温泉やご当地グルメ、自然との触れ合い…北海道・十勝で心身をリフレッシュする女子旅を!
北海道東部の広大な十勝平野には、自然の雄大さを感じられる風景、北海道遺産認定の隠れた名湯・モール温泉、地産食材を活かしたお料理と人気のご当地スイーツなど、旅をたっぷり満喫できる要素がいくつもあります。農業・酪農も盛んなこの地域で様々な体験をし、学び、知ることで、自然の素晴らしさや、穏やかな時間の中で得られる充足感に改めて気づかされるはず。
目次
太古からの贈り物・モール温泉を男女一緒に水着で楽しむ「道の駅 ガーデンスパ十勝川温泉」
1900年(明治33年)開湯、100年以上もの歴史を重ねた隠れた名湯である十勝川温泉。太古の植物が長い年月をかけて少しずつ堆積した亜炭層を通り、湧き出る希少なモール温泉は“美人の湯”としても知られ、「温泉総選挙2016」において「うる肌部門」全国5位、「温泉総選挙2020」において「女子旅部門」全国2位に輝きました。
そんなモール温泉をカップルや家族で気軽に楽しめるのが、2016年にオープンした「道の駅 ガーデンスパ十勝川温泉」。水着着用で男女一緒にモール温泉に浸かれる日帰りスパ、4つの飲食店、マルシェ、アイスクリームやチーズ作りの体験工房が一体となった施設です。
室内・屋内それぞれに広々とした湯船が設置され、室内の温泉ジャグジー、爽やかな外気に触れながらのどかな景色を眺め、空を見上げるスパテラス、モールミストと呼ばれるミストサウナで、ほっとするひと時を過ごすことが出来ます。入浴用の湯あみ着、バスタオルの無料レンタルがあるので、事前に準備せず手ぶらでOK。(2枚目以降は有料)汗を流してさっぱりした後は、同施設内にある地元の食材を活かしたグルメのチェックを忘れずに。
施設内にあるマルシェでは、地元十勝の特産品や農産物、加工食品などに加え、モール温泉成分入りの美容グッズも取り扱っています。自分用にはもちろん、喜ばれる旅のお土産として女友達へのプレゼントにも最適です。
■道の駅 ガーデンスパ十勝川温泉
住所:〒080-0262 河東郡音更町十勝川温泉北14丁目1
TEL:0155-46-2447
※体験工房は3日前までに要予約
雪原を疾走するワクワク感いっぱいの「スノーモービル」を体験!
十勝地方では“十勝晴れ”という言葉があるほど、冬型の気圧配置になると晴れの日が続きます。その反面冷え込みも厳しく、最低ー30度以下に達する日も。寒さ厳しい環境下ならではのパウダースノーを楽しめるウィンタースポーツは冬の北海道旅行の醍醐味。
普段雪に触れる機会があまりないと、スキーやスノーボードでいきなりゲレンデに出るのは不安かもしれませんが、スノーモービルならアクセルを押すだけなので運転も簡単。車体も大きく安定感抜群です。はじめは慎重に、慣れてきたら徐々にスピードを上げ、エンジン音をとどろかせながら、雪の降り積もった林道コースを進む爽快感は最高!
目的地に着いたら、温かいお茶を頂いて、ガイドさんの説明を聞きながら、星空を鑑賞します。冬の澄んだ空にまたたく星や、星座もはっきり目視できて感動もひとしお。満月の夜だと、ライトに照らされていない森の中でもとても明るく、静かで神秘的な雰囲気に浸かれますよ。
住所:〒080-0263 北海道河東郡音更町十勝川温泉南12丁目1‐12
お問い合わせ先:十勝ネイチャーセンター
TEL:0155-32-6116
十勝川のほとりで安らぎを「十勝川温泉第一ホテル 豊洲亭・豆陽亭」
「十勝川温泉第一ホテル 豊洲亭(ほうしゅうてい)・豆陽亭(とうようてい)」は、ゆったりと流れる十勝川、秋~春にかけて白鳥の飛来地となる美しい白鳥大橋(十勝中央大橋)、雄大な十勝の風景を望む好立地の温泉宿。
大浴場は1階、2階にあり、開放感のある庭園露天風呂をはじめ趣の異なる多彩な湯船での湯あみと、四季折々の自然景観の美しさを堪能できるお宿です。
豆陽亭には、ゆったりとモール温泉に浸れる露天風呂付き和室が9室あり、雄大な十勝川の流れと雪景色を眺めながら、モール温泉でのんびりプライベートな時間を過ごせます。他にも十勝川の風景を一望出来る川側確約の和モダン和室も選べますよ。
食の宝庫・十勝の厳選された旬の食材を使い、料理人の方が一皿一皿丹精込めて作った、素材の美味しさを素直に感じられる料理を是非味わってみてください。
■十勝川温泉第一ホテル 豊洲亭・豆陽亭
住所:〒080-0263 北海道河東郡音更町十勝川温泉南12
お問い合わせ先:十勝川温泉 第一ホテル 豊洲亭・豆陽亭
TEL:0155-46-2231
「十勝川ワシ観察クルーズ」で特別天然記念物の野生のワシと遭遇
十勝川は道内の川では長さで三番目(156km)、流域面積は二番目(9,010平方キロメートル)に数えられる、まさに十勝の母なる川。ラフティングボートに乗り込んで緩やかに流れる十勝川上を進む「十勝川ワシ観察クルーズ」に参加して、特別天然記念物のオオワシやオジロワシたちに会いに行きませんか?
悠然と連なる日高山脈を遠目に眺めつつ、ゆったり冬の十勝川を進んでいくと貴重な野生のワシたちの姿が。冬ならではの雪景色を水上から眺めていると、吹雪の後に白く雪化粧した樹木と河川敷に生み出された自然の雪アート、川の波しぶきが流木、積雪などに氷結した面白い現象を見かけられるかも。
運が良ければタンチョウや、オオハクチョウも観察でき、十勝川流域の自然と生態系を存分に楽しめます。もちろん野生の生きものであるため遭遇できるかどうかは当日の運次第。
ラフティングの旅の終着あたりに十勝川に架かる鉄道橋があり、タイミングが合えば橋を走るJR根室本線の電車に出会えます。鉄道ファンの方ならこれはたまらない光景でしょう。
■十勝川ワシ観察クルーズ
住所:〒080-0263 北海道河東郡音更町十勝川温泉南12丁目1‐12
お問い合わせ先:十勝ネイチャーセンター
TEL:0155-32-6116
十勝ワインを見て学び味わえる“いけだワイン城”
ブドウ栽培・ワイン醸造が盛んな池田町にある“いけだワイン城”をご存知でしょうか。正式名称を「池田町ブドウ・ブドウ酒研究所」というワイン醸造・販売を行う施設で、中世ヨーロッパの古城に似ていることからいつしかその名で親しまれるようになりました。
2020年6月に改装を終え、ゆったり寛げるお洒落な空間へとリニューアル。ワイン樽が眠る地下熟成室、十勝ワインが出来上がるまでの工程を学べる廊ミュージアム、1階には十勝ワインをはじめ池田町の特産品などが豊富に揃うショップ、4階でレストランが営業しています。
のどかな風景を眺められるレストランでは、地元で獲れた旬の食材を使ったお料理・ワインを味わうことができ、グラスやボトルのワインはもちろん、実は山幸ジュースを使用したソフトクリームも絶品。食と風景の両方で十勝のすべてを堪能できる空間です。
また、土・日・祝祭日のみ開催される有料ワイナリーツアーに参加すると、専門スタッフによる十勝ワインの歴史やワインの製造方法の説明を受けられます。身につけた知識を思いだしつつ飲むワインは、きっとより一層美味しく感じられることでしょう。ワインについて学び、本格的なテイスティングまで楽しむことができる“ワイン城”で特別なひと時を是非堪能してみてください。
■池田町ブドウ・ブドウ酒研究所
住所:〒083-0002 北海道中川郡池田町清見83番地
TEL:015-572-2467
幻想的な音と光のエンターテインメント「彩凛華」の世界に飛び込む!
十勝川温泉の冬を彩る恒例イベント「おとふけ十勝川白鳥まつり 彩凛華(さいりんか)」は、一面雪が降り積もった氷点下の大地で繰り広げられる、光と音のエンターテインメントイベント。
毎年、十勝川温泉に毎年飛来する白鳥にちなんで開催されるイベントで、針葉樹のようなフォルムの保温材を、約600個の電球とLEDを舞台用の照明コントロールシステムで操作してライトアップし、動きのある演出で来場者を楽しませてくれます。
真っ暗な雪原をカラフルに、そしてリズミカルに照らす無数の三角錐のそばに佇んで眺めていると、なんだか不思議な世界に迷い込んだかのよう。他にも光のトンネルなどの見どころが点在。鑑賞後は近隣の各ホテル・施設へ直行して、冷え切った身体をモール温泉で芯からあたためましょう。
■おとふけ十勝川白鳥まつり 彩凛華
会場:十勝が丘公園
〒080-0262北海道河東郡音更町十勝川温泉北14丁目
点灯時間:19~21時
お問い合わせ先:音更町十勝川温泉観光協会
TEL:0155-32-6633
十勝の冬の風物詩「十勝牧場」の馬追い
北海道の冬の風物詩は数あれど、馬追いを生で見る機会は人生でそうないはず。馬追いとは冬季期間、馬の運動不足やストレスを解消し、健康管理の一環で実施されるもので、音更町郊外にある「十勝牧場」ではこの馬追い運動を、例年1月中旬から2月末にかけて一般公開しています。
白・黒・茶色のたくましい体格の馬たちが、一斉に粉雪を巻き上げながら疾走する、その躍動動は想像以上の迫力。
また「十勝牧場」では、テレビドラマのロケ地にも使われた、全長1.3kmの白樺並木も見もの。真っすぐ続く道に沿ってすらりと白い木の幹が並ぶ十勝らしい風景、ドラマで見たあの景色をパノラマで楽しむことができるスポットです。
■十勝牧場
住所:〒080-0572 北海道河東郡音更町駒場並木8-1
お問い合わせ先:独立行政法人家畜改良センター十勝牧場
TEL:0155-44-2131
昭和22年創業「柳月」で北の銘菓・三方六の製造過程を工場見学
地元十勝はもとより、道民から愛されている菓子ブランドといえば「柳月(りゅうげつ)」です。音更町内にある柳月新工場では、十勝の産物にこだわったオリジナル菓子が出来上がるまでの、安心・安全に配慮した製造工程の一部を覗くことができます。
「柳月」を代表する逸品といえば、白樺の木肌をホワイトチョコレートとミルクチョコレートで表現したバウムクーヘン「三方六」。道民なら誰しも知っている、言わずと知れた郷土銘菓です。
柳月新工場の工場見学では、「三方六」の特徴的な白樺模様が描かれる様子や、三方六寸の薪の形に切り分けられる工程を、ガラス越しに眺めることができます。ショップコーナーもあり、小豆と発酵バターをサブレでサンドした「あんバタサン」、カステラとおまんじゅうをかけ合わせた「月ふわり」もおすすめ。甘いスイーツの誘惑には勝てませんね。
■柳月
住所:〒080-0342北海道河東郡音更町下音更北9線西18-2
TEL:0120-006-836
※2022年4月、道の駅おとふけは、柳月スイートピア・ガーデンの隣接地に移転予定
お洒落な空間で素材にこだわった手打ちそばを味わう「蕎麦 二天」
ここはお蕎麦屋さん?と思わず言ってしまうくらい、お洒落な雰囲気が溢れる「蕎麦 二天(そばにてん)」。オフホワイトの一軒家の扉を開くと、白を基調としたまるでカフェのような空間が広がり、女性の方でも入りやすい明るい雰囲気。朝一番に店主が手打ちした蕎麦と、地産地消をモットーに、十勝管内や道産食材を中心に使ったお蕎麦を頂けます。
麺は黒蕎麦、白蕎麦、茶蕎麦の3種類。お店で一番人気があるのは「ざる二色かしわ」。2色のおそばを、暖かい鶏肉のつけ汁と冷たいそばつゆの2種類で頂けるので、オーダーに迷ったらぜひ注文してみて。
暖かいお蕎麦でおすすめの「かしわ茶蕎麦」は、鶏胸、肉団子、親鶏の3種類が使用されたもので、お肉の旨味が染み出した味わい深い一品。お茶屋さんとコラボした茶そばは、コシが強くお茶の緑がとても色鮮やか。香りもよく、こちらもとても美味しいですよ。
■蕎麦 二天
住所:〒080-0302 北海道河東郡音更町木野西通13-1-5
TEL:0155-30-0210
※蕎麦 二天は2022年4月オープン予定の道の駅おとふけ(新移転地)に出店される予定です。
寒さ厳しい冬の十勝ですが、氷点下の世界だからこそ体験できることもたくさんあります。白銀の世界でのアクティビティやこの季節だけの貴重な生きものとの出会い、外気に触れ冷えきった身体を温泉で芯からじんわりとあたためる幸福感…特別な派手さはなくても、広大な大地でのひとつひとつの体験はきっと忘れられないものとなるはず。
北の大地の雄大さを肌で感じ、土地の恵みを享受する、何気ない体験のひとつひとつが貴重な十勝エリアの旅を、ぜひいつか体験してみてはいかがでしょう。(女子旅プレス/modelpress編集部)[PR]提供元:音更町・池田町 広域連携観光推進協議会
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※記事は女子旅プレスの調査及び主観に基づくものであり、店舗のサービスが保証されるものではありません。