女子旅の最新ニュース&人気ランキング | 観光・グルメ・買物・ホテルの情報が見つかる[女子旅プレス]

世界最大の天然温泉プールも!アメリカコロラド州で入れる温泉9選

世界最大の天然温泉プールも!アメリカコロラド州で入れる温泉9選

アメリカの屋根とも言えるロッキー山脈の最も高い部分に広がるコロラド州は、現在州内だけで27箇所もの天然温泉が湧く、意外な温泉地なんです。これらのほとんどは太古の昔、先住民が生きた時代から心と身体の癒しの源として大切にされてきました。世界最大の温泉プールから隠れ家的リゾートまで、今回はちょっと変わったコロラド州の温泉を9ヶ所ご紹介します。

世界最大の天然温泉プールもある!アメリカ・コロラドの貴重な温泉9選(C)visitglenwoodtourism
世界最大の天然温泉プールもある!アメリカ・コロラドの貴重な温泉9選(C)visitglenwoodtourism

世界最大の温泉プール「グレンウッド・ホットスプリングス」



グレンウッドスプリングスの街中に位置し、2013年に設立125周年を迎えたグレンウッド・ホットスプリングスは世界最大の天然温泉プールとして有名。グレンウッドスプリングスの街と温泉との歴史は非常に古く、1860年に最初の開拓者が入植するずっと以前に遊牧民族が当時の温泉を利用したという記録が残っています。

太古の昔に降った雨や雪解け水が地熱で熱せられ、地中の何層もの砂岩の層を通って湧き出した天然温泉水は、15種類ものミネラル分を豊富に含み、先住民ユート族によって「偉大な薬」を意味する「ヤンパ」と名づけられました。

地熱温泉の代表格「アイアンマウンテン・ホットスプリングス」



家族向けのアドベンチャーパークや、大陸横断鉄道AMTRAKの駅もあり、観光客にも人気の街グレンウッドスプリングスに2015年にオープンした、州内で最も新しい温泉である「アイアンマウンテン・ホットスプリングス」。

コロラド川域の山脈、渓谷、盆地が絡み合ったこの地域には温泉脈が点在し、地熱活動もかなり活発です。

山の麓にある隠れ家的リゾート「マウントプリンストン・ホットスプリングス」



コロラド州都・デンバーから車で約2時間半。標高4,330mのプリンストン山麓の「マウントプリンストン・ホットスプリングス」は、清潔で快適なロッジやキャビン、プールやスパ、レストランを完備した、大人から子どもまで楽しめる温泉リゾート。

そばを流れるチョーククリークの川底から熱水泉が湧くポイントがあり、川の水を足して好みの温度に調節する野湯も楽しめます。

ギネスにも載る先住民の癒しの温泉「パゴサスプリングス」



好きな飲み物片手にゆったりと温泉につかりたい(C)Osamu Hoshino
好きな飲み物片手にゆったりと温泉につかりたい(C)Osamu Hoshino
デュランゴから車で約1時間半。先住民の「ヒーリングウォーター」を意味する“Pag-Osah”に由来するパゴサという街には、数か所の温泉水を利用したスパがありますが、中でも一番大きな温泉施設が「ザ・スプリングス・リゾート・アンド・スパ」です。温度の異なる大小23の温泉プールがあり、サンワン川を眺めながらゆっくりと温泉に浸かることができます。

ここの源泉は世界で最も深い地熱帯層から湧き出しており、2011年8月にはギネスにも登録されました。源泉の深さは約305mとされていますが、水深を測定する測鉛線の長さが測定する度に足りなくなることから、現在の本当の深さはわかっていません。

スチームボートにある温泉「ストロベリーパーク・ホットスプリングス」



デンバーから約3時間、荒々しい自然と静けさがバランスよくミックスしたストロベリー・ホットスプリングスの歴史は、1880年代にまで遡ります。その始まりは先住民と初期の開拓者が温泉を発見し、定住したことがきっかけ。

昔ながらのキャビンや、車両を改装して宿泊施設にしたカブース、またテントの宿泊など、より自然に触れた滞在を楽しむことができます。

デュランゴの歴史とともに発展した温泉「トリンブル・ホットスプリングス」



トリンブル・ホットスプリングスの歴史は西暦1000年から1200年、古代プエブロがこの地域にいた頃に遡ります。古代プエブロの後にも、様々な先住民が狩猟や癒しの目的でこのアニマス渓谷へとやってきました。

1874年にはリウマチや古傷に悩まされていたフランク・トリンブル氏がこの地の温泉に浸かったところ、1ヶ月でその痛みがなくなったことから、1882年、この地にホテルを建設。その後、何度かオーナーが変わり、火災による消失後30年間の休業を経て、再びオープンを果たしました。

神聖なる温泉「ウィスバーデン・スプリングス&ベイパーケイブ」



数千年前からサンワン山脈から湧き出ている「ウィスバーデン・スプリングス&ベイパーケイブ」。ウィスバーデンがあるユーレイという地名は、偉大なる先住民ユート族の酋長の名前に由来し、この地で湧く温泉は非常に神聖な水として扱われ、現在でも儀式などの際に用いられることがあります。

ユーレイを流れるアンコンパーグレ川の名は、ユート族の言葉で「熱い」を意味する「アンカ」と、「水」を意味する「パー」、そして「泉」を意味する「グレ」が合わさったもの。由来の通り、温泉の温度も摂氏29℃から56℃とやや熱めです。

環境保護を重視した温泉「バレービュー・ホットスプリングス」



デンバーから3時間半、オリエントランド・トラストという非営利組織により管理保護され、エコシステムも整備されているバレービュー・ホットスプリングス。アメリカの温泉には珍しく、温泉に入る際に水着の着用は義務づけられておらず、個人の意思に任されています。

馬との触れ合いを楽しめる温泉「ワウニタ・ホットスプリングス・ランチ」



ワウニタ・ホットスプリングス・ランチは、かつて州内の他の温泉と同様、ユート族をはじめとする先住民族にヒーリングの目的で利用されました。

世界大恐慌の時代には所有者が幾度となく代わりましたが、1962年、テキサス州出身のプリングル一家がこの温泉を買い取り。ファミリー向けの観光牧場を備えた、馬と触れ合えるる温泉施設としてオープンしました。

温泉に浸かった後のお楽しみ



コロラド州の温泉は、先住民を癒やしてきた一方で、その貴重さゆえ部族同士の所有権争いのもとにもなりましたが、ロッキー山脈の恵みを受けミネラル分を豊富に含んだ温泉は今もなお、人々の癒しの場であることは間違いありません。

宿泊施設を兼ね備えた豪華な温泉リゾートから昔のままのひなびた温泉まで、さまざまなスタイルで楽しめる温泉に浸かった後は、ロッキー山脈から湧き出る美味しい水を使った地ビールで乾杯!なんて過ごし方もいいかもしれませんね。(女子旅プレス/modelpress編集部)

※記事は女子旅プレスの調査及び主観に基づくものであり、店舗のサービスが保証されるものではありません。

【Not Sponsored 記事】
世界最大の天然温泉プールもある!アメリカ・コロラドの貴重な温泉9選(C)visitglenwoodtourism
Page Top