気軽に10種類のクラフトビールを楽しむこともできます。

■森家
住所:富山県富山市東岩瀬町108 
TEL:076-437-8960
営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日:年末年始(12月28日~1月4日)、臨時休館日あり
料金:観覧料 100円、旧馬場家住宅との共通観覧料 180円

■旧馬場家住宅
住所:富山県富山市東岩瀬町107-2
TEL:076-456-7815
営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日:年末年始(12月28日~1月4日)、臨時休館日あり
料金:観覧料 100円、森家との共通観覧料 180円

満開の桜のトンネルは圧巻!水上から楽しむ歴史クルーズで富山の長い歴史を偲ぶ【富山市】



楽しい船長たちの解説を聞きながら歴史クルーズを/提供画像
楽しい船長たちの解説を聞きながら歴史クルーズを/提供画像
富山県はかつて232年続いた加賀百万石の支藩で、富山藩10万石の歴史が多く残っています。富山藩初代の前田利次が城下町を整備し、続く2代目藩主・正甫は富山売薬を全国に広めました。
富山城址公園のすぐ横を流れる松川は、富山城を守った天然の外堀です/提供画像
富山城址公園のすぐ横を流れる松川は、富山城を守った天然の外堀です/提供画像
富山最大の通商路として賑わった神通川には、64艘の舟をつないだ船橋が架けられていて、「日本一の舟橋」と言われる景勝地でもありました。そんな富山の歴史ガイドを聞きながら、水上から歴史散策できるのが「松川遊覧船」です。
松川の両岸に咲き誇るソメイヨシノは「日本さくら名所100選」にも選ばれています/提供画像
松川の両岸に咲き誇るソメイヨシノは「日本さくら名所100選」にも選ばれています/提供画像
「松川遊覧船」は、四季折々に表情を変える松川を船で巡り、途中で7つの橋を見ることができる約30分の船旅。見どころは昭和10年に竣工された桜橋は、国の登録有形文化財になっています。石造りの親柱や鋼製アーチのシルエットは、完成当時の姿と変わりません。運が良ければ、橋の上を通る路面電車を見ることもできますよ。

また、松川の両岸には約530本のソメイヨシノの並木が続いています。桜開花時には、桜のトンネルの中を潜り抜ける圧巻の光景が楽しめます。

遊覧船が離発着する「松川茶屋」では、富山城抹茶パフェや白玉団子、お抹茶セットなどの和スイーツから、そばやうどんなどの軽食まで食べることができます。富山の歴史に思いを馳せながらほっと一息つくのもいいですね。

日常を離れ富山でほっと一息、自分を取り戻す旅へ


■松川遊覧船
住所:富山県富山市本丸1-34「松川茶屋」
TEL:076-425-8440(予約センター・事務所)
営業時間:桜開花中 9:30~17:00まで随時運航(土日は9:00~17:30)、桜終了後~11月下旬まで10:00~17:00(通常はダイヤ運航。ただし10月中旬~11月下旬は10:00~16:00)
定休日:月曜日(祝日を除く)、祝日の翌日、荒天時などその他臨時休業あり、冬季休業(12~3月中旬)

江戸時代の姿に蘇った大伽藍!国宝の荘厳さに間近で触れる贅沢な時間【高岡市】



国宝に指定された式台/提供画像
国宝に指定された式台/提供画像
2022年12月に国宝に指定された「勝興寺」。今回指定されたのは本堂、大広間及び式台の2棟で、1998年から23年かけて行われた平成の大修理により江戸後期の姿に蘇りました。境内にはその平成の大修理について紹介した展示コーナーがあり、修理前の様子の写真や建築模型などが展示されていますよ。
西側には大土間、東側には多数の釜戸があった台所/提供画像
西側には大土間、東側には多数の釜戸があった台所/提供画像
江戸時代後期に建てられた本堂は、浄土真宗の典型的な伽藍で、本山の西本願寺以外では類を見ない規模だったそう。約40メートル四方もあり、全国でも9番目の大きさです。西本願寺の宮大工が設計を手掛けていて、各所に施された装飾彫刻も見応え十分。
七不思議の一つである「屋根を守る邪鬼」(写真中央)魔除けの意味を持ち、本堂の前側は両手で、後ろ側は片手で屋根を支えています/提供画像
七不思議の一つである「屋根を守る邪鬼」(写真中央)魔除けの意味を持ち、本堂の前側は両手で、後ろ側は片手で屋根を支えています/提供画像
「勝興寺」にはかつて門徒が考えたとされる「七不思議」の言い伝えがあります。夜な夜なすすり泣いていた石を「勝興寺」の伽藍に運び入れたところ、泣き止んだと言われる「天から降った石」、住職がお経をあげると翌年から実を付けなくなった「実ならずの銀杏」など、7つの不思議を探してみて。

■勝興寺
住所:富山県高岡市伏木古国府17-1
TEL:0766-44-0037
拝観時間:9:00~16:00
定休日:無休

今も昔も変わらない絶景!義経伝説が残り古代から人々を魅了してきた「雨晴海岸」【高岡市】



立山連峰から昇る朝日が黄金色に輝き、その中に「女岩」のシルエットが浮かび上がります/提供画像
立山連峰から昇る朝日が黄金色に輝き、その中に「女岩」のシルエットが浮かび上がります/提供画像
白い砂浜と松の林が続く「雨晴海岸」。海の上に3,000m級の立山連峰を望むことができる世界でも数少ない景勝地です。富山湾越しに見る立山連峰の雄大な眺めは、四季や時間帯で異なる表情に変化し、いつ訪れても息を呑む美しさ。

その光景は昔から讃えられ、万葉の歌人・大伴家持は何度も「雨晴海岸」を訪れてたくさんの歌を残し、松尾芭蕉の『おくのほそ道』にも登場しています。
「義経岩」の目の前に位置する「道の駅 雨晴」/提供画像
「義経岩」の目の前に位置する「道の駅 雨晴」/提供画像
また、源義経が兄である頼朝の追手から逃げる途中にこの地を通った際、降ってきた雨が上がるのを海岸の岩かげで待ったという逸話も。「雨晴海岸」は、その逸話に由来して名付けられたんだそう。

「道の駅 雨晴」のカフェでは「雨晴海岸」を眺めながら食事ができます/提供画像
「道の駅 雨晴」のカフェでは「雨晴海岸」を眺めながら食事ができます/提供画像
「雨晴海岸」を訪れたなら、すぐ側の「道の駅 雨晴」にもぜひ足を運んでみて。オーシャンビューが自慢のカフェや、「雨晴海岸」が一望できる展望デッキ、高岡銅器などの伝統工芸品や様々なクラフト製品、地酒、銘菓を取り揃えたショップなど、充実の道の駅です。

展望デッキからは氷見線の電車が走るのが見え、雨晴海岸をバックにセルフフォトも撮影できちゃいますよ。

■道の駅「雨晴」
住所:富山県高岡市太田24-74
TEL:0766-53-5661
営業時間:9:00~19:00(1F情報発信コーナー、2・3F展望デッキ24H開放)
定休日:なし

豊かな水に育まれた神秘的なパワーがあふれるスギ林で、心安らぐ森林浴を【入善町】



黒部川扇状地の扇端に約2.7ヘクタールにわたって広がる「杉沢の沢スギ」/提供画像
黒部川扇状地の扇端に約2.7ヘクタールにわたって広がる「杉沢の沢スギ」/提供画像
「杉沢の沢スギ」は、国内では珍しい平地の湧水地帯に生育する唯一のスギ林。スギはもともと水辺で育つのが難しい植物ですが、杉沢の沢スギは、黒部川の豊富な地下水のおかげで奇跡的に森を作り、ゆっくりと成長してきました。そのような環境で育つスギは日本でもここだけとあって、国の天然記念物にも指定されています。
枯れたスギ株の上に生育する、開花後に花びらが白からピンクへと色づく「入善乙女キクザクラ」/提供画像
枯れたスギ株の上に生育する、開花後に花びらが白からピンクへと色づく「入善乙女キクザクラ」/提供画像
スギ林の中に一歩足を踏み入れると、まるでそこは別世界。鳥のさえずりや水のせせらぎが穏やかに響き、思いきり深呼吸をしたくなる清々しさ。マイナスイオンいっぱいの空気を吸い込むと、心が浄化されていくような気分に包まれます。
扇状地の末端に位置するこの地には、豊富な湧水が湧き出ています/提供画像
扇状地の末端に位置するこの地には、豊富な湧水が湧き出ています/提供画像
スギ林の中は遊歩道が整備されているので、散歩気分で気軽に散策できますよ。
「沢スギ自然館」の最上階は展望台になっています/提供画像
「沢スギ自然館」の最上階は展望台になっています/提供画像
隣接する「沢スギ自然館」には、沢スギの模型や映像、パネル展示などがあり、沢スギの神秘を学ぶことができます。展望台からは周囲の沢スギ林のほか、北アルプスなども一望でき、いつまでも見ていたくなる絶景が広がっています。

長い歴史に思いを馳せ過ごす、真の贅沢な時間を富山で。


■杉沢の沢スギ
住所:富山県下新川郡入善町吉原950
TEL:0765-72-1710(沢スギ自然館)
営業時間:9:00~17:00(沢スギ自然館入館は16:30まで)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日、冬季(12月28日~2月末)

北国街道の宿場町としての賑わいを偲ぶ散策路。レトロな家々に歴史の息づかいを感じて!【滑川市】



火事で焼けた後、慶応年間に建て直されたという「旧宮崎酒造」/提供画像
火事で焼けた後、慶応年間に建て直されたという「旧宮崎酒造」/提供画像
滑川の中心であった中川河口一帯は、江戸時代に北国街道の宿場町として賑いました。そのいにしえの宿場町を回廊のように見て回る散策路が「滑川宿場回廊」です。
江戸時代末期に建てられた「有隣庵(旧土肥家住宅)」は、滑川市最古の町屋建築とされています/提供画像
江戸時代末期に建てられた「有隣庵(旧土肥家住宅)」は、滑川市最古の町屋建築とされています/提供画像
宿場回廊には古い木造の建物が今も残り、風情ある町並みが続いています。大正時代に建設された数寄屋風書院造りの「廣野家住宅」や、瓦屋根と外壁がモルタル仕上げで和洋折衷の「廣野医院」など、積み重ねてきた歴史を感じられる建物ばかり。
富山の建築百選にも選定されている「廣野家住宅」/提供画像
富山の建築百選にも選定されている「廣野家住宅」/提供画像
「旧宮崎酒造」は、もともとは売薬で財をなして酒造業を営んでいた小泉屋の建物で、江戸時代のもの。トオリニワ(土間廊下)や座敷など昔ながらの商家の特徴を残し、店舗兼住宅・酒蔵・麹蔵・衣装蔵の4棟が国登録有形文化財となっています。
「旧宮崎酒造」のオイとトオリニワと上部には、「枠の内」と呼ばれる豪壮な梁組があります/提供画像
「旧宮崎酒造」のオイとトオリニワと上部には、「枠の内」と呼ばれる豪壮な梁組があります/提供画像
また、ベトナムの世界遺産にもなっている港町・ホイアンに似ていることから、8月には「ベトナム・ランタンまつり」が開催されています。「旧宮崎酒造」周辺には美しいランタンやキャンドルがたくさん飾られ、異国情緒満点!

フォーや揚げ春巻き、小豆のチェーなどのベトナム料理の屋台やベトナム雑貨のお店が登場し、アオザイの試着体験などもでき、ベトナム文化を堪能できるイベントです。

そして滑川市では、このところ新たなる魅力を開花させはじめています。歴史的な街並みが残る瀬羽町(せわまち)周辺の、古い建物をリノベーションした雰囲気の良いカフェやベーカリー等の店舗が増えつつあり、じわじわと県内外の若い世代の観光客を呼び寄せる一因となっています。古さと新しさの出会う空間が女子旅的魅力を感じさせてくれます。

■滑川宿場回廊
住所:富山県滑川市瀬羽町
(旧宮崎酒造:富山県滑川市瀬羽町1850)
TEL:076-476-9200(滑川市観光協会)
※詳しくは滑川市観光協会にお問い合わせください

富山ヒストリーを巡る旅はいかがでしたか?背後にある歴史や文化を知ることで、また別の魅力を感じることができます。

富山県には、源氏と平家の合戦地や前田利長の菩提寺である国宝・瑞龍寺など、壮大な歴史を感じられるスポットがまだまだあります。ぜひ訪れて、その歴史を辿ってみてはいかがでしょうか。(女子旅プレス/modelpress編集部)[PR]提供元:公益社団法人 とやま観光推進機構

※記事は女子旅プレスの調査及び主観に基づくものであり、店舗のサービスが保証されるものではありません。

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