“走るホテル”「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」車両&内装…豪華すぎる全貌公開

提供:女子旅プレス

西日本旅客鉄道は23日、2017年6月17日(土)より運行開始する豪華寝台観光列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風(みずかぜ)」の車両完成を記念し、車両内及び車体外観を初めて報道陣に公開。まさにホテルのような上質さと心休まる懐かしさを同居させた空間が完成した。

TWILIGHT EXPRESS 瑞風/展望車(1号車)/画像提供:西日本旅客鉄道
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上質さと懐かしさを感じる「瑞風グリーン」のエクステリア



TWILIGHT EXPRESS 瑞風/画像提供:西日本旅客鉄道
今春より西日本を走る「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」は、大阪・京都から出発し、山陽本線経由もしくは山陰本線経由で、1日1回沿線の歴史・文化や美しい景色を楽しむ立ち寄り観光を実施する。

瑞風グリーンが目にも鮮やか/画像提供:西日本旅客鉄道
「美しい日本をホテルが走る」のコンセプトのもとに、車両づくりが進められ、2015年3月に運転を終了した寝台特急「トワイライトエクスプレス」の伝統を受け継ぎつつ、上質さの中に懐かしさを感じられる「瑞風グリーン」の車体に金色のエンブレムとラインを配し、展望デッキと5本のラインからなる流線形の先頭車に、丸目のヘッドライトや往年のボンネット型を彷彿(ほうふつ)とさせる運転室を配置することで、懐かしさを演出した。

まさにホテルさながら、「ノスタルジック・モダン」なインテリア



ロイヤルツイン(2号車)/画像提供:西日本旅客鉄道
車内インテリアは、どことなく懐かしさの感じられる「ノスタルジック・モダン」をデザインコンセプトに、昭和初期に一世を風靡したアールデコ調をベースとした造り。沿線の様々な工芸品やアート、調度品が備え付けられ、京都で数百年にわたり三千家の茶道具を制作している「千家十職」の作品も展示。

ロイヤルツイン(2号車)/画像提供:西日本旅客鉄道
ロイヤルツイン(3号車)/画像提供:西日本旅客鉄道
ロイヤルシングル(401号室)/画像提供:西日本旅客鉄道
客室はさまざまなニーズに応えられるようツイン・シングルの2パターンを用意。中国5県の県産材を使ったドアや伝統工芸品をあつらえ、客室にいながら列車の左右両側を眺望できるレイアウトにより雄大な車窓からの眺望と、爽やかな風を感じられる。

ロイヤルシングル(402号室)/画像提供:西日本旅客鉄道
ロイヤルツイン(ユニバーサル対応)(403号室)/画像提供:西日本旅客鉄道
また、収納式ベッドを採用しているため、昼間のリビングスペースもしっかり確保。ユニバーサル対応の客室も用意している。

1両1室の豪華スイート



ザ・スイートリビング/画像提供:西日本旅客鉄道
ザ・スイート(寝室)/画像提供:西日本旅客鉄道
ザ・スイート(浴室)/画像提供:西日本旅客鉄道
特にスイートは、世界的にも希少な1両1室タイプで、エントランスやプライベートバルコニー、リビング・ダイニング、寝室、バスタブ付バスルームを備えた、まさにスイートと呼ぶにふさわしいあつらえだ。

ラウンジカー/画像提供:西日本旅客鉄道
食堂車/画像提供:西日本旅客鉄道
このほか、美しい車窓を眺めながら食の匠による料理を楽しめる食堂車、バーカウンターや立礼の茶の卓、ブティックスペースを備えたラウンジカー、大きなガラス張りが開放的な展望車両を含む、全10両編成で運行する。

立ち寄り観光で日本の奥深さ、素晴らしさを再確認



「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の特徴として、運行途中に1日1回、沿線の歴史・文化や美しい風景を楽しんでもらうための立ち寄り観光を実施。

京都や松江、出雲、宮島等の豊かな歴史・文化、そして日本海や大山、瀬戸内海の多島美等の美しい自然など、西日本で日本の原風景と出会うことで、改めてこの国の素晴らしさを再発見することができる。

列車と同じ世界観の「瑞風バス」も運行スタート



また「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の運行にあわせて、乗客が立ち寄り観光等で利用するための専用バス「瑞風バス」も運行決定。

「瑞風バス」についても、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」のデザインを手がける浦一也氏が監修し、同じ世界観のデザインとしている。(女子旅プレス/modelpress編集部)

情報:西日本旅客鉄道株式会社

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