京都の街が七夕一色に 織姫と彦星の恋物語を描く
8月1日（土）、京都市中京区で、旧暦の七夕の時期に合わせて「京の七夕」が開催される。
堀川会場と鴨川会場周辺をメインに、七夕にちなんだ様々な企画を行う同イベント、6回目となる今年は「一年に一度、願いごとをする」という古来から伝わる七夕の意義を改めて見直し、「願い」をテーマに掲げ、10日間に渡り、京都ならではの風情が楽しめる現代版・七夕まつりとして開催する。
七夕の恋物語を4つのテーマで表現
堀川会場では、押小路通～下長者町通までの堀川遊歩道で、織姫と彦星の恋物語を4つのテーマに沿った作品展示を展開。
まず「出逢い」エリアでは、遊歩道入口付近の出逢いの広場に提灯ゲートを設置し、遊歩道にメッセージ行灯を展示して、七夕のワクワク感を感じられる空間を生み出す。
「恋」エリアでは、京都の伝統産業である竹と光と友禅のアート作品をはじめ、天の川からこぼれ落ちた星のように輝く光のしずく、水と光で京友禅を照らしだす光の友禅流しなどを展示して、織姫と彦星の2人の世界観を京都らしく表現。
「願い」エリアでは七夕飾り40本を遊歩道に配置し、幻想的にライトアップ。「再会」エリアでは、ブルーのLEDで満点の星空のきらめきを表現した光の天の川や、ORI☆HIKOなど光を使った展示を多く見ることが出来る。
プロジェクションマッピングを使ったアートも
鴨川会場では、御池～四条間を中心に、竹と灯りの散策路やウォーターアートプロジェクションなど、七夕とともに納涼の要素も取り入れた展示が行われる。
鴨川右岸には、京の伝統技術を用いた風鈴を竹籠に入れて展示する風鈴灯や、光の笹を設置する七夕ロード、全国物産展や特設ステージなど様々なブースを設置する鴨川納涼2015などが登場。
また、鴨川べりのウォータースクリーンに七夕にちなんだ幻想的な音と光を投影するウォーターアートプロジェクションや、みそそぎ川でも光の演出を行うなど、光を使った作品たちが七夕の街を華やかにライトアップする。
世界遺産に色鮮やかなプロジェクションマッピング
また期間中は、世界遺産・元離宮二条城で、二の丸御殿プロジェクションマッピングと名づけたプロジェクションマッピングを行い、建物の形状に合わせてカラフルな光が城を包み込む。またこれに伴い、重要文化財の唐門もライトアップ。
この他にも鴨川納涼床の七夕飾りの装飾や、舞妓さんの踊りを鑑賞出来る舞妓茶屋など、様々な七夕の催しが京都市内を彩る。（女子旅プレス／modelpress編集部）
京の七夕概要
開催期間：平成27年8月1日（土）～10日（月）
点灯時間：19：00～21：30
開催場所：堀川会場（御池通～今出川通）、鴨川会場（四条大橋～御池大橋）他
電話番号：075-222-0389（京の七夕実行委員会事務局）
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