2019年も東京都内の新たな名所となり得るスポットが続々と誕生しました。特に今年は渋谷への新商業施設開業が相次いだほか、日本初進出のホテル・カフェ・大型書店、キャラクターミュージアムなどが連日メディアを賑わせました。そこで今年世間的に話題を呼んだ、東京の最新スポットをまとめて振り返ります。
今年最も話題を呼んだカフェと言っても過言ではない人気を見せつけたのが、世界5店舗目となるスターバックスのロースタリー併設カフェ「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京」。
100種類以上のコーヒー、ティー、オリジナルグッズを取り扱う焙煎工場併設の大型店舗で、既存店とは一線を画する“高級路線”かつ中目黒駅から徒歩10分という立地でありながら、開業直後は最大6時間待ちが発生するほど来店客が殺到しました。
店舗は4層構造で、日本初出店のイタリア発本格ベーカリー「プリンチ」、ティー専門フロア「ティバーナ ティー バー」、豆の量り売りスペース「リテールスクープバー」を併設、天井まで届かんばかりの約17メートルものキャスク（貯蔵容器）が中央にそびえたつ光景が見られるのも国内ではここだけ。
他店舗でお目にかかれない限定コーヒーも、ロースタリー東京の名物。その一種「ウイスキー・バレル・エイジド」のコールドブリューコーヒーは、まるでウィスキーのような上品で芳醇な香りが特徴。専用の貯蔵庫にてウィスキー樽で生豆を熟成させ、香味をしっかり豆に移しており、従来のフレーバーコーヒーとは全く違う芳しい香りにきっと驚かされるはず。
世界的建築家・隈研吾氏とのコラボレーションによって、一から建物の設計・建築が行われ、棚田をイメージしたという外観をひと目見てもわかるよう、建築やインテリア面においても職人のこだわりが光っています。
中目黒「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京」公開、焙煎所・ベーカリー・テラス併設の日本初業態カフェに潜入
スタバ「ロースタリー 東京」はティー専門フロアも熱い！クリームソーダに窒素ミルクティー…革新的なお茶の世界に感動
■スターバックス リザーブ（R） ロースタリー 東京
住所：東京都目黒区青葉台2丁目19番23号
営業時間：7:00～23:00
東京・銀座の並木通りに、無印良品がオープンした世界旗艦店「無印良品 銀座」は、従来同様の物販、飲食スペースに加え、これまでになかった“宿泊”要素が新たに加わった地下1階～10階建ての大型店舗。
無印の服飾雑貨・家具・食料品などを扱う「無印良品 銀座」、定番の朝食メニューや旬の魚介、肉料理、ジビエを活かした逸品を味わえるレストラン「MUJI Diner」、日本初出店のホテル「MUJI HOTEL GINZA」で構成されています。
特に「MUJI HOTEL GINZA」は、中国の深セン、北京に続く世界3か所目の無印のホテルブランドとして、満を持して日本に上陸。やさしい触り心地のバスタオルや、自然な眠りに導く照明、Wi-Fiなどを整えた温かみのある客室では、気に入った備品の一部を1～6階の無印良品のショップでそのまま購入して、自宅で使用することも可能となっています。
またホテルとしては珍しく、平日や祝日、ハイシーズンやオフシーズンといった繁閑の差で価格を変動させず、宿泊料金を1泊14,900～55,900円で固定しているのも特徴です。
「無印良品 銀座」MUJIホテル併設の大型店舗、全貌公開＜各フロア詳細＞
■無印良品 銀座
住所：東京都中央区銀座3-3-5
フロア構成：地下1階 ～地上6階（7層）
レストラン「MUJI Diner」118席（地下1階）
■MUJI HOTEL GINZA
客室：全79室
フロア構成：6～10階
レストラン：44席（6階）
三越駅前に今秋オープンした商業施設「COREDO室町テラス」。2階の核テナントとして出店し話題を集めたのが、台湾生まれの複合型書店「誠品生活日本橋」。
今回が日本初進出となった「誠品生活」は、「Books，and Everything in Between．（本とくらしの間に）」のコンセプトのもと、書店からスタートし、読書と文化の交流を育む場づくりに注力し発展してきた台湾発の文化情報発信拠点。2016年、米国CNNの「世界で最もクールな百貨店14」に選ばれるなど海外での評価も高く、日本1号店となる「誠品生活日本橋」は第50店舗目にあたります。
店舗は『誠品書店（書籍ゾーン）』『誠品文具（文具ゾーン）』『セレクト物販・ワークショップゾーン』『レストラン・食物販ゾーン』の4つにゾーニングされ、「誠品書店」ならではの感性で精選された書籍が並ぶほか、世界中からセレクトした約100ブランドが集まる、ユニークなフロア構成が一番の魅力。膨大な数の書籍が揃うだけでなく、台湾の衣食住の文化にも触れられます。
■COREDO室町テラス概要
住所：東京都中央区日本橋室町3-2-1
交通：
東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅 地下直結
JR横須賀線・総武快速線「新日本橋」駅 地下直結
JR中央線・山手線・京浜東北線「神田」駅 徒歩4分
JR各線「東京」駅 徒歩9分
渋谷エリアで最も高い約230メートル、地上47階建ての渋谷駅直結の大規模複合施設として誕生した「渋谷スクランブルスクエア」。エリア最高峰を高さを活かしたのが展望施設 「渋谷スカイ」です。
渋谷上空229メートルに位置する開放感あふれる屋上展望空間は、中心部がヘリポートになっており、周囲は全て透明なガラス張り。上空から渋谷の象徴・スクランブル交差点を俯瞰で見下ろせるだけでなく、東京タワー、東京スカイツリー、新国立競技場といった東京の名所も一目瞭然。
遥か上空からのパノラマビューを眺めるだけに留まらず、ガラスが周囲よりやや低めに設計された「スカイエッジ」、腰を据えて景色を眺められるソファエリア、空を見上げながらのんびり寝転がれる「クラウドハンモック」、そして夜になると「クロッシングライト」という照明演出が行われたりと、ダイナミックな眺望体験をより思い出深いものにしてくれる空間演出の数々が用意されています。
「渋谷スクランブルスクエア」213店舗から注目ショップ＆屋上展望施設をレポート
■「渋谷スクランブルスクエア」
フロア：地下2階～14階
店舗数：212店（物販125店、食物販57店、飲食28店、サービス2店）
営業時間 ：
物販・サービス（地下2階～11階、14階） 10：00～21：00
レストランフロア（12階、13階）
12階 11：00～23：00／13階 11：00～24：00
※一部店舗については、営業時間が異なります
1日あたり約11万8,000人が利用する（2018年度実績）下北沢駅に個性豊かなテナントが集う新商業施設「シモキタエキウエ」がオープンしました。
スターバックスをはじめとするカフェ、ベーカリー&ビア、タイ料理、和食、 香港料理と、朝食やランチ、待ち合わせ、ディナーまでシーンに合わせて使い分けられる多彩な飲食店と物販などバラエティ豊かな16店舗が揃います。
物販店は、商業施設初出店の生活雑貨「SOCO thinking GORILLA」をはじめ、生活を彩るグリーン＆フラワーショップ汎用性の高いＴシャツ専門店、コンビニエンスストアなど。小田急線下北沢駅改札を出て、すぐ脇のエスカレーターでフロアまで直結しているので利便性の高さも抜群。
東京都町田市の鶴間公園と旧グランベリーモール跡地を中心とする約22ヘクタール（東京ドーム約5個分）の再開発により誕生した「南町田グランベリーパーク」。
駅、商業施設、都市公園が一体となった新たな街区で、都内最大級のアウトレット複合施設「グランベリーパーク」、六本木営業時の2倍の敷地面積となって移転した「スヌーピーミュージアム」など見どころ満載。6つのパビリオンと7つの屋外広場で囲まれるショッピングスポットです。
中でもアメリカ・カリフォルニア州にあるシュルツ美術館の世界唯一の公式サテライト（分館）である「スヌーピーミュージアム」には、アメリカの人気コミック『ピーナッツ』に関する常設展示だけでなく、『ピーナッツ』の世界に浸れる「ピーナッツ カフェ」、この場所でしか手に入れることのできないオリジナルグッズを揃えたミュージアムショップ「ブラウンズストア」を併設し、さらに六本木で人気を博した「ぬいぐるみづくり」などを開催する専用のワークショップルームも開設。
『ピーナッツ』の登場キャラクターたちの愛すべき個性や、大人になった今改めて『ピーナッツ』作品の面白さや魅力に改めて気づかされる、大人と子どもが一緒に楽しめるミュージアムです。
南町田「スヌーピーミュージアム」公開 全長8m巨大スヌーピーが目玉、カフェも併設
■南町田グランベリーパーク
住所：東京都町田市鶴間3-4-1
アクセス：東急田園都市線・南町田グランベリーパーク駅
東京・渋谷駅前の再開発ビル「渋谷フクラス」内の商業施設ゾーンに、全69テナントが出店する新生「東急プラザ渋谷」がオープン。本施設の目玉として日本初上陸した総合エンターテイメントレストラン「セラヴィ（CE LA VI）」は、週末夜になると行列のできる今最も旬なナイトスポット。
17階・18階に位置する「セラヴィ東京」は、シンガポールのマリーナベイ・サンズをはじめ、香港、フランス・サントロペ、台北、クアラルンプール、上海、ドバイなどで展開する総合エンターテインメントレストラン「セラヴィ」の東京店。
店内は革新的なモダンアジアン料理を提供する「ファインダイニング」、アジアンバーガーなどのテイクアウトも可能な「カジュアルダイニング」、最高級の音響と東京のスカイラインを眺める「クラブラウンジ」の3つのエリアで構成され、世界レベルのエンターテインメントを提供。屋外のルーフトップエリアでは、渋谷スクランブル交差点を上空から眺めながら優雅なブランチも楽しめます。
■「東急プラザ渋谷」施設概要
所在地：東京都渋谷区道玄坂一丁目2番3号 地上2階～8階、17階、18階（渋谷フクラス内）
営業時間：物販・サービス店舗 10:00～21:00
飲食店舗 11:00～23:00
17階屋上テラス 11:00～23:00
（最終入場22:30）※一部店舗は異なる
定休日：1月1日
今回ご紹介した各施設はいくつ制覇しましたか？ぜひ次の東京観光の際や暇な休日に、東京の最旬スポットを訪れてみてはいかがでしょう。（女子旅プレス／modelpress編集部）
※記事は女子旅プレスの調査及び主観に基づくものであり、店舗のサービスが保証されるものではありません。
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