懐かしいのが新鮮!東京・江戸川エリアでレトロを巡る休日旅
日々新しいスポットが生まれ、急速に発展を続ける東京。しかし少し目線を変えると、趣のあるレトロな下町の雰囲気が漂っています。昭和の面影を色濃く残す喫茶店や東京ブランドの伝統工芸品店、地元で行列のできる個性派グルメ…ちょっぴりディープな東京と出会える下町・江戸川エリア周辺のおすすめ観光スポットをご紹介します。
パクチー山盛り!サラダ感覚の痺れラーメンが癖になる「卍力(まんりき)」
西葛西駅から徒歩3分、住宅街にあるマンションの1階に2014年にオープンしたスパイスラーメン専門店「卍力」は、ランチタイムになると20名ほどの行列ができることもある人気店。2019年夏には、秋葉原に2号店をオープンしました。
ラーメン屋といえば男性客が大半というイメージですが、「卍力」では実に4割が女性客。皆さんのお目当ては、14種類のスパイスを使用した複雑な辛さが癖になる「スパイス・パクチーラーメン」。
様々な調味料を調合して奥行きのある辛さに仕上げたスープに、食べ応えのある太目のちぢれ麺を使用し、女性に人気のパクチーを山盛りトッピングしたサラダ感覚の一杯。パクチー×ラーメンを組み合わせた唯一無二の逸品を求めて、遠方からわざわざ足を運ぶ人もいるのだそう。
五感でエスニックな雰囲気に浸れるよう、店内で流れる音楽にも気を配り、インド楽器のシタールを使ったBGMを採用。インテリアもインドを感じられるものを取り入れ、女性客が利用しやすいよう、内装もお洒落さや綺麗さを心がけているのだとか。
ちなみに、店名にもなっている卍(まんじ)とは、インドのサンスクリット語で“幸福”を意味する言葉。「卍力のラーメンを食べてお客様に喜んでもらいたい」という想いが込めれた、やみつきになる辛さの一杯をぜひご賞味あれ。
■卍力(まんりき)
住所:東京都江戸川区西葛西3-16-5 スワームマンション1
電話番号:03-6848-1346
営業時間:11:30~21:30
定休日:水曜日※祝日の場合も休業
レトロさが新鮮!SNSで話題のフレンチトースト&クリームソーダを求めて「喫茶ワンモア」
平井駅から徒歩3分。雑居ビル1階の真っ赤な看板が目を引く「喫茶ワンモア」は、1971年の創業時から変わらぬ昭和レトロな佇まいが魅力の、地元で愛される人気店です。
喫茶店と言えば欠かせないコーヒーは、サイフォンで淹れる本格派。美味しいコーヒーを求めて、開店してまもなく、近隣住民の方が次々と来店しはじめます。
実はこちらのお店、近年のSNSブームの影響を受け、若い女性客を中心に客足が増えているんだそう。SNS世代のお目当ては、注文を受けてから焼き始める「フレンチトースト」と涼し気なブルーの色味が美しい「クリームソーダ」の2品。この組み合わせがフォトジェニックでSNS映えすると注文する人が後を絶ちません。
こちらの「フレンチトースト」は、牛乳で溶いた卵液をしみこませた2枚重ねのパンに、薄くスライスした生レモンを一枚飾りつけているのが特徴。レモンをのせたのはオーナーのアイディアだそうで、メープルシロップをかけてからレモンとパンのど真ん中をナイフで切ると、下段のパン生地にまで爽やかな酸味が伝わり絶妙な美味しさに。
メープルシロップのシンプルな甘さに爽やかさと奥行きを与えてくれているのは、間違いなくこのレモン果汁のおかげ。初めての組み合わせなのに、どこか懐かしさを感じる不思議な美味しさです。
この他にも、ふんわり焼き上げたほかほかの生地に、バターがじゅわっととろけた正統派の「ホットケーキ」もおすすめ。
エメラルドグリーン色のレザーソファ、年季の入った木製のテーブルセット、テレビから流れるワイドショー…これぞ喫茶店!というレトロな内装が、カフェに慣れている世代には、かえって新鮮に感じられるはず。
■喫茶ワンモア
住所:東京都江戸川区平井5-22-11
電話番号:03-3617-0160
営業時間:9:30~16:30(LO16:00)※土曜日は、材料無くなり次第、閉店
定休日:日曜、月曜
初心者でも簡単!江戸切子を気軽に体験できる「グラスファクトリー 創吉」
江戸時代後期の東京で生まれ、現在は東京都指定伝統工芸品にも指定されている“江戸切子”。東京ブランドの名産品としてファンも多い、江戸切子のカット体験を誰でも気軽に楽しめるのが「グラスファクトリー 創吉」です。
こちらでは、白(透明)・ピンク(薄め・濃いめ)・青(薄め・濃いめ)から好きなグラスをチョイスして、プロと同じ専用の機械で好きな模様を彫ることができます。
体験時間は約90分。体験料金は一人3,240円から。サンプルを見比べつつグラスに下書きをして、その模様に沿って彫っていくだけで、初心者でも簡単に繊細で美しい江戸切子が完成します。
世界に一つだけのグラスは、東京を旅した記念になる思い出の品となること間違いなし。最後に自分の作品を照明付きの写真台で撮影させてもらえるので、ぜひ友達の作品と一緒に記念撮影してみて。
また1階のショップでは、プロが彫った色も模様も様々な江戸切子を種類豊富に取り揃えています。店舗は浅草雷門からほど近い、吾妻橋のたもとにあり、家族や恋人へのお土産を探すのにも寄り道しやすい格好のロケーションです。
■グラスファクトリー 創吉
住所:東京都台東区雷門2丁目1-14
電話番号:03-3843-1119
切子体験教室の電話番号:03-6802-8948
営業時間:11:00~19:00、土日11:00~18:00
定休日:不定休
日本最大のインド人街で本格チャイティーをゲット「シャンティ紅茶」
東京23区で最もインド人の在住者数が多く、街の“リトル・インディア”化がしばしば話題にあがる西葛西。そんな国際色豊かな街の一角に店舗を構える「シャンティ紅茶」は、本場インドから直輸入した高品質な紅茶を取り扱う紅茶専門店です。
北海道から沖縄まで日本各地のホテルを卸先にもち、高品質で新鮮な茶葉のクオリティは業界でもお墨付き。
インドでは日常的に飲まれているチャイティーを中心に、フルーツやお花の香りのフレーバーティー、初摘みのファーストフラッシュの茶葉、ギフト向けの紅茶缶など、ここに来たらなんでも揃う紅茶のワンストップショップです。
実は、この店の代表を務めるジャグモハン・チャンドラニさんは、西葛西では知る人ぞ知る有名人。江戸川インド人会の設立者で、インド料理店も経営している、この界隈ではよく名の通ったお方なんです。
よく眠りたい、リラックスしたい、朝スッキリしたい…1日のシーンや気分に応じて豊富なバリエーションから、1人1人にあった紅茶がきっと見つかります。
■シャンティ紅茶
住所:東京都江戸川区西葛西3-3-15
電話番号:03-3688-4888
営業時間:9:00~18:00
定休日:土日祝日
下町観光がてらCMで話題のボートレース観戦にトライ!「ボートレース江戸川」
江戸川周辺の下町レトロなスポットの散策がてら、ちょっと趣向を変えて、昔から地元で親しまれている娯楽施設「ボートレース江戸川」でレース観戦を体験してみませんか?
「ボートレース江戸川」は日本で唯一、本物の河川(中川)を利用したボートレース場。東京のシンボル・東京スカイツリーを遠目に望むコース内で繰り広げられる、水上の戦いは迫力満点!スタンド席と屋外観覧席は全席自由に利用可能で、特に屋外観覧席なら、ボートがターンした際の水しぶきやエンジン音の迫力をより間近で感じられます。(※100円の入場料は必要)
最近では、テレビCMなどでもお馴染みのボートレースですが、女性からの注目度もじわじわ上昇中。そのため「ボートレース江戸川」では、ボートレースが全くの初心者という女性でも思わず足を運んでみたくなる、様々な利用特典を用意してくれているんです。
例えば、指定席「MIYABI」のホール内には女性専用ルーム「kaguyahime」という女性のための観戦用個室が設けられていたり、女性限定でタクシー初乗り分のキャッシュバック(女性同伴の有料席利用者のみ)と女性に嬉しい特典がいっぱい。また有料席利用者は、席の金額に応じて食券のプレゼントつき。
他にも無料のソフトドリンクサービスやカラオケルームがあったりと、サービス・設備面も充実しています。舟券は100円から購入できるので、あまりお金を使わず楽しめるのも嬉しいポイント。
最寄りの平井駅などから無料送迎バスも運行しているので、興味はあるけれどなかなか機会がなかった…という方でも、一度はボートレース場に足を運んでみたくなってきますよね。
また、下町らしくレトロな内装、アート作品に触れることができるのも「ボートレース江戸川」の見どころのひとつ。まず観戦席や場内に掲出されているレトロな映画看板は、映画看板師・久保板観氏によるもの。ブルース・リーやオードリー・ヘップバーンら名だたる銀幕スターたちの名作映画のポスターを模した、アート作品が壁一面に飾られているので、ミュージアム感覚で端から端まで鑑賞してみて。
さらに、屋外の観覧席にも、東海道五十三次ならぬ、妖怪道五十三次という作品がずらり。こちらは『ゲゲゲの鬼太郎』でおなじみの水木しげる先生による絵をプリントした全55枚のプレートを、遊歩道沿いに約200メートルに渡って展示した作品。55枚すべてが違う絵柄なので見ごたえたっぷり。
スタンド席と屋外観覧席は全席自由に利用できますが、通常の観戦席よりも、ワンランク上の観戦スタイルを求めるなら、前述の指定席「MIYABI」や、特別観覧席「GOLD」を利用するのがおすすめ。
特に、全席一人掛けの「GOLD」は、それぞれの座席にモニターが設置され、投票窓口前に最高級の「スネークソファー」が置かれていて、まさにVIPを迎える応接間といった雰囲気。席料4,000円なだけあり、ゆったりとくつろぎながらの観戦を好む方が利用している様子でした。
レース観戦で白熱した後は、指定席「MIYABI」の併設レストラン「takebue」へ。ピリ辛な味付けの豚肉とネギがたっぷりのった「うま辛肉そば」でスタミナをつけたら、次のレース観戦にも力が入りそう。
■ボートレース江戸川
住所:東京都江戸川区東小松川3丁目1-1
営業時間:10:00~ナイターレース終了まで
懐かしくってお洒落!休日は東京の下町レトロを巡ってみない?
東京五輪開催へ向け益々急ピッチで都市開発が進み、多くの高層ビルが林立する東京。ですが、今の姿があるのはやはり下町の存在あってこそ。
昭和から平成、そして令和へ年号が変わっても、地域に寄り添ってきた商店街や昔ながらの個人店が並ぶ風景の中を歩くだけで、なんだか懐かしい気分に浸れる。そんな下町の魅力が色あせることはありません。
ちょっぴりディープな東京の一面に触れられる江戸川エリアで、お気に入りのレトロなスポットを探してみてはいかがでしょう。(女子旅プレス/modelpress編集部)[PR]提供元:BOAT RACE振興会
※記事は女子旅プレスの調査及び主観に基づくものであり、店舗のサービスが保証されるものではありません。