北アルプス360度の大パノラマ絶景に感動!長野・常念岳登山レポ
3,000m級の山々が連なる、そのダイナミックさが登山客を魅了し続ける北アルプス。今回は、長野県松本市と安曇野市にまたがる、美しいピラミッド型が特徴の常念岳(じょうねんだけ/標高2,857m)の登山レポートをお届け。
コースは<一ノ沢ルート>ヒエ平-王滝ベンチ-胸突八丁-水場-常念乗越-常念岳と進みます。ヒエ平登山口からスタート
公共交通機関がないので、夜行バス、タクシー使って一ノ沢ルートの登山口があるヒエ平まで。公共トイレ、登山相談所があるので、ここで持参したご飯で腹ごしらえと登山準備がしっかりできちゃいます。
いざ出発
緑に覆われた歩きやすい登山道を進み、間もなく「山ノ神」前に到着。山に入らせてもらうご挨拶と登山の安全を祈願させてもらいました。
しばらくは一ノ沢に沿って登っていきます。たまに聞こえてくる沢のせせらぎと青い空、木々の鮮やかな緑を眺めているだけで、清々しい気持ちに。
少し進み、「胸突八丁」に入ると沢を見下ろす道幅の狭い登山道に。わりと穏やかな勾配だった登山道から段々と急勾配の斜面に変り、急斜面に沿って九十九折に登っていく登山道はルートの名前「胸突八丁」という通り息が上がるハードなコースになっていきます。
それでも、この辺りでは高山植物が咲いているので、普段見かけないような種類のお花にも注目しながら登って行くのがおすすめ。
常念乗越到着
森林限界を抜けいていくと一気に開けた視界が広がる常念乗越に到着。ここまで来ると槍・穂高連峰など北アルプスの山々が一望できる絶景を見渡すことができます。
常念乗越には常念小屋もあるので休憩する登山客、宿泊していく登山客など、それぞれが思い思いの過ごし方で楽しんでいる様子。
この日は常念小屋に一泊して明日、常念岳山頂に挑みます。小屋からも槍・穂高連峰など北アルプスの山々が一望できるので、ゆっくりと壮大な絶景を楽しむことができ、登山客にも人気の小屋です。
いざ常念岳山頂へ
2日目も晴天に恵まれ、常念岳登頂に向け幸先の良いスタート。天気がいいので気持ちもアガります。
常念乗越から見える常念岳は、実は頂上までは見えず、思った以上に頂上までの道のりが長いことをわたしは後から知ることになり、途中気持ちはめげ気味に…。
登山道はゴロゴロとした岩の上を歩いていくので気持ちを引き締めて集中していかないと、グラッとした瞬間に足をくじいてしまいそうな足場の悪さ。
また、木々がないので、直射日光の中頂上もなかなか見えずと、めげていく気持ちを立て直してくれたのは槍・穂高の絶景でした。この景色を常に眺めながらの登山はなかなか贅沢なものです。
常念乗越から見えるピークを登り切ると、やっと見えてきた常念岳山頂部まで辿り着いたら、あと一息。
常念乗越から1時間ほどで常念岳頂上へ到着!頂上からは北アルプス360度の大パノラマが広がり圧巻の景観。
祀られているのは、「健御名方神(たてみなかたのかみ)」と、岡宮神社により祠が建てられ「大山祇神(おおやまづみのかみ)」。安全に登らせていただいたお礼をして、下山へ。
自然の中に身をゆだね、自分自身と向き合ったり、自然と向き合ったりしながら普段感じることのできない時間を過ごすことができる登山。
登山に興味のある方は、まずは手始めに、いつか登ってみたい山のリサーチや登山計画でも立ててみてはいかがでしょう。(女子旅プレス/modelpress編集部)
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