猫好き必見!山口の“猫寺”「雲林寺」は御朱印もお堂も猫まみれ!
山口県萩市の“猫寺”として親しまれている「雲林寺(うんりんじ)」をご存知ですか?本堂の中も御朱印もすべて猫づくしという、猫ブームの今こそおすすめしたい隠れた癒やしスポットなんです。
“猫寺”がある山口県萩市
猫好きにはたまらない「雲林寺」があるのが、山口県萩市の中心部から車で30分ほど離れたむつみ地域。むつみは、山口県の萩市中心部と島根県津和野町の中間に位置し、その面積の約7割を森林が占めるほど、豊かな自然に恵まれています。
“猫寺”と呼ばれ始めたきっかけ
この「雲林寺」は、“忠義の猫伝説”が残る「天樹院」(毛利輝元の菩提寺)の末寺にあたるお寺。
「天樹院」とは、かつて長州藩の藩祖として活躍した毛利輝元と、彼に仕えた家臣・長井元房の墓が残る場所。かつて元房には可愛がっていた愛猫がいましたが、輝元が逝去した後、元房も後を追うように殉死。
猫は悲しみに暮れ、主人の墓前に49日間寄り添いましたが、最期には舌を噛み切り主人の後を追ってしまいます。これを機に夜な夜な辺りで猫の鳴き声が聞こえるようになったため、僧が丁寧に供養したところぱったり鳴き声が消えたそう。
この縁にちなみ、現在の「萩博物館」の裏手辺りは「猫の丁」と呼ばれるようになったと言われています。
「雲林寺」に存在する無数の猫達
そんな伝説が残る「天樹院」の末寺である「雲林寺」は、かつて招き猫数十体を譲り受けたことをきっかけに“猫寺”として国内外に知れ渡るようになりました。
その後も友人や参拝者から猫の置物や人形などが託されるなど、その数が増えてきたため、本格的に猫を飾り始めたんだとか。
今では寺の至る所に大小たくさんの猫の置物があり、猫たちが福を手招きしている光景をあちこちで見かけることができます。
「雲林寺」はお堂も御朱印も猫まみれ
猫とゆかりの深い「雲林寺」には、門を守るように座り込む木彫りの猫だけでなく、自分の身体の不調な部分をさすると御利益があるという猫仏様や、猫の顔が彫られたおみくじ入りのお堂など、猫にまつわるさまざまなものが点在。
さらに、猫にまつわる猫みくじや猫のお守り、猫の絵馬に加え、こちらで頂ける御朱印も可愛いらしい猫の絵柄。オリジナル御朱印帳も猫模様となっています。
お参りがてら猫の姿を探しまわるだけでも楽しい「雲林寺」で、可愛らしい猫たちに癒やされてみてはいかがですか。造り物の猫にまぎれて、可愛い本物の猫にも出会えるかもしれません。(女子旅プレス/modelpress編集部)
栖月山 雲林寺(せいげつざん うんりんじ)
住所:山口県萩市大字吉部上2489
電話番号:08388-6-0307
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