アート&エレクトロ音楽フェス「ミューテック」開催、小室哲哉参加プログラムを日本初公開
世界最先端のデジタルアートとエレクトロニックミュージックのフェスティバル「MUTEK.JP(ミューテックジェーピー)2017」が、2017年11月3日(祝・金)、4日(土)、5日(日)の3日間、東京・お台場の日本科学未来館にて開催。音楽プロデューサーでglobeの小室哲哉によるアートプロジェクトのライブや、VRゲームを活用した実験イベントなど、全プログラムが発表された。
カナダ発のフェス「MUTEK(ミューテック)」とは
2000年にカナダ・モントリオールでスタートした「MUTEK」は、デジタル・クリェイティビティや電子音楽、オーディオ・ビジュアルアートの創造性の開発、文化芸術活動の普及を目的に、現在モントリオールのほかに、メキシコシティー、バルセロナ、 ブエノスアイレスなど、世界中の都市で展開する国際的な祭典。
東京では2016年に立ち上げされ、同年11月に初開催。延べ3,000名を越える来場者を記録した。
小室哲哉参加の世界初公開プログラムに注目
2017年度は、お台場の日本科学未来館を会場に、国内外の音楽家やアーティストを多数ゲストに招いて、様々なデジタルアート、 テクノロジー、ライブエンタテインメント、ワークショップなどを実施。
今年の注目のプログラムとしてまず、小室哲哉と慶應義塾大学教授の脇田玲によるオーディオビジュアルインスタレーションプロジェクト「Tetsuya Komuro & Akira Wakita」を日本初公開。
このプロジェクトは、昨年9月に オーストリアで開催されたメディアアートの祭典「Ars Electronica Festival 2016(アルス・エレ クトロニカ・フェスティバル)」にて披露されたもので、「MUTEK.JP2017」では、さらに改良を加えた新しいプログラムを世界初公開する。
この他の注目プログラム
また、日本におけるシンセサイザー音楽の第一人者である冨田勲の名曲と、49個の球体が織りなすインスタレーション「Clair de Lune -Sound Program Structures-」を展開。本作は、クラシックの名曲であるドビュッシーの「Clair de Lune」をシンセサイザーに変換し、再構築した冨田の「月の光」(1974年作)を使用。
音楽と球体とが同期しており、音のボリュームや音程によって光量や浮遊する高さが変化する、光の構造体が音楽を表す「音を空間の解釈で再定義する作品」となっている。
さらに、世界的に活躍するクリエイター水口哲也がプロデュースした共感覚アドベンチャーゲーム「Rez Infinite」をドームシアターに4K映像でリアルタイムに投影。その世界を約100人で同時に体感する実験イベントで、VR(バーチャル・リアリティ)コンテンツの新しい可能性を探る。(女子旅プレス/modelpress編集部)
MUTEK.JP 2017(ミューテックジェーピー)開催概要
開催日:2017年11月3日(祝・金)、4日(土)、5日(日)
会場:東京都江東区青海2-3-6日本科学未来館、東京都渋谷区円山町2-16 WOMB
※WOMBは4日(土)の「WOMB×MUTEK」のみ
開催時間:開場・開演 17:30/閉演 23:30 ※4日(土)の「WOMB & MUTEK」@WOMBのみ23:00オープンでのオールナイトイベント
チケット料金:
1日券:3日、4日、5日、各日共に当日6,500円(税込)、前売5,500円(税込)、 3日通し券:13,000円(税込)※15歳以下は保護者同伴で無料で入場可、但し21:00以降、18歳未満の方の入場は不可 (年齢確認のため、顔写真付きの公的身分証明書を持参)
11月4日(土) 「WOMB & MUTEK」 :当日 3,500円(税込)、with FLYER & WOMB MEMBER 3,000円(税込)、with MUTEK Wristband 2,000円(税込) 、前売り2,800円 ※WOMBでは未成年の方は入場不可 (年齢確認のため、顔写真付きの公的身分証明書を持参)
情報:一般社団法人MUTEK Japan
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