蜷川実花らが温泉街をアートで彩る「道後オンセナート2018」プレオープン
愛媛県松山市の温泉街、道後温泉では4年ぶりとなるアートフェスティバル「道後オンセナート 2018」の本開催(2018年4月14日(土)~2019年2月28日(木))に先立ち、2017年9月2日(土)のプレオープンを皮切りに、一部の作品の公開を開始。フィナーレまでの18ヶ月間、ホテルや街中に設置される作品と多様なイベントを組み合わせて展開する。
4年ぶりの開催「道後オンセナート 2018」の特徴
「道後オンセナート 2018」のコンセプトテーマは2014年に引き続き「アートにのぼせろ ~温泉アートエンターテイメント~ 」。日本最古といわれる温泉街で、人と土地のエネルギーを浴び、体験することで、大人も子どもも、遠方から来る人も地域の人も、頭も体も楽しく「のぼせよう」というメッセージが込められている。
今回はオマージュ(賛歌)をキーワードに、パブリック作品は大巻伸嗣、三沢厚彦ら7名、ホテル作品は宇野亞喜良、大宮エリーら4名が、また蜷川実花、BEAMSが特別参加作品を出品し、約20名のアーティストの作品が道後の街を彩る。
蜷川が老舗温泉宿を彩る「道後温泉本館インスタレーション」
蜷川による「道後温泉本館インスタレーション」では、明治以降、近代的温泉リゾートの先駆けとして風格のある姿で親しまれてきた「道後温泉本館」の北側および西側の障子、一部ガラスに、蜷川の写真集『Light of』から抜粋された花火の写真10点と未収録の写真から24点、計34点を設置。昼と夜で表情が変わる、道後温泉本館を使った大規模なインスタレーションを展開する。
重さ1.5トンの巨大クマのインスタレーション
また、かつて道後公園にあった「道後動物園」へのオマージュとして、「道後温泉本館」そばの振鷺亭(しんろてい)に重さ1.5トン、高さ3mを超える巨大なクマの新作による、立体作品をプレオープン当日に公開設置。
グランドオープン時には樟(クスノキ)の丸太から彫り出された木彫、ブロンズ、絵画による「アニマルハウス in 道後」も誕生する。(女子旅プレス/modelpress編集部)
道後オンセナート 2018(どうごおんせなーとにせんじゅうはち)
会場:道後温泉及びその他周辺エリア
会期:2017年9月2日(土)~2019年2月28日(木)18ヶ月間
プレオープン:2017年9月2日(土)
グランドオープン:2018年4月14日(土)※ホテルプロジェクトなどは作品によって会期設定あり
[パブリック作品]
大巻伸嗣/三沢厚彦/浅田政志/梅佳代/淺井裕介/イチハラヒロコ/鈴木康広
[ホテル作品]
宇野亞喜良/大宮エリー/祖父江慎/松井智恵
[イベント]
エンライトメント/近藤良平/田中泯 /明和電機
[特別参加作品]
蜷川実花/BEAMS
■プレオープン期間:2017年9月2日(土)~2018年4月13日(金)
【パブリック作品】
三沢厚彦 「Animal 2017-01-B2(クマ)」
浅田政志 「鷺の恩返し 第八章 その弐ー朝六時、本日も湯が湧き人集うー」
梅佳代 「坊っちゃんたち」
イチハラヒロコ 「ことばのタオルを湯かごに入れて。」販売
2017年10月1日~蜷川実花 「道後温泉本館インスタレーション」2018年5月31日まで
2017年10月~
大巻伸嗣 「作品名未定」 道後商店街正面入口にて
2017年12月~
淺井裕介 「豊かさ」/「土の星の人」椿の湯1階ロビーにて
【ホテルプロジェクト】
2017年9月2日(土)~2019年2月28日(木)
■ホテルプロジェクトとは…道後地区のホテル・旅館の客室などに、アーティストが空間演出を施した作品の総称
宇野亞喜良 「恋愛辞典」 オールドイングランド道後山の手ホテルにて
大宮エリー 「楽園」 道後プリンスホテルにて
祖父江慎 「部屋本 坊っちやん」 道後舘にて
情報:道後オンセナート実行委員会
【Not Sponsored 記事】