2018年春「そうだ 京都、行こう。」の舞台は「勧修寺」!知る人ぞ知る桜の名所へ
「そうだ 京都、行こう。」のキャッチフレーズでおなじみの、JR東海の京都観光誘致施策。2018年春の舞台となっているのが、京都府山科に位置する「勧修寺(かじゅうじ)」というお寺。春は観音堂や参道に美しい満開の桜が咲き誇る、知る人ぞ知る花見スポットとしても知られています。
皇室や藤原氏にも縁の深い「勧修寺」
京都市営地下鉄東西線「小野駅」から徒歩6分、真言宗山階派の大本山「勧修寺」は、醍醐天皇が若くして逝去した母・藤原胤子(ふじわらのたねこ)の菩提を弔うため、胤子の祖父の邸宅跡を改め、西暦900年に創建された歴史ある寺院です。
一時は隆盛明治時代には寺内の一部が「勧修小学校」として使われていたこともあり、また藤原高藤と宮道列子のロマンスの舞台とも言い伝えられており、その逸話は『今昔物語集』にも収められ、現代に受け継がれています。
「勧修寺」の広々とした庭園を華やがせる美しい桜
「勧修寺」は皇室や藤原氏にも縁の深い門跡寺院であるだけでなく、山科の知る人ぞ知る桜の名所としても親しまれ、広大で開放的な庭園のなか、華やかな桜に彩られた観音堂が春の季節はひときわ存在感を放ちます。
今春「そうだ 京都、行こう。」の舞台に選ばれたのも、年々増加する京都観光客の混雑問題を受け、観光客の増える花見の時期に、落ち着いて京都旅行を楽しんでもらいたいという理由からなのだとか。
例年3月下旬から4月上旬の花見シーズンは、池泉回遊式庭園や参道に薄紅色のシダレザクラや、ソメイヨシノなどが咲き誇り、特に観音堂の両側に大きな翼を広げたかのように咲く桜が見もの。さらに、庭園へと続く優美な白壁と桜のコントラストもまた見事で、その他の時期にも梅、藤、杜若、花菖蒲といった季節の花々が見頃を迎えます。
通称“京都一◯◯が多い寺”
また、「勧修寺」の庭園の池は別名「氷室の池」と呼ばれ、とりわけ多くの水鳥が飛来することから「京都で最も水鳥の多い寺」とも言われており、遠方から飛来する水鳥の姿を求めて写真愛好家たちが集まるフォトスポットとなっています。
あふれる春の浮き立つような空気に誘われて、市中心部から少し離れた場所で ゆったりと流れる山科の春を楽しんでみませんか。(女子旅プレス/modelpress編集部)
勧修寺(かじゅうじ)
住所:京都市山科区勧修寺仁王堂町27-6
電話番号:075-571-0048
拝観時間:9:00~16:30(受付終了16:00)
拝観料:庭園400円(2018年3月24日~4月15日は、庭園・書院共通600円)
アクセス:地下鉄東西線「小野駅」下車徒歩約6分
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