幻想的な箱根“あじさいライトアップ”昼夜2つの表情で魅了 あじさいスイーツも
6月20日より、箱根登山電車沿線にてあじさいの夜間ライトアップが実施される。
日本有数の温泉地である箱根で、箱根登山鉄道沿線のあじさいが、6月中旬頃から開花の時期を迎えるにあたり、今年も夜間のライトアップを実施。沿線に咲くこのあじさいは、数十年かけて職員たちにて一株一株植えられたもの。あじさい開花時期の箱根登山電車は、“あじさい電車”の愛称で親しまれ、車窓に触れるほど咲き誇るあじさいを、ゆっくりと走る電車に乗りながら堪能出来る。
日中に太陽の陽を受けてキラキラと輝く緑とあじさいのコントラストも美しいが、日が落ちてライトアップされ闇夜に浮かぶあじさいの姿は、日中とはまた違った魅力を放ちとても幻想的だ。
今年は新たなあじさいライトアップエリアも
今年は新たな見どころとして、彫刻の森駅付近の車川エリアに、全長55メートルにわたるライトアップ用LED照明を新設し、沿線7箇所のライトアップポイントであじさい鑑賞が出来るようになった。特にこのエリアのあじさいは高い位置に咲いている為、車窓から見事な景色が楽しめるという。
あじさい鑑賞しやすい新型車両が登場
また今年からは、昨年11月にデビューしたアレグラ号が“あじさい電車”として初登場。運転席部分に可能な限りの大型ガラスを採用したほか、車両前後両サイドには床から天井まで続く全面ガラスを採用するなど、全体のガラス面が従来の車両と比べて約30%広がっているため、あじさい鑑賞がしやすい造りとなっている。
夜は特別列車「夜のあじさい号」として運行され、強羅行は「宮ノ下駅」で、箱根湯本行は「塔ノ沢駅」で記念撮影タイムとして約10分停車し、7か所のライトアップポイントでは、電車内を消灯し徐行や停止を繰り返しながら、車掌の特別アナウンスとともに幻想的な風景を存分に楽しめる。
梅雨だけのあじさいスイーツを堪能
また箱根では各地で、あじさいに関連した展示やグルメの提供など様々な企画を実施。箱根強羅公園では、6月末まであじさいをイメージしたうす紫色のソフトクリーム「あじさいソフト」を味わえるほか、 箱根湯本駅構内の「箱根カフェ」では「紫陽花パン」を提供している。(女子旅プレス/modelpress編集部)
あじさいライトアップ
ライトアップ期間:6月20日(土)~7月12日(日)
場所:箱根登山鉄道「箱根湯本駅」~「強羅駅」
ライトアップ時刻:18:30~22:00
特別電車「夜のあじさい号」(全席指定)
期間:6月20日(土)~7月5日(日)
【Not Sponsored 記事】