東京・天王洲寺田倉庫B＆CHALL／EHALLで「鈴木敏夫とジブリ展」が開幕した。東京展限定となる映画「千と千尋の神隠し」の世界観を再現した巨大空間や、スタジオジブリ・プロデューサーの鈴木敏夫を作った8,800冊の本棚展示などで構成される。会期は2022年9月7日（水）まで。
「鈴木敏夫とジブリ展」バージョンアップして3年ぶりに開幕
2019年に東京・神田明神で開催され、好評を博した「鈴木敏夫とジブリ展」。長崎、京都を経て、3年ぶりとなる今回は展示品を大幅に増やし、内容をバージョンアップ。
高畑勲、宮﨑駿両監督と共に、数々の名作を世に送り出してきた鈴木プロデューサー。同氏が愛読してきた8,800冊の書籍の展示からその思考過程に迫り、どのようにスタジオジブリの作品作りへつなげていったのかを探求していく。
東京展の見どころは？
今回の東京展では、限定企画として「千と千尋の神隠し」（2001年）の世界観を再現した巨大空間「油屋別館（あぶらやべっかん）」が登場。
「油」と書かれた巨大行燈の下に、映画の世界に迷い込んだような巨大空間が広がり、全体に赤い提灯が吊るされた空間は、まさに別世界。
八百万の神様と一緒にくつろげる冷やし足湯「せんとうちひろ」（※要特典付きチケット）や、カオナシになった自分の姿を撮影できる「カオナシなりきりAR」、京都展で人気だった「湯婆婆と銭婆の“開運・恋愛”おみくじ」コーナーも設置されている。
また鈴木プロデューサーが自ら「やりたい」と提案し、実現した書籍の展示も。読書にふけるカオナシが出迎える本棚の部屋は鈴木プロデューサーの隠れ家である東京・恵比寿の「れんが屋」がモチーフ。鈴木プロデューサーが読んできた本の中から8,800冊を展示する。
空間全体がウィリアム・モリスの壁紙で彩られ、展示されている本の一部は、実際に手に取って閲覧することができる。
さらに、スタジオジブリ設立の秘話、そして「風の谷のナウシカ」から最新作「アーヤと魔女」まで、どのように作品に関わり、時代の気分を読んだ独自の宣伝手法でヒットさせていったかを辿る展示も。ヒットを生むきっかけとなったポスターやコピーの制作過程など、貴重な資料も一挙に展示されている。（女子旅プレス／modelpress編集部）
「鈴木敏夫とジブリ展」
日程：2022年7月1日（金）～9月7日（水）
会場：東京・天王洲寺田倉庫B＆CHALL／EHALL
天王洲アイル駅：りんかい線B出口より徒歩4分/東京モノレール羽田空港線中央口より徒歩5分
時間：10:00～20:00※最終入場は19:30まで
※定時（1時間）ごとの日時指定予約制、各回開始時間1時間後まで入場可、最終回のみ閉館の30分前が最終入場
チケット：一般¥1,800（税込）／中・高校生¥1,500（税込）／小学生¥1,100（税込）
特典付きチケット：一般¥2,600（税込）／中・高校生¥2,300（税込）／小学生¥1,900（税込）
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