「Nazuna 京都 椿通」が開業、路地の町家群全体を旅館へリノベーション
京都市下京区に、町家の並ぶ路地を宿泊施設へとリノベーションした旅館「Nazuna 京都 椿通」が開業した。明治時代に建てられた築110年以上の町家が並ぶ“路地一体”を客室と2つのレストランに改装し、町家群全体を飲食・宿泊機能を備えた1つの宿としてよみがえらせている。
四条大宮付近の一角にある「Nazuna 京都 椿通」は、築110年以上の京町家が並ぶ1,400平米のL字型路地一体を、全23棟の客室と2つのレストランに改修したリノベーションタイプの旅館。奥行のある京都らしい造りが印象的なレセプション棟を抜けると、そこには外の世界から隔離された、花街の世界を彷彿とさせる石畳敷きの街並みが広がり、独立した町家それぞれがゲストの宿泊する客室としてあてがわれる。
またレセプション棟2階には快適なラウンジスペースが設けられ、チェックイン後の“おもてなし”として、京都府和束町で宇治茶の生産・加工等を手掛ける「d:matcha」の日本茶と菓子を提供。このラウンジは滞在中、フリードリンクやアルコールと共に寛げるスペースとして深夜帯を除き自由に利用できる。
全室半露天風呂付き、町家を一棟貸切りに
全23室の客室は、京都の自然美をテーマとした「TAKE」「MIZU」「IWA」「HANA」「HA」の5つにカテゴリーに分けされ、各々の客室は一棟貸切型の町家として独立。
2名定員の「TAKE」「MIZU」(計9室)は竹と水をテーマにしたラグジュアリータイプの客室で、1階の半露天風呂のある空間を臨むリビングと2階のベッドルームで構成。
また、3名定員の「IWA」「HANA」「HA」(計14室)は岩、花、葉をテーマにしたデラックスタイプの客室で、1階の半露天風呂に面したベッドルームと2階の布団を敷くこともできる畳のスペースで構成される。
2つのレストランで特色ある食体験を
敷地内には、国産和牛のコース料理レストラン「和牛料亭 bungo」と、6席限定の隠れ家的シェフズテーブル「q」(7月2日本格オープン)の2軒を用意。
「和牛料亭 bungo」では、横並びのカウンター席に加え、2~8名で利用可能な大小さまざまな半個室・個室を7室を備え、プライベート感の高い空間で厳選した国産和牛を最高の状態で堪能できる。(女子旅プレス/modelpress編集部)
「Nazuna 京都 椿通」概要
住所:京都市下京区高辻通大宮西入坊門町838
アクセス:阪急電鉄 京都本線「大宮駅」・京福電気鉄道 嵐山本線「四条大宮駅」から徒歩約5分
【客室数】23室
ラグジュアリータイプ9室(すべて~2名利用)
デラックスタイプ14室(すべて~3名利用)
【レストラン数】2
情報:Kiraku
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