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パワースポットを巡って運気をあげる!新年におすすめのまち歩きスポット

パワースポットを巡って運気をあげる!新年におすすめのまち歩きスポット

お茶の水女子大学で地理学を専攻する『地理×女子』監修のまち歩き。今回は東京都渋谷区の表参道を歩きながら、明治神宮内にある御苑まで出かけます。その土地の地理をひも解いたら、明治神宮御苑にある日本屈指のパワースポットにつながる深い関係が見えてきますよ。一年のはじまりにぜひ歩いてみませんか?

まち歩きのはじまりは表参道駅から

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今回紹介するのは、東京都渋谷区にある原宿・表参道から明治神宮御苑までのまち歩き。その土地の地理をひも解いて、まちの魅力を探っていきます。まち歩きのはじまりは青山通りの地下鉄・表参道駅。東京メトロ千代田線表参道駅(A2出口)からJR原宿駅前の明治神宮御苑の入り口にあたる神宮橋交差点付近まで、明治神宮へ続く参道であった表参道(都道413号)を歩いていきます。

キャットストリートにある渋谷川の痕跡をたどって

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ケヤキ並木が美しい表参道は、青山通りから明治神宮(原宿駅前)の神宮橋交差点(明治神宮)まで全長1㎞ほどあり、歩いて15分くらいの距離。道沿いには大正時代から昭和時代にかけて集合住宅地だった旧同潤会青山アパート跡地を再開発したショッピングモールを形成する表参道ヒルズをはじめ、ショッピングセンターの東急プラザ表参道原宿やラフォーレ原宿など日本文化の中心としてトレンドを発信し続けるエリア。

表参道駅から千代田線明治神宮前(原宿)駅前付近まで表参道を半分ほど、緩やかな下り坂を歩き、ちょうど原宿警察署神宮前交番がある歩道橋に差し掛かったところで、キャット・ストリートの愛称で知られる「旧渋谷川遊歩道路」にちょっと寄り道。こちらは表参道とは対照的で、小規模なショップやレストランが立ち並び、裏原宿を核に形成されるデザインやファッションの先端的なエリアとして人気があります。
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また、「旧渋谷川遊歩道路」の名前にあるように、かつては渋谷川(穏田川)が流れていた場所。川があった痕跡は原宿警察署神宮前交番付近の「参道橋」や、ゆるやかな曲線を描いた「旧渋谷川遊歩道路」を歩いていくと、その途中にある「穏田(おんでん)橋」など、橋の欄干の支柱を確認することができます。

地理でわかる裏原宿とパワースポットの意外な関係

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とはいえ、渋谷川はなくなったわけではなく、1964年の東京オリンピック開催をきっかけに、外から見えないように蓋をすることで暗渠(あんきょ)化して川を塞いでいるため、下水道というかたちとなり、今もなお「旧渋谷川遊歩道路」の下を流れています。

そもそも、渋谷川の源流はどこにあるのでしょう?この一帯の地理をひも解くと、一説では渋谷川の源流は、現在のキャットストリートを渋谷川として、上流部は原宿駅の裏側に広がる明治神宮御苑の池までつながっているといわれています。四季折々の自然が楽しめる緑豊かな明治神宮は都心のオアシスであり、国内外問わず人気の観光スポット。その中にある御苑には武蔵野特有の面影を残した雑木林の庭園が広がり、そのいちばん奥深いところには日本屈指のパワースポットとしても知られる「清正井(きよまさのいど)」があります。そこが渋谷川の根源なのだと。ということで、キャットストリートから明治神宮前駅までは緩やかな上り坂を歩きながら、明治神宮御苑まで足をのばします。

川の根源を目指して表参道から明治神宮へ

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表参道の神宮前3丁目付近から明治神宮の南参道入り口までは歩いて15分ほど。JR山手線原宿駅南口の神宮橋の先にある鳥居が明治神宮の南参道の入り口です。1920年(大正9年)に創建された明治神宮は、例年約300万人が訪れるという日本一の参拝者数を誇る神社として有名ですが、有名な旅行ガイドブックでも日本の観光地の中で3つ星を獲得しています。

22万坪という広大かつ緑豊かな神域で、100年前は荒地だったところに人工の森を造成。その中には社殿や参道とともに「明治神宮御苑」という庭園があり、「江戸時代の初めから大名の加藤家、井伊家の下屋敷の庭園として、また明治初年に皇室のご料所となった由緒深い名苑」と、参道にある案内板でも紹介されています。
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明治神宮の南参道を歩いていくと、大鳥居の手前ではワインの酒樽の数々。伝統を守りつつ近代化を推進していた明治天皇が好まれていたワインを象徴するもので、ワイン樽はフランスのブルゴーニュ地方の醸造各社により献納されたもの。向かい合うように、日本酒の樽もずらりと。
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御苑は大鳥居から御社殿に向かう参道(左手)の御苑北門から。その先の高台にある隔雲亭(かくうんてい)からは眼下に広がる南池(なんち)を臨み、お釣台や四阿(あずまや)からの眺めも見事。
さらに、渋谷川の源流をたどるように南池から清正井まで、6月には美しい花を咲かせる菖蒲田(しょうぶだ)がある遊歩道を歩いて、御苑の最奥にある清正井(きよまさのいど)を目指します。道の脇にある小川も少しずつ小さくなり、いよいよ清正井に。
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清正井はその名にある通り、安土・桃山から江戸時代前期にかけての武将・加藤清正が自ら掘ったとされている湧水の井戸。近くの案内板には「この地に下屋敷を構えて居た加藤清正が掘ったと伝えられ、一年中絶ゆることなく湧き出る清水は南池の減水となり掘り方の巧妙と水質の優秀なことは早くから世に知られている」と紹介しています。井戸水の水温は15度前後と一定で、毎分60リットルの水量があるのだそう。

「清正井」は風水の力がある日本屈指のパワースポットとしても知られてます。富士山と皇居を結ぶ風水の気の流れる地下のルートを龍脈といい、その龍脈に「清正井」があることから風水の力を得られるパワースポットとして注目を浴びているのだとか。御苑の中でもちょっと奥まったところにある別天地ですが、国内外問わず多くの方が訪れている人気スポットになってます。ちなみに、パワースポットに関する通説では、もっともパワーが集約されて高まる午前中に訪れるのがベストなのだとか。午後は自然エネルギーが沈静化するといわれているので避けたいところ。
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そのほかにも、明治神宮にはたくさんの見どころがあります。御社殿には夫婦楠(めおとくす)や、境内の門に使われている金物にも目をやると隠れたところにハートのデザインがあるので、縁起の良いキーワードを探しながら散策してみるのも楽しいですよ。西参道まで足をのばせるようであれば、もう一つのパワースポットといわれる亀石にも立ち寄ってみてください。

表参道の冬を彩るまち歩きのもう一つの楽しみ

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表参道から明治神宮御苑までの地理をひも解くまち歩き。この時期の表参道は冬ならではの演出やイベントもまち歩きの楽しみ方の一つです。
眺めも良く開放的な屋上庭園「おもはらの森」がある東急プラザ表参道原宿では、2018年2月28日まで『OMOHARA illumination(オモハラ イルミネーション)』を開催しています。樹木に囲まれた空間を約16,000球のイルミネーションで彩り、どこか懐かしく、ホッとできるような明るく優しい灯りを体験することができます。この機会にあわせて楽しんでみてはいかがでしょうか。
writer / 渡邊 孝明 photo / 東急プラザ表参道原宿、渡邊 孝明

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明治神宮の初詣の様子

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