草間彌生“誕生の地”で過去最大の特別展、日本初公開作品含む180点展示

提供:女子旅プレス

前衛芸術家・草間彌生の出身地である長野県松本市の市制施行110周年と松本市美術館開館15周年を記念した特別展「草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて」が、2018年3月3日(土)から7月22日(日)まで開催される。

草間彌生“誕生の地”で過去最大の特別展、日本初公開作品含む180点展示(C)YAYOI KUSAMA
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草間彌生の半生を辿る展覧会



《南瓜へのつきることのない愛のすべて》 2016年(C)YAYOI KUSAMA
これまで松本市美術館では、開館記念展(2003年)、「草間彌生 魂のおきどころ」(2005年/巡回)、「草間彌生 永遠の永遠の永遠」(2012年/巡回)と企画展を開催したほか、開館以降、常設展示室で「草間彌生 魂のおきどころ」を通年展示。

幻覚体験の恐怖から逃れるために無我夢中で描き続けた草間は、世界の芸術家としての地位を掴み取り、世界各地で行われる草間の展覧会は、入場者数の記録を塗り替えている。日本でも2017年に国立新美術館で開催された「草間彌生 わが永遠の魂」は52万人を動員するなど、現存作家では異例の記録を打ち立てている。

展覧会のみどころ



《幻の華》《松本から未来へ》(C)YAYOI KUSAMA
本展では、これまで日本国内で公開されていない初出品作や最新の作品を含む約180点を紹介。この数字は、同館で開催した歴代の草間彌生展のなかでも過去最大。

《原爆》 1954年 松本市美術館(C)YAYOI KUSAMA
「わが永遠の魂」シリーズより《今日も同じく地球はかくのごとくまわる。》2016年(C)YAYOI KUSAMA
展覧会は、同館の入口にある草間彌生の《幻の華》と《松本から未来へ》と無料観覧スペースのあちこちに展示予定のバルーン作品や水玉強迫、南瓜のオブジェなどからはじまり、近作のインスタレーション作品の数々、光と鏡で無限性を表現した立体作品、最新シリーズ「わが永遠の魂」約70点へと続く。
「わが永遠の魂」シリーズより《果てしない人間の一生》 2010年 松本市美術館(C)YAYOI KUSAMA
「わが永遠の魂」シリーズより 《わが死よ、汝は永劫の死を迎え入れたい》 2017年(C)YAYOI KUSAMA
「わが永遠の魂」シリーズより 《落魄の墳墓、そして私の心の貧しさだけが全身を支配しているのだ》 2017年(C)YAYOI KUSAMA
1930年代の子どもの頃の作品から現代までの展示作品を通じて、彼女の半生を辿ることができる集大成ともいえる展覧会となる。

新・YAYOIちゃんプラッシュ(松本限定版) 1,200円(税込1,296円) ※写真はサンプル
また会期中は、展覧会グッズを扱うショップも特別に設置。今回の展覧会に合わせて制作した各種オリジナルグッズ、関連書籍などを多数ラインナップする。(女子旅プレス/modelpress編集部)

『草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて』展 概要



期間:2018年3月3日(土)から7月22日(日)まで
場所:長野県松本市中央4丁目2−22松本市美術館

草間彌生プロフィール



1929年、長野県松本市に生まれる。幼少から自身の内面に湧き上がる得体の知れないイメージに対して、芸術をもって闘う。1957年、アメリカに渡り、絵画「無限の網」シリーズをきっかけに前衛芸術家として君臨。絵画、ソフト・スカルプチャー、映像、インスタレーション、野外彫刻、パフォーマンス、ファッション、小説など、さまざまな芸術活動を展開する。

1973年帰国。東京を拠点に、世界規模での作品制作、発表を続ける。特にここ数年は大規模な世界巡回展が繰り返し行われ、世界的芸術家としての地位を不動のものにしている。2016年、世界で最も影響力のある100人(『タイム』誌)に選出。同年、文化勲章受章。2017年「草間彌生美術館」開館。
《かぼちゃ》 1999年 松本市美術館(C)YAYOI KUSAMA
《大いなる巨大な南瓜》2012年時の展示風景より(C)YAYOI KUSAMA
《プロフィール》 2004年(C)YAYOI KUSAMA
《都会の雨》 1952年 松本市美術館(C)YAYOI KUSAMA
情報:『草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE』展広報事務局

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