スタバ、福岡の“重要文化財”門司港駅に新店舗、大正ロマン漂う空間に

2019-02-25 16:45:56 提供:女子旅プレス

スターバックスコーヒージャパンは2019年3月10日（日）、日本で初めて駅として重要文化財に指定された福岡県・門司港駅の一階に「スターバックスコーヒー門司港駅店」をオープンする。

同店は1914年（大正3年）に創建した国指定重要文化財、門司港駅一階の旧三等待合室に出店。駅舎は約6年間の保存修理工事を経て、大正時代の姿に復原され、店舗のある旧三等待合室も建設当初の内観として、白い漆喰壁に、淡い黄色に塗装された腰壁と天井の当時を思わせる空間に生まれ変わり、3月10日に全面開業を迎える。

歴史ある門司港駅に思い馳せながら特別なコーヒー体験を

この空間にオープンするスターバックスのデザインコンセプトは「Storyteller」。門司港駅の復原された駅舎や鉄道とともに“コーヒーを通じて地域の語り部として歴史や先人たちの情熱を伝えていきたい”という思いを込められている。

鉄道や製鉄など歴史と地域性を取り入れた内装

店舗は、門司港駅の趣のある雰囲気と日本の産業革命と近代化を支えた北九州の工業地帯の歴史から、大版の鉄板に錆をまとわせたコルテン鋼をバーカウンターの壁面に使用し、そこに列車のヘッドマークを用いてスターバックス歴代のロゴマークを設置。

また、天井の鉄骨や壁面の足元には役目を終えた九州の鉄道レールを再利用し、門司港駅を起点に九州の鉄道が発展、そして鉄道を通じて九州の文化、情報、人、ものを繋いできたことへの敬意を表現している

そして、店内の一部のテーブルや椅子には、福岡県産のセンダン材を使用。地元の木工所が手掛けたオリジナルの家具を設置している。（女子旅プレス／modelpress編集部）