【2018年ヒット予測/旅行トレンド】次の旅がもっと楽しくなる!注目の国内旅行&海外旅行先総ざらい
2018年に行くべき旅行先はもうチェックした?女性ネットユーザーの声をリサーチしつつ、女子旅プレス編集部が目利きで選んだ「国内旅行」「海外旅行」「テーマパーク」のトレンドを一挙紹介。
目次
- 【国内旅行部門】大河ドラマの舞台はネクストブーム確実(鹿児島)
- 【国内旅行部門】東京観光は「遊べる歌舞伎町」&「泊まりたくなる銀座」が熱い(東京)
- 【国内旅行部門】「名古屋城本丸御殿」全面公開へ(愛知)
- 【国内旅行部門】「太陽の塔」50年ぶり内部公開(大阪)
- 【国内旅行部門】ホテル&商業施設が一体となった新スポット(沖縄)
- 【海外旅行部門】ラグーンが世界遺産登録10周年迎える(ニューカレドニア)
- 【海外旅行部門】新大型ランドマーク「アイコンサイアム」開業迫る(タイ)
- 【海外旅行部門】冬季五輪開催地・平昌&進化を遂げるソウルのカジノリゾート(韓国)
- 【テーマパーク部門】東京ディズニーリゾート35周年“Happiest Celebration!”
- 【テーマパーク部門】USJで名作映画の世界観を全身で感じる「ユニバーサル・スペクタクル・ナイトパレード」
【国内旅行部門】大河ドラマの舞台はネクストブーム確実(鹿児島)
俳優の鈴木亮平が主演する2018年NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」。本作は西郷隆盛が育った薩摩(鹿児島)が舞台で、明治維新150年の節目の年の放送ということもあり、ロケ地や西郷隆盛ゆかりの観光スポットが一躍脚光を浴びることは確実だ。
鹿児島県といえば世界遺産の「屋久島」をはじめ、雄大な桜島を望む名勝「仙巌園」、世界的にも珍しい「砂むし温泉」で有名な指宿や、坂本龍馬の新婚旅行先であった霧島等の温泉街があり、九州の中でも観光的魅力に富んだ県として人気が高い。
また、西郷隆盛率いる薩軍が歩いたとされる「龍門司坂」、西郷隆盛没後100年を期に建設された「西郷南洲顕彰館」、“薩摩の小京都”と称される「知覧武家屋敷庭園」など、西郷隆盛ゆかりのスポットも数多く存在し、ファンがロケ地を巡る“聖地巡礼”効果で客足を伸ばしそうだ。
また、来たる鹿児島ブームに先駆け、加治屋町には「西郷どん 大河ドラマ館」が、2018年1月13日(土)~2019年1月14日(月)の期間限定で開館する。西郷・大久保家のスタジオセットの一部再現や、鹿児島ロケのメイキング映像の上映、映像技術を活用したクイズコーナーなど、大河ドラマの世界観を体験できる施設として、ファンを呼び込む見どころのひとつとなるだろう。
【国内旅行部門】東京観光は「遊べる歌舞伎町」&「泊まりたくなる銀座」が熱い(東京)
日本一の歓楽街と呼ばれ“夜の街”というイメージが根強い歌舞伎町が、今、幅広いエンターテインメントが集う観光地として生まれ変わろうとしている。
その先駆けとなったのが、2015年に開業したシネコンや高層ホテル、飲食・物販の複合施設「新宿東宝ビル」だ。8階テラスに設置された、ほぼ実物大の“ゴジラヘッド”のインパクトは当時多数のメディアに取り上げられた。
また、これまでも歌舞伎町観光の目玉だった「ロボットレストラン」は、今やインバウンド客からも支持される人気スポットとして定着した。このほか、近年では最新VRエンタメで遊べる「VR ZONE SHINJUKU」、スパイ体験型施設「in SPY re(インスパイヤ)」、ホスト&ホステスが書店員として常駐する異色の本屋「歌舞伎町ブックセンター」といったユニークなスポットが続々誕生。昨年12月には、西武新宿駅そばに、国内最大級の常設型謎解きテーマパーク「東京ミステリーサーカス」もオープンし、観光面での魅力は増すばかりだ。
一方、このところ「GINZA SIX」「GINZA PLACE」「東急プラザ銀座」といった大型商業施設の開業ラッシュが続いた銀座には、2018年、新規ホテルの進出が続く。
現時点で、ハイアットの最新ライフスタイルホテルブランド「ハイアット セントリック」のアジア第一号館や、最先端のロボットが従業員として働く「変なホテル東京 銀座」、名鉄インの新ブランド「ホテルミュッセ銀座名鉄」の開業が決まっており、買い物や飲食だけでない“泊まれる銀座”として新たな魅力を開花させようとしている。
【国内旅行部門】「名古屋城本丸御殿」全面公開へ(愛知)
日本屈指の名城として知られる、愛知県名古屋市の「名古屋城本丸御殿」が10年に及ぶ復元計画を終え、2018年6月8日(金)にその全容を完成公開する。
「名古屋城本丸御殿」は、尾張藩主の住居かつ藩の政庁として、1615年に徳川家康の命によって建てられた、日本を代表する近世書院造の建造物で、総面積3,100平方メートル、木造平屋建こけら葺き書院造、13棟の建物で構成されている。1945年、天守閣とともに全焼したものの、2009年より復元工事が進められてきた。
本丸御殿公開に先駆け、同年3月29日に名古屋城前に、尾張名古屋の食文化・生活文化を堪能できる飲食店や土産店など19店舗が並ぶ「金シャチ横丁」が誕生。城周辺の整備が進み、一帯の魅力が向上することで、観光客誘致に一役買いそうだ。
【国内旅行部門】「太陽の塔」50年ぶり内部公開(大阪)
1970年、アジア初の万国博覧会となった「大阪万博」を期に制作され、大阪のシンボルとして親しまれてきた「太陽の塔」。博覧会閉幕後、内部は長く閉ざされたままだったが、約50年近くの時を経て、2018年3月より塔内部全体の一般公開が始まる。
「生命の樹の生物群」「地底の太陽」といった万博当時の展示物も復元され、入館料は高校生以上700円、小中学生300円を予定。21世紀になった今、万国博覧会当時の感動を呼び起こしてくれるスポットとして、幅広い世代の観光客が殺到するだろう。
【国内旅行部門】ホテル&商業施設が一体となった新スポット(沖縄)
沖縄観光の目玉として2018年12月、本部町にホテル棟と商業エリアが併設した一体型施設「マハイナ オキナワン ヴィレッジ」が開業する。
同施設は、老朽化が進んでいた旧やんばる海の駅の敷地に建設される新ホテル棟「アラマハイナ コンドホテル」と、焼き肉レストラン、カフェ、フードコートを含む15店舗が入居する商業エリア「オキナワ ハナサキマルシェ」、既存の「ホテルマハイナ」を合わせた、総敷地面積約6,350坪で構成されるリゾートエリアを指し、ホテル最上階には、絶景が楽しめる露天風呂付き大浴場を設けるほか、レストランや屋外プール、ジムも併設。
美しい自然に抱かれた一大複合リゾートの誕生により、本部町一帯に観光客を呼び込む目玉となりそうだ。
【海外旅行部門】ラグーンが世界遺産登録10周年迎える(ニューカレドニア)
日本から直行便で約8時間半。南太平洋に位置する、日本から最も近いフランス領であるニューカレドニアは、メラネシアの風土とフランスカルチャーが融合した、多様な魅力を持つディスティネーション。年間を通して温暖で心地よい気候で、手つかずのダイナミックな自然と美しいコバルトブルーの海が広がる“天国に一番近い島”として、ハネムーン先としても人気を博してきた。
そんなニューカレドニアにとって2018年は、ラグーン(サンゴ礁)が、世界自然遺産に登録されて10周年となる節目の年。
ラグーンには“南太平洋の宝石箱”とたとえられ、南洋杉が立ち並ぶ景色が特徴のイル・デ・パン島があり、魚が多く生息する天然プールと呼ばれるピッシンヌ・ナチュレル、きめ細やかな純白の白砂で有名なクト・ビーチ、その背中合わせにあるエメラルドブルーのカヌメラ・ビーチ、波のないキノコ型の奇岩がユニークなウピ湾など、様々な観光スポットが存在。登録10周年に伴うメディア露出の増加により、渡航者の増加が期待される。
【海外旅行部門】新大型ランドマーク「アイコンサイアム」開業迫る(タイ)
2017年は乃木坂46が観光大使に就任したことでも話題を呼んだタイの首都バンコクで、敷地面積約8万平方メートルを誇る新大型複合施設「アイコンサイアム(ICONSIAM)」の開業計画が進んでいる。
開業時期は2018年秋を予定しており、出店先はチャオプラヤー川沿いの「ザ・ペニンシュラバンコク」と「ミレニアム・ヒルトン・バンコク」の中間地点。500以上の小売店を含む魅力的なショッピングモールや100のレストラン、豪華な2棟のレジデンス、400メートルにも及ぶ「水・火・音・光」のショー施設に加え、ショッピングモールにおけるアンカーテナントとして「サイアム髙島屋(仮称)」の出店も決定。
開発費用は、タイの民間投資となる不動産開発としては過去最大となる約1,500億円が投じられ、「世界の最高がタイの最高と出会う」というコンセプト通りの新たなランドマークとして、観光客を呼び込む大きな目玉となる。
【海外旅行部門】冬季五輪開催地・平昌&進化を遂げるソウルのカジノリゾート(韓国)
韓国といえば観光客で賑わう首都ソウルが人気を独占しているが、2018年は冬季五輪開催地の平昌(ピョンチャン)が脚光を浴びる年となるだろう。
ソウルから車で約3時間。平昌郡は、手付かずの美しい自然が最大の魅力で、ウインタースポーツが盛んになる積雪シーズンは、アルペンシアリゾートスキー場、竜平リゾートスキー場、フェニックススノーパークといったゲレンデに各地から多くの観光客が集まる。
また、仏教の聖地である五台山にあり、数多くの国宝や文化財を有する名刹「月精寺」や、夏場は羊が放牧され“韓国のアルプス”とも呼ばれるのどかな風景が広がる「大関嶺羊牧場」も見逃せない。
さらに、平昌五輪開催に併せて、ソウル市内から平昌五輪会場最寄りの珍富駅までを1時間台で結ぶ、高速鉄道KTXの整備も進められている。最高速度は250キロに及び、ソウル駅から競技場のある江陵駅間まで、これまでバスだと約3時間かかっていた移動時間も2時間弱にまで短縮される。
平昌五輪を期に、これまでスポットライトの当たる機会が少なかった平昌の露出が増えることで、近代都市ソウルの喧騒とは違った韓国の新たな一面を知るきっかけとなりそうだ。
一方、ソウルでは昨年韓国初のカジノを含む統合型(IR)リゾート「パラダイスシティ」が開業し、豪華なカジノ施設だけでなく、アートとエンタテインメントを融合した華やかな内装で一躍話題を呼んだが、2018年秋は設備増設によりグレードアップ。
巨大商業施設やスパやクラブなどのエンターテインメント施設が新たに加わる予定で、グランドオープンに向けリニアモノレールの駅と施設をつなぐ直結通路の整備も進められている。
日本語で対応できるスタッフも多く、今まで言語面での不安から海外のカジノを避けていた日本人観光客でも安心してカジノを楽しめる。東アジアの主要都市から4時間以内の立地の良さも手伝い、東アジアの中心的なリゾート施設としてより一層の存在感を放つだろう。
【テーマパーク部門】東京ディズニーリゾート35周年“Happiest Celebration!”
1983年4月15日に東京ディズニーランドが開園して以来、東京ディズニーシーや4つのディズニーホテルなどの施設をオープンし、“夢がかなう場所”として進化を続けてきた東京ディズニーリゾート。
2018年、記念すべき35周年のアニバーサリーイヤーを迎える東京ディズニーリゾートでは、2018年4月15日から2019年3月25日までの345日間に渡り、“Happiest Celebration!”をテーマにしたアニバーサリーイベント「東京ディズニーリゾート35周年“Happiest Celebration! ”」を開催する。
東京ディズニーランドでは、新たな昼のパレード「ドリーミング・アップ!」を筆頭に、約1年間のクローズ期間を経ていよいよリニューアルオープンするアトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」、新ナイトタイムスペクタキュラー「Celebrate!Tokyo Disneyland」が始まり 、シアターオーリンズでは新しいショーが披露される。
一方、東京ディズニーシーでは、35周年の特別なコスチュームを着たミッキーマウスをはじめとするディズニーの仲間たちとダッフィー&フレンズによる水上グリーティングや、ドックサイドステージでニューヨークの雰囲気を満喫できる新しいショーを展開。史上最大の“Happiest”な祭典がゲストを最高の夢の世界へと誘ってくれるだろう。
また、2018年は米国のディズニーパークも最新トピックスが目白押し。
米・ロサンゼルス「ディズニーランド・パーク」のディズニー/ピクサー映画をテーマにした期間限定フェスティバル「ピクサー・フェスト」(2018年夏 登場予定)、米・フロリダ「ディズニー・ハリウッド・スタジオ」の新テーマランド「トイ・ストーリーランド」(2018年夏 オープン予定)、米・ロサンゼルス「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク」のパラダイス・ピアが「ピクサー・ピア」へとリニューアル(2018年夏 登場予定)する。国内外共に話題続きのディズニーパークから目が離せない1年となりそうだ。
【テーマパーク部門】USJで名作映画の世界観を全身で感じる「ユニバーサル・スペクタクル・ナイトパレード」
2018年、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで注目したいのは、世界初の完全次世代パレード「ユニバーサル・スペクタクル・ナイトパレード ~ベスト・オブ・ハリウッド~」。
人気映画「ハリー・ポッター」「ミニオン」「ジュラシック・ワールド」「トランスフォーマー」という、全く異なる4作品の世界観を結集し、プロジェクションマッピングや、迫力のフロート、映画の技術を取り入れた照明演出、壮大な映画音楽を用いた、従来の常識を大きく覆す、未だかつてないパレード内容に期待が高まる。
また2018年の施策として、1月19日(金)よりスタートする、日本が世界に誇る“クール”なエンターテイメントブランドを一堂に集結させた一大イベント「ユニバーサル・クールジャパン 2018」にも期待が高まる。昨年に引き続き「名探偵コナン」「モンスターハンター」がさらなる進化を遂げて登場するほか、新ブランドとして「美少女戦士セーラームーン」「ファイナルファンタジー」が初参画する点も見逃せない。(女子旅プレス/modelpress編集部)
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15枚目画像:https://www.flickr.com/photos/koreanet/5932599581/
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