葛西臨海水族園のマグロ群泳が復活、約80匹が一般公開へ
東京・江戸川区「葛西臨海水族園」のマグロ群泳が復活し、22日より一般公開された。
同水族園では、昨年末から「大洋の航海者:マグロ」水槽でマグロ類が減少し、残ったのはクロマグロ1尾のみとなったが、21日の夕方、新たなクロマグロが水槽に入れられ、現在は無事に泳ぎまわっている。神奈川県三崎港に運ばれてきたクロマグロは、高知県で畜養(若魚や成魚を生け簀などで育てること)されていた1歳魚で、全長80~90センチ、体重10~13キロの個体77尾。三崎港から葛西臨海水族園へと陸路で運搬された。
新しいクロマグロを迎えるにあたり、アクリルガラス面への衝突を防ぐために、目印としてテープを貼りつけることとなった。この方法は30年近く前に上野動物園の水族館でマグロ類の飼育試験の際にも試した方法で、マグロたちが水槽に慣れるまでの数日間の予定を予定している。
このような準備を整え、多くの職員が見守る中、水槽に新しいマグロたちが1尾ずつ放たれた。残っている大型のクロマグロ1尾を意識したのか、新しいマグロたちは最初、やや高速で泳ぎ、職員を少しハラハラさせる場面も。しかし、衝突防止テープが功を奏し、水槽内に放した直後のアクリルガラスへの接触はかなり少ないとのこと。そして、しばらくすると水槽内は落ち着いたようすを見せ、小型のクロマグロたちは徐々に群れをつくって泳ぐようになり、職員を安心させた。
なお、「大洋の航海者:マグロ」水槽前での各種イベントプログラムは現在中止しており、水槽の状況が安定し次第、再開を予定している。(女子旅プレス/modelpress編集部)
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