夜景のプロが選ぶ「日本三大夜城」が決定
11月11日、夜景サミットや夜景検定を主催する夜景観光コンベンション・ビューローが認定する「日本三大夜城」が発表された。
「日本三大夜城」とは
これまで日本国内に数多く存在する「3大○○」に挙げられることのなかった「夜の城」を、この度、同団体が初めて選出したもの。全国約4,300名の「夜景鑑賞士」の投票を元に現地調査を経て、さらに当団体が定める6つの検証項目で精査したのちに認定された。
今回、日本を代表する夜の城郭と認定されたのは「大阪城」「高知城」「高田城」の3施設。
高田城(新潟県上越市)
1614年に築城された高田城。城を含めた高田城跡公園は県の史跡に指定され、文化施設やスポーツ施設、外堀を巡る遊歩道など、市民憩いの場とされている。最大の魅力は城のライトアップと約4000本の夜桜との景観美。青森県の弘前公園、東京都の上野恩賜公園と並び「日本三大夜桜」とも言われている。
春になると「高田城百万人観桜会」と銘打ち、高田城三重櫓と桜の夜間ライトアップが開催。約3000個のぼんぼりの灯りと相まってお堀の水面に映えるその優雅な夜の光景は、全国各地から求めて足を運ぶ人も多い。桜並木のトンネルをライトアップした 「さくらロード」も人気名所のひとつだ。
大阪城(大阪府大阪市)
大阪城は総面積105.6ヘクタールの大阪城公園中心部に位置するランドマーク。緑豊かな「市民の森」や「西の丸庭園」などがあり、四季を通じて多くの人が訪れる。天守閣の夜間照明は日没直後の一部点灯からフル点灯、そして夜が更けるのにあわせて天守閣の窓明かりを残しつつ段階的に消灯していくといった、時間毎に変化する演出が特徴。
公園内では天守閣のほか、城内の古建造物のライトアップ、夜桜ライトアップも行われ、夜の大阪城を魅力的に演出する取り組みがされている。
高知城(高知県高知市)
高知城の最大の魅力は、城のライトアップも去ることながら、四季を通じた夜間イベントの実施である。春の時期は高知城を彩る「高知城花回廊」が催され、追手門から天守閣までのメイン通路に飾り付けられた生け花などのライトアップや灯篭の設置、桜へのライトアップなど、会場全体を豊かに彩る。
夏の「高知城夏の夜のお城まつり」では風鈴とカラーキャンドルがコラボレーション。秋の「高知城夏の夜のお城まつり」は、城のライトアップと蝋燭の灯りが風情豊かな風景を生み出す。そして冬は「高知城冬のお城まつり」が開催され、キャンドルを灯した幻想的な会場で本丸や二ノ丸に対して様々なイルミネーションなども施される。(女子旅プレス/modelpress編集部)
写真提供:夜景観光コンベンション・ビューロー
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