青森でアートを感じてリフレッシュ!女子旅おすすめ観光スポット
提供:女子旅プレス[PR]
青森県といえば名産品のりんごや青森ねぶた祭、津軽海峡などが思い浮かぶ人が多いと思いますが、実はたくさんのアートに囲まれている県であることをご存知でしたか?著名なアーティストの手掛けた建築から近代的アートまで様々な芸術と随所で出会えるんです。クリエイティブなアート作品に囲まれた青森の最新女子旅観光スポットをご紹介します。
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東京駅から新青森駅まで新幹線で約3時間。青森ねぶた祭や弘前ねぷたまつりなど全国的に有名なご当地のお祭りはもちろん、大正浪漫の面影を残す洋館や、歴史的な遺跡、オープンしたばかりの美術館など魅力的なスポットが数多くあります。
そんな青森を代表するアートスポットの一つ、真っ白な外観が印象的な「青森県立美術館」。建築家の青木淳氏が、隣接する日本最大級の縄文集落跡である「特別史跡三内丸山遺跡」の発掘現場にインスピレーションを得てデザインされました。
緑の木々や芝生も、秋の訪れとともに少しずつ橙や黄色に色づきはじめ、冬になると一面雪に覆われ幻想的で真っ白な景色に姿を変えます。
エントランス外壁に飾られている傘のようなシンボルマークは、「木」と青森の頭文字である「A」をモチーフにしたもの。夜になるとネオンが灯り、SNS映え抜群。日が落ちてからここで撮影するのもおすすめです。
館内中央にはアレコホールと呼ばれる吹き抜けの大空間が設けられ、空間全体の四方に大きく飾られた、マルク・シャガールによるバレエ「アレコ」背景画全4幕を鑑賞できます。
このような巨大空間で贅沢に背景画を楽しめるのは「青森県立美術館」ならでは。それぞれ高さ約9メートル、幅約15メートルにもなり、一枚一枚ストーリー仕立てとなっているので、中央に設置された椅子に座り、鑑賞に浸りながら自身も作品の一部に溶け込むことができます。
■青森県立美術館
住所:青森県青森市安田近野185
営業時間:9:30~17:00
入場料(コレクション展)
・一般:¥510
・大学生、高校生:¥300
・中学生、小学生:¥100
休館日:年末年始、毎月第2・4月曜日(※月曜日が祝日の場合は、翌日が休館となります)
自然環境を生かしながらも建物を森に埋没させ「見えない建築」をテーマとした「国際芸術センター青森」は、安藤忠雄氏による設計。芸術の発信や、アーティストたちの創作活動の拠点として開かれています。自然に囲まれ、水の音に癒される構造になっており、展示物のみならず、林の中に点在するアート作品を見ながら散歩するだけでも十分楽しめます。
撮影時には紅葉が見頃でしたが季節によって違う表情を見せてくれるので、これからの季節は雪、春は花々などいつ訪れても楽しめます。
入り口付近には集成材を組み上げた「四季のアーケード」というアーチ状の作品が。中に入ってみるとアーチから差し込む木漏れ日と共に美しい影を作り出しています。ぜひ実際に見てみてくださいね。
■国際芸術センター青森
住所:青森県青森市合子沢152-6
営業時間:9:00~18:00
入場料:入場無料
※イベントの開催情報や植物の開花・見頃期間、施設の営業時間等は変更になる場合があります。
休館日:年末年始(12/29~1/3)
「弘前れんが倉庫美術館」は、日本で初めて大々的にシードルを生産した吉野町煉瓦倉庫を、芸術文化施設へと改修し2020年7月にグランドオープンした新しい美術館です。
レンガが壁や床一面に広がる建築は、場所の歴史と記憶を未来へつなぐ“記憶の継承”をコンセプトにしているそう。シードル・ゴールドのチタン材を1万3千枚敷き詰めた屋根は、光の角度によって常に輝きを変えています。
こちらのおすすめ撮影スポットはエントランス。レンガ造りなのはもちろんですが、「弘前積みレンガ工法」と呼ばれる独特の建築も一緒に撮影するのがおすすめ。あえてレンガ全体を埋め込まず、45度せり出すようにレンガを積み上げることにより生まれる立体感がユニーク。入口では、弘前市出身のアーティスト・奈良美智氏の作品である「A to Z Memorial Dog」もお出迎えしてくれます。
館内には大小5つの展示室があり、定期的に展示品は変更。開催中の展覧会「小沢剛展 オールリターン—百年たったら帰っておいで 百年たてばその意味わかる」では、映像と展示されている絵画を同じ空間で2度楽しめます。
暗い展示室で近現代に活躍した人物を題材とした映像を鑑賞した後、展示室が明るくなり、ストーリーを汲み取りながらすぐに絵画を楽しむことができるので、アート好きにはたまらない空間でした。
またパブリックスペースが充実しており、市民のための機能が充実しているのも特徴。展示室を鑑賞しなくても無料で利用することができるライブラリーもあります。
■弘前れんが倉庫美術館
住所:青森県弘前市吉野町2-1
営業時間:9:00~17:00
観覧料:(展覧会ごとに異なります)
・一般:¥1,300
・大学生・専門学校生¥1,000
・高校生以下・満65歳以上の弘前市民・留学生:無料
休館日:火曜日(祝日の場合は翌日に振替)、年末年始
美術館に隣接するカフェ&レストラン「CAFE & RESTAURANT BRICK」では青森県産の食材を中心に作られた美味しい食事を楽しむことができますよ。
カフェ内にはシードル工房も併設されており、銀色に輝く工房を眺めつつさっそくランチを。
1番人気の「大人のワンプレートランチ」は旬な食材をふんだんに使用し、メイン料理、デリ4種、サラダ、スープ、十五穀米、ミニデザート、ドリンクが付いてくるお得なセット。「弘前れんが倉庫美術館」に立ち寄ったなら是非食べて欲しい逸品です。
また、メイン料理を家族や友人と分けることができるシェアセットや、あまりお腹が空いていなくても軽くつまめるアラカルトまでバリエーションが豊富なので様々なシーンで楽しむことができます。
カフェ内ショップエリアには展覧会グッズや様々な種類のシードル、限定のスイーツまで豊富なラインナップが並び、食事を楽しんだ後は記念にお買い物をすることも。
■カフェ&レストラン「CAFE & RESTAURANT BRICK」
営業時間:9:00~22:00
定休日:火曜日 その他 美術館の休館に準じる
弘前市にある東奥義塾は、明治5年に設立された私学校。現在、その敷地は「追手門広場」として活用されており、今もその敷地内に残る「旧東奥義塾外人教師館」は当時の外国人教師専用の住居として建てられました。
明治以降、旧弘前藩士たちへ海外の先進技術を学ばせ“学都”を目指した弘前。りんごの名産地としても知られ、今日では全国で生産量1位を誇りますが、そのりんごを持ち込んだのも実は宣教師たちだったとか。
館内はピンクで彩られた可愛い壁や西洋のインテリアがおしゃれ。実際に当時の外国人教師が暮らしていた部屋はもちろん、家族写真なども飾られていました。椅子に腰掛けて歴史を感じながら当時の暮らしを想像してみるのも楽しいかもしれません。
庭に出ると市内の歴史的建造物のミニチュアがずらり。旧弘前市役所や弘前昇天教会堂などの公共建造物や商家など14棟が忠実に再現されています。(※冬季はミニチュア保護の為、囲いの設置をしています)
■東奥義塾外人教師館
住所:青森県弘前市下白銀町2-1追手門広場内
営業時間:9:00~18:00
入場料:無料
休館日:年末年始
明治8年頃、弘前市は来弘した外国人教師のために多くのキリスト教会が建てられた為、東北一キリスト教の伝来が早かった街。その中でも「カトリック弘前教会」は街のシンボルとなっています。
教会の中に入るとゴシック様式の祭壇や壁には旧約・新約聖書や弘前をモチーフにしたステンドグラスが飾られています。
赤い絨毯を通って行くと左右の椅子の下は畳敷きになっていました。当時、正座で礼拝をしていた頃の名残だそう。教会内は撮影OKなので、マナーを守って見学してくださいね。
■カトリック弘前教会
住所:青森県弘前市百石町小路20
営業時間:8:00~18:00(冬期は日没まで)
入場料:無料
休館日: 日曜午前、冠婚葬祭時
教会は春にはたくさんの桜が咲くことで有名な弘前公園に近く、公園を背に向けてみると、明治時代の面影を残す青森銀行記念館もありますので時間があればぜひ立ち寄ってみては。
■旧第五十九銀行本店本館(青森銀行記念館)
住所:青森県弘前市元長町26
営業時間:9:30~16:30
入場料:大人¥200、子ども¥100
休館日:毎週火曜日、年末年始
※2020年12月中旬から2021年3月末まで工事のため休館予定(外観のみ見学可能)
弘前市の藤田記念庭園にある赤い三角屋根の洋館の一角、そこはサンルーム越しの外の陽気を感じながら優雅な時間を過ごせる「大正浪漫喫茶室」というカフェ。
こちらのカフェでは青森県内人気店のアップルパイを数種類取り扱っているので、好きなアップルパイを選んで友達と食べ比べが楽しめます。
今回は「ないすらいふ」「タムラファーム」とのアップルパイを食べ比べ。
「ないすらいふ」のアップルパイはまさにりんごが主役。甘さ控えめでさっぱりとした味わいの中にシナモンがほのかに香ります。ゴロゴロにカットされたリンゴはゼリーできゅっと固められていて崩れにくく食べやすい、見た目にも爽やかな一品です。
りんご農家手作り、「タムラファーム」のアップルパイは人気の品種「紅玉(こうぎょく)」を使用。サクサクのパイ生地に、紅玉の甘さと酸味のバランスの良さが飽きの来ない、懐かしい味わいです。思わずもう1個、とリピートしたくなる美味しさ。
庭園を眺めながらセットのフレーバーティーやコーヒーを飲んで、大切な人とゆったりとした時間を過ごしてくださいね。
絶品アップルパイを求めて青森女子旅へ
■大正浪漫喫茶室(藤田記念庭園内)
住所:青森県弘前市上白銀町8-1
営業時間:9:00~17:00
休業日:無休
※藤田記念庭園は冬季休業有(喫茶室は通年利用できます。)
弘南鉄道弘南線の田舎館駅(いなかだてえき)は、田畑や住宅に囲まれており電車の本数は1時間に1~2本程度。築70年ののどかな無人駅です。そんな駅舎内をのぞくと、外観からは想像もつかないインパクトのあるアートが壁一面にびっしり。
こちらは青森県出身のアーティスト・GOMAさんの作品。人々が元気になるようにと思い込め、9日間かけ下書きなしの一発描きで、駅舎全体をキャンバスにイラストを描きこんで完成させたアート作品です。
壁や椅子だけでなく、ゴミ箱などの備品にも怪獣やキャラクター、ビルや文字などの遊び心溢れるイラストで埋め尽くされ、カメラのシャッターを切る手が止まりません。
一際インパクト大の大きな目玉は、遊んでいる子どもや電車を待つ人、農作業するお年寄りなどたくさんの人を見守る目であってほしいという願いを込めて描いたそう。
駅舎内はまるで別世界のようで、アートの放つパワーに圧倒されますが、描かれたストーリーやその想いが感じられるとまた違った気持ちで見ることができます。ぜひ、日本一“アートな駅”を訪れてみてはいかがでしょうか。
■田舎館駅
住所:青森県南津軽郡田舎館村高樋宮本
青森の農業の歴史や稲作文化にまつわる展示、実際に田植え体験にも参加できる田舎館総合案内所「遊稲の館」では、茶碗に見立てたアートを見ることができます。
こちらは弘前出身のペイントアーティスト・MAJIOさんの作品「CHAWONDER」。天候に恵まれると作品越しに岩木山を眺めることができ、まるで茶碗の中にご飯が盛られているように見えます。
お箸を使って、遠近法で写真を撮影すると面白い一枚が撮れますよ。茶碗の中に入る岩木山を探しに、ぜひ一度訪れてみてくださいね。
■遊稲の館(CHAWONDER)
住所:青森県南津軽郡田舎館村垂柳47
営業時間:9:00~17:00
入場料:無料
休館日:月 ※祝日の場合は翌日。 ※年末年始。
「CHRISTMAS MARKET in アスパム」は、ドイツの伝統行事であるクリスマスマーケットを、雪舞う冬の青森で再現したイベント。
大型のクリスマスツリーを眺めたり、木製のヒュッテに並ぶ本格ドイツ料理や、あたたかいドリンクを楽しみながら、海外のクリスマス雑貨を購入することもできます。
青森のアートや観光を楽しんだ後、もしイベント会期中であれば、そのままクリスマスマーケットに参加してみては。冷えた体に、ホットドリンクや料理のあたたかさが染みわたる、冬の青森ならではのクリスマスを過ごしてはいかがでしょうか?
■CHRISTMAS MARKET in アスパム
日時:2020年12月11日(金)~12月25日(金)
平日:16:00~20:30(ラストオーダー 20:00)
土日:11:00~20:30(ラストオーダー 20:00)
場所:青森県観光物産館アスパム
(1)メイン会場:アスパム西側特設会場
(2)サブ会場:アスパム館内
住所:青森県青森市安方1丁目1-40
初めての青森旅行、アートスポットを巡ってクリスマスマーケットまで漫喫するならタクシーでゆったり回れるツアーがおすすめ。今回ご紹介したアートスポットへ貸し切りタクシーで送迎してくれる“現代アート堪能ツアー”や“クリスマスムード漫喫ツアー~弘前洋館巡りと街歩きツアー~”など、全5種類が12月11日から期間限定で販売されます。
・青森現代アート堪能ツアー
青森観光物産館アスパム→青森県立美術館→国際芸術センター青森→弘前れんが倉庫美術館→田舎館駅、遊稲の館CHAWONDER→青森県観光物産館アスパム
・クリスマスムード漫喫ツアー
青森県観光物産館アスパム→弘前れんが倉庫美術館→弘前洋館めぐり、藤田記念庭園大正ロマン喫茶室(アップルパイ付き)→クリスマスマーケットinアスパム(青森県観光物産館アスパム)
アートな青森を堪能するツアーを全部チェック!
GoToトラベルの割引はもちろん、“あおもりくるま旅キャンペーン”も適用されるのでかなりお得なこれらのツアーは数量限定。タクシー代や入館料が含まれているので移動を気にせずに一日中楽しめるのが嬉しいポイントです。
四季の移ろいを感じられ、自然と建築が美しく融合したアートに異国情緒の面影を残すロマンチックな洋館たち。芸術とは決して難しいものではなく、私たちの生活に寄り添った心地よいものだと気づかせてくれます。
感性を刺激してくれる作品の数々や絶品のアップルパイ、冬の風物詩クリスマスマーケット。大切な誰かと訪れてみれば、きっと素敵な思い出になるはずです。次の女子旅は、アートを楽しみに青森へでかけてみませんか。(女子旅プレス/modelpress編集部)[PR]提供元:(公社)青森県観光連盟
※新型コロナウイルスの影響により、施設によって営業時間の変更や休業の可能性があります。ご利用の際には、最新情報の確認と、感染拡大の防止にご配慮頂けますようお願いいたします。
※記事は女子旅プレスの調査及び主観に基づくものであり、店舗のサービスが保証されるものではありません。
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目次
四季折々で表情を変える、青森を代表する美術館
東京駅から新青森駅まで新幹線で約3時間。青森ねぶた祭や弘前ねぷたまつりなど全国的に有名なご当地のお祭りはもちろん、大正浪漫の面影を残す洋館や、歴史的な遺跡、オープンしたばかりの美術館など魅力的なスポットが数多くあります。
そんな青森を代表するアートスポットの一つ、真っ白な外観が印象的な「青森県立美術館」。建築家の青木淳氏が、隣接する日本最大級の縄文集落跡である「特別史跡三内丸山遺跡」の発掘現場にインスピレーションを得てデザインされました。
緑の木々や芝生も、秋の訪れとともに少しずつ橙や黄色に色づきはじめ、冬になると一面雪に覆われ幻想的で真っ白な景色に姿を変えます。
エントランス外壁に飾られている傘のようなシンボルマークは、「木」と青森の頭文字である「A」をモチーフにしたもの。夜になるとネオンが灯り、SNS映え抜群。日が落ちてからここで撮影するのもおすすめです。
館内中央にはアレコホールと呼ばれる吹き抜けの大空間が設けられ、空間全体の四方に大きく飾られた、マルク・シャガールによるバレエ「アレコ」背景画全4幕を鑑賞できます。
このような巨大空間で贅沢に背景画を楽しめるのは「青森県立美術館」ならでは。それぞれ高さ約9メートル、幅約15メートルにもなり、一枚一枚ストーリー仕立てとなっているので、中央に設置された椅子に座り、鑑賞に浸りながら自身も作品の一部に溶け込むことができます。
■青森県立美術館
住所:青森県青森市安田近野185
営業時間:9:30~17:00
入場料(コレクション展)
・一般:¥510
・大学生、高校生:¥300
・中学生、小学生:¥100
休館日:年末年始、毎月第2・4月曜日(※月曜日が祝日の場合は、翌日が休館となります)
マイナスイオンたっぷり!自然の中でアートを感じられる「国際芸術センター青森」
自然環境を生かしながらも建物を森に埋没させ「見えない建築」をテーマとした「国際芸術センター青森」は、安藤忠雄氏による設計。芸術の発信や、アーティストたちの創作活動の拠点として開かれています。自然に囲まれ、水の音に癒される構造になっており、展示物のみならず、林の中に点在するアート作品を見ながら散歩するだけでも十分楽しめます。
撮影時には紅葉が見頃でしたが季節によって違う表情を見せてくれるので、これからの季節は雪、春は花々などいつ訪れても楽しめます。
入り口付近には集成材を組み上げた「四季のアーケード」というアーチ状の作品が。中に入ってみるとアーチから差し込む木漏れ日と共に美しい影を作り出しています。ぜひ実際に見てみてくださいね。
■国際芸術センター青森
住所:青森県青森市合子沢152-6
営業時間:9:00~18:00
入場料:入場無料
※イベントの開催情報や植物の開花・見頃期間、施設の営業時間等は変更になる場合があります。
休館日:年末年始(12/29~1/3)
一日中楽しめる「弘前れんが倉庫美術館」のすすめ
「弘前れんが倉庫美術館」は、日本で初めて大々的にシードルを生産した吉野町煉瓦倉庫を、芸術文化施設へと改修し2020年7月にグランドオープンした新しい美術館です。
レンガが壁や床一面に広がる建築は、場所の歴史と記憶を未来へつなぐ“記憶の継承”をコンセプトにしているそう。シードル・ゴールドのチタン材を1万3千枚敷き詰めた屋根は、光の角度によって常に輝きを変えています。
こちらのおすすめ撮影スポットはエントランス。レンガ造りなのはもちろんですが、「弘前積みレンガ工法」と呼ばれる独特の建築も一緒に撮影するのがおすすめ。あえてレンガ全体を埋め込まず、45度せり出すようにレンガを積み上げることにより生まれる立体感がユニーク。入口では、弘前市出身のアーティスト・奈良美智氏の作品である「A to Z Memorial Dog」もお出迎えしてくれます。
館内には大小5つの展示室があり、定期的に展示品は変更。開催中の展覧会「小沢剛展 オールリターン—百年たったら帰っておいで 百年たてばその意味わかる」では、映像と展示されている絵画を同じ空間で2度楽しめます。
暗い展示室で近現代に活躍した人物を題材とした映像を鑑賞した後、展示室が明るくなり、ストーリーを汲み取りながらすぐに絵画を楽しむことができるので、アート好きにはたまらない空間でした。
またパブリックスペースが充実しており、市民のための機能が充実しているのも特徴。展示室を鑑賞しなくても無料で利用することができるライブラリーもあります。
■弘前れんが倉庫美術館
住所:青森県弘前市吉野町2-1
営業時間:9:00~17:00
観覧料:(展覧会ごとに異なります)
・一般:¥1,300
・大学生・専門学校生¥1,000
・高校生以下・満65歳以上の弘前市民・留学生:無料
休館日:火曜日(祝日の場合は翌日に振替)、年末年始
美術館に隣接するカフェ&レストラン「CAFE & RESTAURANT BRICK」では青森県産の食材を中心に作られた美味しい食事を楽しむことができますよ。
カフェ内にはシードル工房も併設されており、銀色に輝く工房を眺めつつさっそくランチを。
1番人気の「大人のワンプレートランチ」は旬な食材をふんだんに使用し、メイン料理、デリ4種、サラダ、スープ、十五穀米、ミニデザート、ドリンクが付いてくるお得なセット。「弘前れんが倉庫美術館」に立ち寄ったなら是非食べて欲しい逸品です。
また、メイン料理を家族や友人と分けることができるシェアセットや、あまりお腹が空いていなくても軽くつまめるアラカルトまでバリエーションが豊富なので様々なシーンで楽しむことができます。
カフェ内ショップエリアには展覧会グッズや様々な種類のシードル、限定のスイーツまで豊富なラインナップが並び、食事を楽しんだ後は記念にお買い物をすることも。
■カフェ&レストラン「CAFE & RESTAURANT BRICK」
営業時間:9:00~22:00
定休日:火曜日 その他 美術館の休館に準じる
「洋」と「和」が混在したクラシカルでレトロな弘前のおすすめスポット
弘前市にある東奥義塾は、明治5年に設立された私学校。現在、その敷地は「追手門広場」として活用されており、今もその敷地内に残る「旧東奥義塾外人教師館」は当時の外国人教師専用の住居として建てられました。
明治以降、旧弘前藩士たちへ海外の先進技術を学ばせ“学都”を目指した弘前。りんごの名産地としても知られ、今日では全国で生産量1位を誇りますが、そのりんごを持ち込んだのも実は宣教師たちだったとか。
館内はピンクで彩られた可愛い壁や西洋のインテリアがおしゃれ。実際に当時の外国人教師が暮らしていた部屋はもちろん、家族写真なども飾られていました。椅子に腰掛けて歴史を感じながら当時の暮らしを想像してみるのも楽しいかもしれません。
庭に出ると市内の歴史的建造物のミニチュアがずらり。旧弘前市役所や弘前昇天教会堂などの公共建造物や商家など14棟が忠実に再現されています。(※冬季はミニチュア保護の為、囲いの設置をしています)
■東奥義塾外人教師館
住所:青森県弘前市下白銀町2-1追手門広場内
営業時間:9:00~18:00
入場料:無料
休館日:年末年始
明治8年頃、弘前市は来弘した外国人教師のために多くのキリスト教会が建てられた為、東北一キリスト教の伝来が早かった街。その中でも「カトリック弘前教会」は街のシンボルとなっています。
教会の中に入るとゴシック様式の祭壇や壁には旧約・新約聖書や弘前をモチーフにしたステンドグラスが飾られています。
赤い絨毯を通って行くと左右の椅子の下は畳敷きになっていました。当時、正座で礼拝をしていた頃の名残だそう。教会内は撮影OKなので、マナーを守って見学してくださいね。
■カトリック弘前教会
住所:青森県弘前市百石町小路20
営業時間:8:00~18:00(冬期は日没まで)
入場料:無料
休館日: 日曜午前、冠婚葬祭時
教会は春にはたくさんの桜が咲くことで有名な弘前公園に近く、公園を背に向けてみると、明治時代の面影を残す青森銀行記念館もありますので時間があればぜひ立ち寄ってみては。
■旧第五十九銀行本店本館(青森銀行記念館)
住所:青森県弘前市元長町26
営業時間:9:30~16:30
入場料:大人¥200、子ども¥100
休館日:毎週火曜日、年末年始
※2020年12月中旬から2021年3月末まで工事のため休館予定(外観のみ見学可能)
幸せのアップルパイと共に大切な人と素敵な時間を
弘前市の藤田記念庭園にある赤い三角屋根の洋館の一角、そこはサンルーム越しの外の陽気を感じながら優雅な時間を過ごせる「大正浪漫喫茶室」というカフェ。
こちらのカフェでは青森県内人気店のアップルパイを数種類取り扱っているので、好きなアップルパイを選んで友達と食べ比べが楽しめます。
今回は「ないすらいふ」「タムラファーム」とのアップルパイを食べ比べ。
「ないすらいふ」のアップルパイはまさにりんごが主役。甘さ控えめでさっぱりとした味わいの中にシナモンがほのかに香ります。ゴロゴロにカットされたリンゴはゼリーできゅっと固められていて崩れにくく食べやすい、見た目にも爽やかな一品です。
りんご農家手作り、「タムラファーム」のアップルパイは人気の品種「紅玉(こうぎょく)」を使用。サクサクのパイ生地に、紅玉の甘さと酸味のバランスの良さが飽きの来ない、懐かしい味わいです。思わずもう1個、とリピートしたくなる美味しさ。
庭園を眺めながらセットのフレーバーティーやコーヒーを飲んで、大切な人とゆったりとした時間を過ごしてくださいね。
絶品アップルパイを求めて青森女子旅へ
■大正浪漫喫茶室(藤田記念庭園内)
住所:青森県弘前市上白銀町8-1
営業時間:9:00~17:00
休業日:無休
※藤田記念庭園は冬季休業有(喫茶室は通年利用できます。)
無人駅に突如現れた心温まるアート作品
弘南鉄道弘南線の田舎館駅(いなかだてえき)は、田畑や住宅に囲まれており電車の本数は1時間に1~2本程度。築70年ののどかな無人駅です。そんな駅舎内をのぞくと、外観からは想像もつかないインパクトのあるアートが壁一面にびっしり。
こちらは青森県出身のアーティスト・GOMAさんの作品。人々が元気になるようにと思い込め、9日間かけ下書きなしの一発描きで、駅舎全体をキャンバスにイラストを描きこんで完成させたアート作品です。
壁や椅子だけでなく、ゴミ箱などの備品にも怪獣やキャラクター、ビルや文字などの遊び心溢れるイラストで埋め尽くされ、カメラのシャッターを切る手が止まりません。
一際インパクト大の大きな目玉は、遊んでいる子どもや電車を待つ人、農作業するお年寄りなどたくさんの人を見守る目であってほしいという願いを込めて描いたそう。
駅舎内はまるで別世界のようで、アートの放つパワーに圧倒されますが、描かれたストーリーやその想いが感じられるとまた違った気持ちで見ることができます。ぜひ、日本一“アートな駅”を訪れてみてはいかがでしょうか。
■田舎館駅
住所:青森県南津軽郡田舎館村高樋宮本
茶碗にお山が収まる?ユニークなフォトスポットで旅の思い出撮影
青森の農業の歴史や稲作文化にまつわる展示、実際に田植え体験にも参加できる田舎館総合案内所「遊稲の館」では、茶碗に見立てたアートを見ることができます。
こちらは弘前出身のペイントアーティスト・MAJIOさんの作品「CHAWONDER」。天候に恵まれると作品越しに岩木山を眺めることができ、まるで茶碗の中にご飯が盛られているように見えます。
お箸を使って、遠近法で写真を撮影すると面白い一枚が撮れますよ。茶碗の中に入る岩木山を探しに、ぜひ一度訪れてみてくださいね。
■遊稲の館(CHAWONDER)
住所:青森県南津軽郡田舎館村垂柳47
営業時間:9:00~17:00
入場料:無料
休館日:月 ※祝日の場合は翌日。 ※年末年始。
雪と光に包まれた幻想的な空間でクリスマスマーケットを楽しもう!
「CHRISTMAS MARKET in アスパム」は、ドイツの伝統行事であるクリスマスマーケットを、雪舞う冬の青森で再現したイベント。
大型のクリスマスツリーを眺めたり、木製のヒュッテに並ぶ本格ドイツ料理や、あたたかいドリンクを楽しみながら、海外のクリスマス雑貨を購入することもできます。
青森のアートや観光を楽しんだ後、もしイベント会期中であれば、そのままクリスマスマーケットに参加してみては。冷えた体に、ホットドリンクや料理のあたたかさが染みわたる、冬の青森ならではのクリスマスを過ごしてはいかがでしょうか?
■CHRISTMAS MARKET in アスパム
日時:2020年12月11日(金)~12月25日(金)
平日:16:00~20:30(ラストオーダー 20:00)
土日:11:00~20:30(ラストオーダー 20:00)
場所:青森県観光物産館アスパム
(1)メイン会場:アスパム西側特設会場
(2)サブ会場:アスパム館内
住所:青森県青森市安方1丁目1-40
アートな青森女子旅はツアーで堪能
初めての青森旅行、アートスポットを巡ってクリスマスマーケットまで漫喫するならタクシーでゆったり回れるツアーがおすすめ。今回ご紹介したアートスポットへ貸し切りタクシーで送迎してくれる“現代アート堪能ツアー”や“クリスマスムード漫喫ツアー~弘前洋館巡りと街歩きツアー~”など、全5種類が12月11日から期間限定で販売されます。
・青森現代アート堪能ツアー
青森観光物産館アスパム→青森県立美術館→国際芸術センター青森→弘前れんが倉庫美術館→田舎館駅、遊稲の館CHAWONDER→青森県観光物産館アスパム
・クリスマスムード漫喫ツアー
青森県観光物産館アスパム→弘前れんが倉庫美術館→弘前洋館めぐり、藤田記念庭園大正ロマン喫茶室(アップルパイ付き)→クリスマスマーケットinアスパム(青森県観光物産館アスパム)
アートな青森を堪能するツアーを全部チェック!
GoToトラベルの割引はもちろん、“あおもりくるま旅キャンペーン”も適用されるのでかなりお得なこれらのツアーは数量限定。タクシー代や入館料が含まれているので移動を気にせずに一日中楽しめるのが嬉しいポイントです。
四季の移ろいを感じられ、自然と建築が美しく融合したアートに異国情緒の面影を残すロマンチックな洋館たち。芸術とは決して難しいものではなく、私たちの生活に寄り添った心地よいものだと気づかせてくれます。
感性を刺激してくれる作品の数々や絶品のアップルパイ、冬の風物詩クリスマスマーケット。大切な誰かと訪れてみれば、きっと素敵な思い出になるはずです。次の女子旅は、アートを楽しみに青森へでかけてみませんか。(女子旅プレス/modelpress編集部)[PR]提供元:(公社)青森県観光連盟
※新型コロナウイルスの影響により、施設によって営業時間の変更や休業の可能性があります。ご利用の際には、最新情報の確認と、感染拡大の防止にご配慮頂けますようお願いいたします。
※記事は女子旅プレスの調査及び主観に基づくものであり、店舗のサービスが保証されるものではありません。