夏の和イルミが初開催 祭りのあかりが文化財を鮮やかに彩る

提供:女子旅プレス

7月3日~8月9日まで、東京の目黒雅叙園内にて夏のイルミネーションイベントが初開催される。

初開催される「和のあかり×百段階段」展イメージ/画像提供:目黒雅叙園【モデルプレス】
もっと写真を見る今回開催される「和のあかり×百段階段」展は、目黒雅叙園に現存する唯一の木造建築として、2009年に東京都の指定有形文化財に指定された「百段階段」にて実施。

百段階段/画像提供:目黒雅叙園
百段階段/漁樵(ぎょしょう)の間/画像提供:目黒雅叙園
「百段階段」の呼び名は99段の階段廊下を持つことに由来し、階段廊下の南側には昭和初期を代表する、126枚の日本絵画に囲まれた色彩豊かな部屋が7つ並ぶ。同イベントでは7つの部屋ごとにテーマを設けて、日本の風情あふれる全国各地の“和のあかり”を点灯する。

岐阜県・美濃市「美濃和紙あかりアート展」/画像提供:目黒雅叙園
秋田県秋田市「秋田竿燈まつり」/画像提供:目黒雅叙園
日本の12のあかりが文化財を照らす/画像提供:目黒雅叙園
「日本の祭りのあかり」「和紙のあかり」「草木のあかり」など、日本人が愛してきた、風情あるあかりが夏のイルミネーションとして各部屋を彩るだけでなく、園内のパブリックスペースやレストランでも、様々な和のあかりが灯され、合計12のあかりが夏の目黒雅叙園を優美に包み込む。

無形文化財のねぶたと有形文化財の百段階段が初コラボ



企画展史上初めて全時間帯写真撮影が可能/画像提供:目黒雅叙園
企画の目玉は、日本屈指の祭り「青森ねぶた祭」の、ねぶたのあかり。流派が異なる4名のねぶた師がタッグを組み、釘一本打てない文化財である百段階段へ巨大なねぶたを展示するという、史上初となる流派を超えた合同作品制作に挑む。

本場のねぶた祭りでも、なかなか間近で見ることができないと言われているねぶたを、絢爛豪華な部屋にめいっぱいに飾りつけ、息を呑むほどの迫力の作品を間近で鑑賞することが出来る。

全国各地の“祭りのあかり”が集結



また期間中は、全国各地の祭りのあかりが園内に集結。山口県の「柳井金魚ちょうちん祭り」の可愛らしい金魚を模した提灯や、日本三大火祭りの一つである「山口七夕ちょうちんまつり」などの提灯が、部屋一面に展示される。

また園内の回廊には、秋田県の「秋田竿燈(かんとう)まつり」や、宮城県の「仙台七夕まつり」など、東北三大祭りをはじめとする日本有数の祭りのあかりが展示され、日本の夏を満喫出来る。(女子旅プレス/modelpress編集部)

「和のあかり×百段階段」展~日本の祭り、12のあかり~



会場:目黒雅叙園 東京都指定有形文化財「百段階段」(東京都目黒区下目黒1-8-1)
開催期間:7月3日(金)~8月9日(日)
開催時間:日曜日~木曜日10:00~18:00(最終入館17:30)、金曜日・土曜日10:00~19:00(最終入館18:30)
夜の文化財ガイドツアー日曜日~木曜日18:00~19:00(見学)その後食事、金曜日・土曜日18:30~19:30(見学)その後食事


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