福井県の真ん中”丹南(たんなん)エリア”はクラフトで人気!伝統工芸が生きる街で体験するモノづくり周遊旅

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2024年春に石川県・金沢から福井県・敦賀間の北陸新幹線の延伸が迫り、熱い注目が集まっている福井県。福井県は大きく6つのエリアに分かれているのですが、その中でも福井県のちょうど真ん中あたりに位置する「丹南エリア」は“モノづくり”が盛んなことで注目を集めており、越前たけふ駅という新駅も開業に向け、着々と準備が進んでいます。

福井県の真ん中”丹南(たんなん)エリア”はクラフトで人気!伝統工芸が生きる街で体験するモノづくり周遊旅/提供画像
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丹南とは、鯖江市、越前市、池田町、越前町、南越前町の2市3町で構成された地域のこと。伝統工芸品や産業が盛んで、日本のモノづくりの素晴らしさがギュッと詰まっているエリア。

今回はそんな丹南エリアでモノづくり体験ができる、旅好きの間で話題のスポットをご紹介。福井のモノづくりを通して、日本の伝統文化や産業の素晴らしさを肌で体験してみましょう。

眼鏡産地として100年以上の歴史!日本の巧みな技術が詰まったメガネと、世界にひとつだけのアクセサリーを【鯖江市】



メガネの産地・鯖江市にあるメガネ店「BOSTON CLUB(ボストンクラブ)」/提供画像
世界屈指のメガネの産地として、世界最高品質の商品の提供と加工技術の発展をし続けている鯖江市。福井のメガネづくりの歴史は、明治38年に遡ります。

冬になると雪に埋もれる貧しい農村だったため、増永五左衛門と弟の幸八は町おこしのためにメガネづくりを始めます。その後、活字文化の普及とともに、メガネの需要が拡大。鯖江市はメガネの一大産地へと成長していきます。

昭和56年になると、チタン素材を使ったメガネフレームの加工に着手。軽量で堅く金属アレルギーの方でも安心して使えるという利点がある一方で、加工の難しさからなかなか実用化に結びつきませんでしたが、鯖江が世界で初めてチタンを使ったメガネフレームの開発に成功。現在は国産メガネフレームの9割以上のシェアを占めています。

鯖江がメガネの産地として有名になり愛されている理由は、ここから始まっているのです。
メガネフレームのデザイン企画会社ボストンクラブの本社であり、鯖江の直営店でもある「ボストンクラブビル」/提供画像
そんな鯖江市で1984年8月に創業し、鯖江のメガネの進化とともに、メガネフレームのデザイン企画会社として発展してきたのが「BOSTON CLUB(ボストンクラブ)」です。
BOSTON CLUB/提供画像
安い海外製メガネに対抗し、鯖江にある世界水準の生産技術を取り入れた高品質の日本産メガネとして、1996年に「機能が自然な形状に内包されたフレーム」としてハウスブランド「JAPONISM(ジャポニスム)」を発表。現在では「めがねのまちから世界の顔へ」を理念として、「BCPC」や「BOSTON CLUB」などのブランドを保有しています。

そんな「BOSTON CLUB」は、トラディショナルなメガネの部品を使いつつ、現在のデザインに落とし込んだ、新しい時代のクラシックなメガネが人気。

今では見かけなくなったセル巻きや、彫金模様のフレーム、伝統を着崩したプレッピーな跳上げに、メタルとプラのコンビ枠…。昭和の時代に若者の間で流行していた、少しルーズでクラシカルなスタイルを現代版で蘇らせ、新しい息を吹き込んでいます。
鯖江市にあるBOSTON CLUBのショップ。様々な種類のメガネが揃う/提供画像
約30年前の金型や図面を利用した優れたデザインの復刻が軸となっている「BOSTON CLUB」では、現代の大量生産型では作り得ない素晴らしいメイドインジャパンのメガネが見つかるはず。是非実際に鯖江市の店舗に行って、その素晴らしい技術とデザインを体感してみて。
鯖江市にあるBOSTON CLUBのショップ。様々な種類のメガネが揃う/提供画像
ちなみに、メガネの産地でもう1つ、話題を呼んでいるお店があります。「世界にひとつ」が見つかるアクセサリーブランド「KISSO(キッソオ)」です。
色鮮やかで個性的なデザインのメガネの数々/提供画像
トレンドの淡い色のサングラスも豊富にラインナップ/提供画像
1995年創業の「KISSO」は、メガネ製造にかかわる全ての材料の総合商社。メガネの部品や材料の販売、メガネフレームの製造、メガネ製造に必要な特殊な専用機の販売などを行っています。

そんな「KISSO」が立ち上げたアクセサリーブランドは、色鮮やかでわくわくするアイテムが揃う、女性に人気のお店。
2020年12月にオープンした鯖江市丸山町にあるKISSOのショップ/提供画像
アクセサリーは全てセルロースアセテートという、コットンを主原料とした天然素材由来のバイオマスな材料を使用。独特な模様の材料は職人の手作業によるもので、何層にも貼り合わせることで、天然石のような唯一無二の柄が誕生。それをひとつひとつ丁寧に磨き上げることで、視線を誘うミステリアスなアクセサリーが完成します。
リングやブレスレットなど、豊富なアクセサリーを展開/提供画像
視線を誘う、個性的なイヤリングも人気/提供画像
アレルギーが少なく、肌にやさしく馴染む素材のため、「KISSO」のアクセサリーは敏感肌の方でも安心して身につけることが可能です。

重ね付けするとより一層おしゃれになります/提供画像
ネックレスのモチーフにメガネをかけても素敵/提供画像
アイテムは、リングやブレスレット、ピアス、バングルなどさまざま。美しい透明感のあるアクセサリーは、光を通すとより一層輝きが増し、その発色を楽しめます。ファッションの一部に取り入れることで、毎日の気分が上がるはず。鯖江の思い出に是非お一つどうぞ。

■鯖江市:KISSO、BOSTON CLUB
・KISSO(キッソオ)
住所:福井県鯖江市丸山町4丁目305-2
TEL:0778-54-0355
営業時間:10:00~17:00
定休日:日曜・祝日・年末年始

・BOSTON CLUB SHOP SABAE
住所:福井県鯖江市三六町1-4-30
TEL:0778-52-0890
営業時間:10:00~19:00
定休日:水曜日

農村風景の中に溶け込む癒しの本屋&カフェ「小豆書房」で優しい時間を過ごしたい【池田町】



木の温もりを感じる「小豆書房」の店内/提供画像
面積のおよそ9割が山林である池田町は、福井県でも屈指の林業が盛んな地域です。のどかな農村風景が広がる池田町に、2020年にオープンしたのが「小豆書房(あずきしょぼう)」。本屋のなかった池田町に、初めてできた本屋&カフェです。
山に囲まれたのどかな田舎町にポツンと建つおしゃれな外観/提供画像
自然豊かな田舎町の風景に溶け込むように建てられた小ぢんまりとした建物は、古いガレージを改装して作ったそう。店の前には足羽川が流れ、架かっている橋を渡ると、本殿が福井県内最古の神社建築と言われている「須波阿須疑(すわあづき)神社」が鎮座しています。

都会の風景に慣れていると、この場所に立つだけでなんだか心がほっこりして癒されます。

ジャンルやトレンドを問わない、オーナーセレクトのこだわりの本がたくさん/提供画像
店名の「小豆書房」は、「小さく、まめまめしく、誠実に。」「可愛らしいけどちょっと古風に。」そんなお店を目指して名付けたそう。お店に入ると、中は林業の盛んな池田町らしく木の温もりを感じる内装で揃えられており、店内の床や天井、棚などから自然の恵みを感じられます。

入ってすぐの土間スペースの書棚には、小説、旅行書、哲学書、エッセイ、絵本など、幅広いジャンルの本がずらり。古本と新刊が半分ずつぐらいで、ジャンルや話題性に囚われない、オーナー自身が「長く手元に置きたいもの」が並べられています。

よく本屋さんにあるポップなどを置いていないのは、価値観を押し付けたくないからだそう。その人の訪れた時の感情や気分・価値観で、新しい本との出会いを楽しめます。
小豆のタルトやチーズケーキなどの手作りスイーツもある/提供画像
読書のお供に頂きたいのが、こだわりのカフェメニュー。池田町産の小豆や季節のフルーツを使ったスイーツや、小豆書房オリジナルブレンドのコーヒーなど、美味しいお菓子とコーヒーに癒されます。焼き菓子、スイーツ、ドリンク、コーヒー豆などはテイクアウトも可能なので、お土産にも是非。
地元食材を使った人気のランチ。売り切れる可能性があるので予約がおすすめ/提供画像
また、地元のものを使ったランチメニューもおすすめ。お米は池田のコシヒカリを使い、その日の朝に精米して炊き上げているので、柔らかで甘みも香りも抜群です。素材の美味しさを感じる、体に優しいランチメニューは、売り切れることもあるので予約しておくのがベターです。
2階の座敷スペース。ゴロンと寝転がりたくなります/提供画像
Wi-Fiもあるため、ゆっくりPC作業をしたい、という方にもおすすめ。ワーケーションをしに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
食に自然、歴史が織りなす福井の魅力、もっと知りたい!
■池田町:小豆書店
住所:福井県今立郡池田町稲荷18-4-1
TEL:080-2395-1080
営業時間:11:30~19:00
定休日:水・木・金曜日

自分で作るから味が出る!陶芸教室でオリジナルの越前焼花瓶作り【越前町】



越前焼の陶芸教室。オリジナルの花瓶作りにワクワク/提供画像
福井県と言えば「越前焼」を思い浮かべる人も多いのでは?日本六古窯(越前・瀬戸・常滑・信楽・丹波・備前)の1つである越前焼。

地元で取れる鉄分が多く耐火性の強い赤土を使って、赤黒・赤褐色の素朴な風合いに焼き上がるのが特徴です。越前焼は水漏れがしにくく、水やお酒の貯蔵に適していると言われています。
まずは土台から作っていきます/提供画像
そんな越前焼の土を使った陶芸体験ができるのが、越前町の「越前陶芸村」内にある「福井県陶芸館」です。越前の粘土を使って、自分オリジナルの器を作ることができます。おすすめは花瓶作り。花が生けられているのを想像しながら、素敵なデザインの花瓶を作ってみて。
だんだんと形になっていく花瓶。手で作ることで味が出ます/提供画像
完成した作品を乾かします/提供画像
6種類から選べる釉薬(うわぐすり)もあるので、陶器の色合いも自分好みにアレンジできます。作り方はスタッフさんが丁寧にサポートしてくれるので、 初心者の方でも安心です。できた作品は焼き上げをお願いし、預けます。
ここから焼いてもらい、引き渡しは1ヶ月後、焼き上がりが楽しみ!/提供画像
作品が完成するのは約1ヶ月後(※郵送受け取りも可能)。どんな越前焼に仕上がっているか楽しみに待ってみて。

※釉薬(うわぐすり)…素焼した陶磁器の表面にかける薬品。本窯で焼成(しょうせい)するとガラスのようなツヤ・光沢が出て、吸水を防ぐ。

■越前町:花瓶作り 福井県陶芸館
住所:福井県越前町小曽原120-61
TEL:0778-32-2174
営業時間:9:00~15:00(体験可能時間)
定休日:月曜・祝日の翌日

冬に可憐に咲き誇る越前海岸の「水仙畑」は圧巻の光景!【南越前町】



越前海岸で体験できる水仙の摘み取り。絶景をバックに白い絨毯が広がります/提供画像
越前焼で作った花瓶には、是非、越前海岸の水仙を飾って欲しい。水仙が咲くのは12~1月頃。奇岩断崖が続く雄々しい海岸線を横目に、斜面一面には白と緑のコントラストが美しい可憐な水仙の花が咲き乱れます。
咲き誇る越前水仙は丈夫で茎がしっかりしています/提供画像
実は、越前海岸は日本水仙三大群生地(福井県越前海岸、兵庫県淡路島、千葉県房総半島)の1つで、その中でも面積は日本で最大の大きさを誇ります。2020年11月には、水仙畑が国の「重要文化的景観」に選定され、後世に残していくべき景勝地として登録されました。

福井市下岬、越前町上岬、南越前町糠の3つのエリアが文化的景観に登録されています。
香りが強いことが特徴の越前水仙。甘く爽やかな香りが広がります/提供画像
水仙畑は、越前岬水仙ランドから梨子ケ平にかけて約6kmに渡り生息。辺り一面、白い水仙で埋め尽くされる光景は凛としていて圧巻です!
冬の寒さの中咲く花は、凛としていて可憐/提供画像
この越前海岸の水仙は「越前水仙」というブランド名で知られています。越前水仙はヒガンバナ科のニホンズイセンで、荒々しい日本海の厳しい風雪にさらされながら育つため、雪が降り積もっても雪が溶けたらまた茎を伸ばすほどの逞しさ。

過酷な環境でも凛と可憐に、香りを放つ越前水仙は福井県花としても愛され続けており、県が誇るひとつのシンボルです。

摘み取りは鎌を使って刈り取ります/提供画像
越前水仙は、甘い香りが特に強いのが特徴。12月~1月頃の開花シーズンには、越前海岸の水仙畑から甘くて爽やかな香りが運ばれてきます。この時期に合わせて訪問し、水仙刈り体験をしてみて。甘く爽やかな香りに癒されながら、可憐な水仙に心が弾むはずです。
福井はエリアごとの特色も魅力!各地域の女子旅スポットを巡ろう
■南越前町:水仙摘み取り ノカテ
住所:福井市居倉町38-2
TEL:080-5566-7692
営業時間:9:00~17:00(曜日は問わず)

1500年の歴史がある越前和紙の里!お寺で作る和紙ランプ作り【越前市】



手漉きで作る越前和紙作り/提供画像
越前市の今立五箇地区とその近郊は、1500年の歴史を持つ「越前和紙」の産地です。岐阜県の「美濃和紙」、高知県の「土佐和紙」とならび、「日本三大和紙」の1つとなっています。

起源は継体天皇が男大迹王(おほどのおおきみ)として越前地方を統治していた5世紀末頃。川上に美しい女性が現れ、紙漉きの技術を伝えたという伝説から、1500年前から歴史があると言われています。

この女性は「川上御前(かわかみごぜん)」として崇められ、日本の紙業界の守り神である紙の神様・紙祖神となり神社に祀られています。
均等に原料を広げるのが難しい。サポートして貰いながら丁寧に和紙を作っていきます/提供画像
そんな伝説のある越前和紙は、今でも手漉きでの製造が中心。楮(こうぞ)、三椏(みつまた)など植物の天然素材を主原料に、溜め漉き(ためずき)、トロロアオイで“ねり”を加え、流し漉き(ながしずき)することにより、豊かな風合いの和紙が出来上がります。
押し花を置いて、和紙にデザインを施していきます/提供画像
染料で色付けすると、より華やかで素敵な出来上がりに/提供画像
越前市の「パピルス館」では、自分オリジナルの和紙を作ることができる「紙漉き体験」ができるので試してみて。桁(けた)という道具で紙料をすくい、好みの押し花を並べてデザインします。染料で色付けしたあと脱水。

10分程度乾かすと完成します。世界で1枚だけの、手作りの越前和紙。機械で作ったものとは違う味のある和紙は、手触りも滑らかで素敵です。
お寺で作る和紙のランプ作り体験。寺内の雰囲気に身が引き締まります/提供画像
和紙が完成したら「粟生寺(しょくしょうじ)」へ。「パピルス館」で作った和紙を、かせという紡いだ糸を巻き取る道具に慎重に和紙を貼り付けていくことで、オリジナルの和紙ランプ作り体験ができます。
どの絵柄を持ってこようか、ワクワクしながら貼り付け/提供画像
温かな風合いの和紙のランプは、眺めるだけでホッとします/提供画像
地域の特色が形になった、まさに旅の思い出に相応しいランプ。完成したランプに明かりを灯すと、和紙から透き通る優しい光が押し花の模様を浮きたたせ、なんとも幻想的な雰囲気に。お土産に家に持って帰って、伝統ある素材を組み合わせたランプを楽しんでみて。

越前市:カセランプ 越前和紙の里



【実施場所】
・パピルス館
住所:福井県越前市新在家町8-44
定休日:年末年始、火曜日
・粟生寺
住所:福井県越前市粟田部町23-1
【問い合わせ先】
・JTB福井支店
住所:福井県福井市中央1-2-1ハピリン2階
TEL:0776-27-7712
営業時間:9:30~17:30
定休日:土曜・ 日曜・祝日 年末年始

歴史と伝統が息づく“モノづくり”が盛んな丹南エリアで、クラフトツーリズムを満喫しよう



丹南エリアの中には、驚くほどたくさんのモノづくりの産業が詰まっています。その一つひとつが、丁寧にこだわられた愛のあるものばかり。

珍しい部品を使った世界も認めるメガネ、発色が美しい幻想的なアクセサリー、陶芸体験で作った花瓶と、甘い香り爽やかな水仙、越前和紙を使ったオリジナルランプ…どれも他では手に入らない、世界に一つだけの宝物になるはず。

是非、福井県の丹南エリアで日本の歴史を感じる伝統工芸品巡りを満喫してみては。(女子旅プレス/modelpress編集部)[PR]提供元:福井県

※記事は女子旅プレスの調査及び主観に基づくものであり、店舗のサービスが保証されるものではありません。

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