伊豆周辺でフォトジェニック&パワスポ旅!週末2日で心を満たす女子旅
日増しに暖かくなるこの季節。一年の中でも最も気候のよい時期こそ、せっかくの休日に出かけない手はありません。東京から電車で気軽に行ける伊豆・熱海・伊東エリアは、定番人気の温泉はもちろんのこと、絵になるフォトジェニックなスポットや恋愛のパワースポットなど、意外に知られていない見どころが沢山。週末1泊2日で非日常に触れて、心を充足させる旅に出ませんか?
バラ満開の楽園!優雅な香りと色彩に浸る「アカオハーブ&ローズガーデン」
まずはじめにオススメしたいのが、太平洋を望む高台にある、熱海の観光スポット「アカオハーブ&ローズガーデン」。約20万坪という広大な敷地に、バラやハーブをはじめ、12のガーデンに四季を彩る花や植物が咲き乱れます。
こちらの特徴は、自然の丘陵地を活かし、海を借景とした風景の中に庭が点在しているところ。5月から6月は約600種4,000株ものバラが咲き誇り、2015年には世界バラ会議で最高賞の「優秀庭園賞」にも選ばれました。世界に認められたバラ園と聞くと、俄然興味が湧いてきませんか?
ガイドつき専用シャトルバスでも広大な園内を巡ることができ、特にバラのアーチが美しい「プロポーズガーデン」は絶好の撮影スポット。また、紫や黒などのダークな色彩がミステリアスな魅力を醸し出す「シェードガーデン」も独特の雰囲気が漂っています。
趣きが大きく異なる日本庭園「天翔」にも、ぜひ足を運んでみて。空と相模湾の青のコントラストが果てしない、息をのむロケーション。砂紋の庭園の中心に鎮座するのは、堂々たる盆栽「鳳凰の松」で、そのサイズは世界最大。イングリッシュガーデンも素敵だけれど、それに負けない日本の美に、改めて気づかされるはず。
また、2017年には建築家・隈研吾氏が手掛けた、絶景カフェ「COEDA HOUSE」がオープン。店内中央で存在感を放つ、樹齢800年のアラスカヒノキを49層1,500本も積み重ねた柱が、大きな一本の幹を連想させます。
カフェメニューは、熱海産の橙を使用したスイーツ「熱海タルトフロマージュ」や、伊豆の牧場から取り寄せている新鮮ミルク100%の「バラのアイスクリーム」、「バラのサイダー」、「ローズジュース」など。水平線を望むテラス席やデッキで、解放感に浸るひと時をどうぞ。
さらに見逃してはならないのが、たくさんの花々に囲まれた絶景ブランコ。海に向かってこぎ出せば、伊豆の海の絶景が堪能できます。今や、メルヘンチックな一枚が撮れる人気スポットとなり、週末には行列ができるほど。
園内の「ハーブ工房」では、バラにちなんだ体験コースが楽しめます。心地よい香りとハート型が可愛い「ハーブ石鹸作り(約45分)」や、好みの香りを選べる「ハーブ&フラワーコロン作り」は15分もあれば完成するので、時間がない時にもオススメです。
5月下旬には満開となるローズガーデン。麗らかな春の陽気の中、百花繚乱の色彩と優雅な香りに癒されることでしょう。
■アカオハーブ&ローズガーデン
住所:静岡県熱海市上多賀1027-8
電話番号:0557-82-1221
営業時間:9時~17時(入園は16時まで)
入園料金:大人1,000円 小ども500円(※5/15~6/10は大人1,300円 小ども600円)
定休日:12月・1月の毎週火曜日(※12/29~1/3は営業)
パワーとハートがいっぱい!格式はそのままにモダンに進化にする「來宮神社」
熱海を訪れたなら、必ず参詣しておくべきが「來宮神社(きのみやじんじゃ)」。古くから熱海郷の地主の神として祀られ、樹齢2,000年以上という御神木「大楠」が鎮座する、日本屈指のパワースポットと言われています。御利益は、縁結び・心願成就・商売繁盛・長寿・さらには禁酒まで。
まずは「本殿」へ参拝し、境内の「三峯神社」「来宮稲荷明神」にもお参りを。願いを聞き届けてくださるように、まんべんなくお参りをして、神さまにご挨拶。
お参りの最中、ハートに模られた落ち葉を発見。なんだかとってもフォトジェニックな光景ですが、これは「猪目(いのめ)」という縁起のよい文様で、魔除けの意味が込められています。実は「來宮神社」のいたるところに、この猪目の文様が点在しているので、目を凝らして探してみて。
そして「來宮神社」を訪れたなら、見ずには帰れない大楠。国指定天然記念物に選定されており、全国2位の巨木認定を受けているだけあり貫禄たっぷり。大樹が放つ不思議な雰囲気は、2,000年もの時を積み重ねてきた重厚感と、この地を見守り続けてきた温かさに溢れています。
「幹を1周すると寿命が1年延命する」「願いを秘めながら幹を1周すると叶う」という伝説も、すんなり信じられてしまう圧倒的な存在感です。
また、夜間は「來宮神社 the Kodama Forest Project」と称して、17時~23時まで大楠のライトアップを実施中。草木に宿る木霊(こだま)を約140個の灯りで表現しています。
近年さまざまなプロジェクトによって、年々魅力を増している「來宮神社」。茶寮「五色の杜(もり)」では、大楠を眺めながら頂くお抹茶が人気。茶寮「報鼓」では「来福スウィーツProject」に賛同する菓子店などが開発したスウィーツを味わえるので、友達とシェアしながらの食べ比べはいかが?
汗ばむ陽気なら「お休み処」の、ほんのり芳ばしい「麦こがしソフトクリーム」で涼むのもオススメです。
■來宮神社(きのみやじんじゃ)
住所:静岡県熱海市西山町43-1
電話番号:0557-82-2241
開頭時間:9時~17時
過去の伊東温泉へタイムスリップ!昭和レトロな趣の「東海館」
伊東温泉を流れる松川河畔に、ひときわレトロで豪奢な建物が。昭和初期に建造され、当時の温泉街の風情を残す、木造三階建ての「東海館」です。
地元の材木商によって建てられ、昭和3年の創業以来、温泉旅館として機能していましたが、平成9年に廃館。昭和13年と24年頃に増改築が行われ、昭和13年に増築された部分は、3人の棟梁を各階に置き、それぞれの腕を競わせたという逸話が残っています。まさに当時の最高の技術と知識が集結した建物といっても過言ではありません。
材木商が建てたとだけあって、国内外の貴重な木材を惜しみなく使用。玄関先の見事な装飾、廊下、階段、客室の床の間にあしらわれた銘木の柱、粋な仕事がうかがえる障子の組木。木材を大切に扱った職人の意匠が伝わってくるようです。
また館内を歩けば、少し不思議な造りに気づくかもしれません。これは、自然の採光、客室から漏れる灯りを最大限に活かす工夫など、緻密な計算がし尽くされているから。
レトロ感が漂う大浴場も要チェック。総タイル貼りの浴室と、地元の彫師によって彫られた迫力ある唐獅子の湯口…昭和レトロな雰囲気がたまりません。土日祝日のみ日帰り入浴が可能です。
3階のはしごのような階段を上ると最上階の望楼へ。ここからは伊東温泉街が360度ぐるりと見渡せます。今でこそ高い建物が多い伊東温泉街ですが、昭和の頃は下駄を鳴らす旅客、艶やかな着物を召した芸妓さんが往来し、風情ある街並みが広がっていたそう。なんだか想像がかき立てられますね。
今となっては再現不可能ともいうべき、古き良き時代を垣間見ることができる「東海館」。最寄りの伊東駅からの道中も湯の花商店街などノスタルジックな見どころが点在しているので、のんびりお散歩しながら訪れてみて。
■東海館
住所:静岡県伊東市東松原町12-10
電話番号:0557-36-2004
営業時間:9時~21時
料金:大人200円 子ども100円(日帰り入浴は別料金)
休館日:毎月第3火曜日(祝祭日の場合は翌日休館)
日本初!スケールや世界感に驚きっぱなし“立体験型”イルミネーション「グランイルミ」
“立体験型”のイルミネーション…初めて耳にする言葉ではないでしょうか?伊豆ぐらんぱる公園内で開催されている「グランイルミ」は、まさに言葉通り“立体型”で“体験型”のイルミネーションなのです。
今回で3rdシーズンを迎え、『お菓子を求めて海底20,000マイル』をテーマに、約600万球のライトで彩った海底生物、カラフルなスイーツや花々がきらめく、フォトジェニックな光の世界が広がっています。
まずは眩い光の「夢のトンネル」へ。長いトンネルを抜けると「イルミネーションのメインエリア」に到着。ここでは「光と音のフルカラーレーザーショー」を見ることができます。2ndシーズンより導入されたこのレーザーショーは、壮大な音楽に合わせて照射されるレーザーと、噴出されるスモークの競演で、まるでオーロラを眺めているかのように幻想的。
また、横幅が約60mの大型ビジョンに投影される色鮮やかな映像ショー「Grand Vision Show Time!!」も見逃せません。
特に女子心を掴まれるのは、ケーキやキャンディが並ぶ「スイーツランタンエリア」と、ピンクの花々が咲き乱れる「ランタン花畑エリア」。遠目には気づきにくいですが、近づけばその巨大さにびっくり。花のランタンで一番大きいものは直径3m以上になるとか。まさにおとぎの世界に迷い込んだ気分。
そしてメインコンセプトである“立体型”を実感できるのが「絶景展望台」。これまで通ってきたルートを高台から眺めれば、想像もしなかった光景が。目の高さの景色と、上から立体的に眺める景色の違いに驚かされるはず。
「グランイルミ」が“体験型”とも呼ばれる所以が、イルミ上空に架かる「ジップライン~Julie~」。往復400mものロングライドなので、眼下に広がる光の海を存分に楽しめますよ。
また全長約110mの七色に光る滑り台「ナイトレインボー」にもトライしてみて。他にも、大きなバルーンの中に入って水上を歩く「ナイトバルーン」、地上約4mを渡るスカイサイクルなど、アトラクションはさまざま。
これまでのイルミネーションとはスケールが違い過ぎて、圧倒されっぱなしの「グランイルミ」。3rdシーズンは2018年8月末までの開催なのでお見逃しなく。
■グランイルミ
住所:静岡県伊東市富戸1090伊豆ぐらんぱる公園内「グランイルミ」特設エリア
電話番号:0557-51-1122
開催期間:2017年11月11日(土)~2018年8月末日予定
営業時間:18時~22時(最終入園受付21時45分) ※季節により変動あり(公式HP要確認)
料金:大人(中学生以上)1,500円 小学生800円 幼児無料 駐車場無料※アトラクションにより別途料金必要
(※伊豆ぐらんぱる公園の昼間の入園料金は別途必要)
休園日:2018年4月8日(日)以降 金・土・日曜、祝日のみ営業(GW、夏休みは毎日営業)
フォトジェニックな灯台が素敵!伊豆七不思議と縁結びの物語が伝わる「石廊崎」
「地球は丸かった!」―――「石廊崎(いろうざき)」からの景色を眺めれば、そんな言葉が頭をよぎるはず。
下田駅から東海バスに乗って40分程度。伊豆半島最南端の岬というだけあり、大島・利島・新島など伊豆七島がずらりと望める絶景、高さ約100mに達する断崖絶壁、荒く猛々しい波といった、ダイナミックな風景が広がります。
そして、おのずと目に入る白亜の「石廊埼灯台」。明治4年、“日本の灯台の父”と呼ばれる英国人リチャード・ヘンリー・ブラントン氏の設計によって木造灯台が造られたのがはじまり。昭和8年に現在のコンクリート造に建て替えられ、『日本の灯台50選』に選ばれています。
岩礁が多く、座礁する船が後を絶たなかったこの難所を、煌々と照らし先導した灯台。とっても頼もしくロマンに溢れていますよね。
灯台の脇を抜けると、「石室神社(いろうじんじゃ)」と「熊野神社」の2つの神社が現れます。海面約30mの岩壁に食い込むように建てられた「石室神社」は船乗りの守護神。伊豆の七不思議のひとつ『石廊崎権現の帆柱』の伝承の地でもあります。
江戸時代、この海を往航していた千石船が嵐にあった際、船の帆柱を奉納することを約束し、権現の御加護で転覆を免れたという伝説。その逸話の帆柱が今もなお社殿を支える基盤となっています。こちらでは御朱印がいただけるので、御朱印帖を忘れずに。
「熊野神社」は、悲恋を乗り越え結ばれた、幸吉とお静の伝説にちなんで、縁結びの神様として知られます。小さな祠ですが、しっかりお参りして恋愛成就を願いましょう。
崖上からの景色を満喫したら、今度は違う角度から楽しんでみませんか?遊覧船「マリンバード号」に乗船し、約25分の絶景クルーズへ。海上から見る「石廊崎」はまた違う面白さ。複雑に入り組んだ断崖の間を縫うように進み、遊覧船でしか見ることのできない風光明媚な観光ポイントへ。
灯台から神社までは急な階段が続くので、歩きやすい靴で向かうのがベター。岬の先端へ向かうのはそれなりに体力を使いますが、視界が開けた時の感動は、筆舌に尽くしがたいものがあるはずです。
■石廊崎(いろうざき)
住所:静岡県賀茂郡南伊豆町石廊崎
電話番号:0558-62-6288
営業時間:10時~15時(※7月と11月一般公開された時の時間帯)
料金:無料
にっぽんの原風景が広がる、ノスタルジックな温泉宿「八幡野温泉郷 杜の湯 きらの里」
6,600坪の広大な敷地に広がるのは、山・田畑・池・小川。日本人の心の奥底にある里山の原風景が、「きらの里」にはあります。こちらの宿では、懐かしい風景にひたり、時間の感覚を忘れさせてくれる特別なひと時が味わえるんです。
お部屋は、旅籠風、古民家風、四季と緑を楽しむ部屋、海の眺望を臨める部屋と、趣きの異なる4つのお部屋が。源泉かけ流しの温泉は、8つの大浴場と、無料で利用できる3つの貸切風呂が用意されています。料理は伊豆の海・山の幸を用いた会席料理がメイン。
湯上りの無料ドリンク、無料の貸切風呂、屋台の夜鳴きそばの提供など、心尽くしを感じるこまやかなサービスがそこかしこに。ほかにも、陶芸体験、田植え体験、足湯、スパなど、ゆっくりのんびり過ごすには十分すぎるほどの設備が整っています。なんだか不思議な懐かしさに、心がホッと落ちつく「きらの里」。至れり尽くせりのおもてなしで、満足の滞在になること請け合いですよ。
■八幡野温泉郷 杜の湯 きらの里
住所:静岡県伊東市八幡野1326-5
電話番号:0557-55-2400(代表)・3311(予約)
伊豆・熱海・伊東エリアと言えば、人気温泉街としてよく知られる旅先ですが、今回ご紹介したスポットを参考に、絶景に癒やされる旅や、良縁祈願の旅なんてのも楽しそうですよね。
2018年4月には、「ユネスコ世界ジオパーク」に認定された伊豆半島。思わず写真に収めたくなる伊豆の絶景にはワケがあったんです。
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※記事は女子旅プレスの調査及び主観に基づくものであり、店舗のサービスが保証されるものではありません。