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鳥取県は北に鳥取砂丘と青々とした日本海が広がり、南は中国地方の最高峰・大山を筆頭に豊かな山々に抱かれ、観光とグルメの両方で山海の恵みを存分に体感できます。また空の玄関口である2つの空港は国民的人気マンガをフィーチャーしており、ただ通過するだけでは勿体ない！今回はそんな旅のはじまりから終わりまで楽しい、鳥取での過ごし方をご紹介します。

飛行機を降りたら「名探偵コナン」だらけ！ファンには堪らない「鳥取砂丘コナン空港」

東西に長く伸びる鳥取県には、実は東の鳥取市、西の境港市に計2つの空港があり、それぞれ空港の愛称に人気マンガ作品名を冠しているのが特徴です。
その1つが、鳥取砂丘にもほど近い場所にある鳥取市の「鳥取空港」。

人気観光地「鳥取砂丘」と、同県の北栄町出身の漫画家・青山剛昌先生の人気マンガ「名探偵コナン」、全国的な知名度をもつ2つにあやかった「鳥取砂丘コナン空港」の愛称が正式に採用されています。
空港に着くと「名探偵コナン」のテーマソングがお出迎え。主人公・江戸川コナンによる鳥取観光案内パネルをはじめ、阿笠博士の発明品のミニライブラリーなどがあり、展示を見ながら歩けば「こんなキャラクターいたね」「このキャラクター好き！」などコナントークに花が咲きそう。

加えて、「名探偵コナン」×「鳥取砂丘」のトリックアートや、喫茶ポアロの再現ブース、ここだけの貴重な1枚が撮れる「名探偵コナン」プリントシール機と、フォトスポットも満載。

鳥取県限定コナングッズを扱う物販ショップ「コナン探偵社」も営業しており、ファンでなくても満喫できる空間です。

また、空港内送迎デッキにある、メモリアルスポットに行くのも忘れずに。工藤新一と幼馴染の毛利蘭との思わずキュンとしてしまう恋の名場面が集められた踊り場を抜けると、デッキには2人と記念写真を撮れるフォトスポットが設置されています。

そばにあるハート形をしたポストに郵便物を投函すると実際にちゃんと届けて貰えるので、カップルでラブレターを送りあって、旅行後に開封するのも楽しそう！
空港内のwi-fiマークもよ～く見ると、“隠れコナン”のキャラクターが書かれた、遊び心のあるデザイン。

飛行機を降りた瞬間から「名探偵コナン」でいっぱいな、ファンはもちろん作品に詳しくない方でも楽しく過ごせるような空港です。どこかに“隠れ怪盗キッド”もいるので、ぜひ探してみて。

■鳥取砂丘コナン空港
住所 : 鳥取市湖山町西4丁目110-5
TEL : 0857-28-1402
開館時間 : 6:00～21:30
定休日 : なし

ハンドルを握り絶景求めて出発！ファットバイクで砂丘サイクリング

鳥取旅行で欠かせないスポットといえば、東京ドーム約820個相当の広大な砂の大地が広がる「鳥取砂丘」。

「鳥取空港」から車で約15分という近さで、観光ルートの一カ所目に選びやすい立地にあります。「日本三大砂丘」にも数えられる非日常の絶景は、ぜひ一度自分の目で見てみたいものですよね。

鳥取砂丘は砂丘で楽しめるアクティビティも人気。ヨガやサンドボードなどたくさんのメニューが揃っています。

今回はその中でも人気のファットバイクを体験。砂の上を自転車で走る、今まで味わったことのない新しい感覚が楽しめます。

ファットバイクとは、砂地も山道もグングン走れる極太タイヤの自転車のこと。今回は「Camel Cycle Club（キャメルサイクルクラブ）」が催行している、鳥取砂丘をファットバイクで巡るツアーに参加。

出発前にはファットバイクの運転練習があり、ツアー中もガイドの方が帯同するので初心者でもご安心を。「Camel Cycle Club」のお客さんの男女比は4：6と、意外にも女性の参加者の割合が多いのだそう。

ある程度練習してファットバイクに慣れてきたら、いざ鳥取の絶景を求め出発！…する前に2つの鉄則を忘れずに。
1．携帯電話のマナーモードを解除（砂丘で一度落としてしまうと、着信を鳴らすしか探す道はありません！ガイドさんは毎年5～6個、砂丘に埋まったスマートフォンを見つけるとか…）
2．飲料水を必ず持つ（こまめな水分補給は必須）

経験上、自転車走行には慣れていると思って安易に参加すると、やはり舗装された道路とは大違い。なかなか前に進まず意外にも体力勝負なので、要所要所で休憩時間とガイドさんの説明を挟みつつ走っていきます。
運転のコツはギアを軽くしてたくさんタイヤを回転させ、怖がらずにスピードを適度に出す事。鳥取砂丘と日本海を横目にしながらのサイクリングはとっても爽快！

特に頑張って坂道をのぼった後に、一気に駆け下りる時の風は気持ちよくて、爽快感もひとしお。風を切る爽快感を味わいながら、風光明媚な景色をじっくり満喫できます。
ビーチの波際、バイクにまたがり砂丘をバックに…とシャッターチャンスもたくさんあり写真映えもばっちり。

案内するガイドが写真をたくさん撮影し、ツアー終了時にすぐデータでお渡ししてくれます。かなりいい運動になるので、旅行中についあれこれ食べすぎても罪悪感ゼロにできるかも？

■鳥取砂丘 ファットバイク Camel Cycle Club
住所 : 鳥取県鳥取市福部町湯山2164-661
TEL : 080-6164-3451
開始時間 : 【3月～9月】9:30～／13:00～／16:00～【10月～2月】9:30～／12:30～／15:00～
定休日 : 不定休

世界的建築家・隈研吾氏設計によるお洒落な展望台兼カフェ「タカハマカフェ」

「鳥取砂丘」のすぐそばに、地中から斜めににょっきり生えてきたかのような不思議な形の建物があります。ここは新たな観光拠点として2022年にオープンした「タカハマカフェ」という展望台兼カフェ。

有名建築家・隈研吾氏の設計によるこの建物は、1～2階がカフェ、“空へ登る階段”でつながる3階がオープンテラスとなっていて、建物の内外ともに木材をふんだんに用いたナチュラルな雰囲気。鳥取砂丘とその周辺の景観との調和も計算して造られています。
縁側をイメージして造られたというオープンテラスは、屋根の隙間からところどころ日が差し、椅子に座ってのんびりしていると、ぽかぽかと温かな縁側でくつろいでいるような心地に。オープンテラスの先端は展望台になっていて、遠くに日本海を見渡せます。

カフェカウンターや壁のなだらかな曲線が砂丘を連想させるカフェスペースで頂けるのは、地元焙煎のコーヒーや手作りクラフトコーラをはじめとするドリンク＆フードの数々。

季節限定メニューも登場するので、時期によってどんなものが食べられるかはお楽しみ。
今回は「バタフライピーレモネード」、「とっておきいちごシェイク」、「大山ベーコンびっくりバーガー」、「二十世紀梨かき氷」（秋限定）を注文。

中でも「大山ベーコンびっくりバーガー」はバンズがもちもちで、ベーコンが分厚くてとにかく肉厚＆ボリューミー！ベーコンのガツンとした旨味とシャキッと甘い玉ねぎや野菜のハーモニー、さまざまな食感がぎゅっと詰まっています。

爽やかなBBQ風味ソースで味付けされていて、鳥取砂丘観光の後にぴったりの食べ応え。食事のお供にぴったりなレモネードやシェイクも、冷たさと甘さが疲れた身体に染み渡ります。

「タカハマカフェ」の魅力はその特徴的な外観だけでなく、地元の焼物工房「因州・中井窯」がトイレの手洗い器に用いられていたり、ペンダントライトの和紙に砂がまぶされていたりと、内装においても細部に至るまでこだわりがいっぱい。地域の特色香るデザインに囲まれ、のんびりと癒しの時間を過ごしてみて。

■タカハマカフェ
住所 : 鳥取市福部町湯山2164（砂丘会館敷地内）
TEL : 0857-22-6835
営業時間 : 11:00～16:00
定休日 : 年中無休

夜は満点の星空に感動！無人島グランピング「アースステイ青島」

豊かな自然とサンセットが魅力で、地元民のお散歩スポットとしても親しまれる鳥取市北部の湖山池（こやまいけ）。
日本最大の池として知られる湖山池の中にぽっかりと浮かぶ無人島・青島で、特別な1夜を過ごせるのが、全6室のグランピング施設「アースステイ青島」。

無人島という浮世離れした環境で、鳥取の自然を存分に体感する特別な滞在を楽しめます。
客室は全室冷暖房、冷蔵庫付き。ドームテント内は写真で見るより広々としていて、シングルサイズのベッドはふかふかの寝心地。季節や天候に左右されることなく、まるでホテルのように快適に過ごすことができます。
無料貸し出しの多様なボードゲームや、電動キックボード、チェキもあり、思い出作りに活躍すること間違いなし。青島の周囲は約1.8kmのため電動キックボードに乗って島を一周するのもおすすめ。風を切りながらの無人島巡りはとっても気持ちが良いですよ。
夕食は、鳥取和牛や大山どり、鳥取豚、若桜町のつくしんぼソーセージ、近海でとれた海鮮など、地元の山海の幸がぎゅっと詰まったアウトドアBBQ。基本的に朝・晩ともに地元産の食材をふんだんに使っているのがこだわりです。
加えて今回は、きのこと海鮮のアヒージョ、いのしし肉のキッシュ、パルミジャーノのピザ、湖山池のしじみ汁、塩むすびまで、お腹いっぱい堪能。

せっかくなら地元のクラフトビールも追加注文して、旅先での夜に乾杯しましょう。（※食事内容は適宜変更されます）

滞在中の夜のお楽しみはディナーだけではありません。鳥取県は人工的な光や工場からの排気が少なく、夜になると美しい星空が見えやすいことから、環境省の全国星空継続観察で何度も日本一に輝いています。

青島も無人島なだけありほぼ人工の光がなく、星空鑑賞にうってつけ。夜になると掴めそうなほど無数の星が空にきらめきます。感動的な光景をぜひ見逃さないで。

翌日は朝日をたっぷり浴びながらいただくホットサンドと卵、サラダ、ヨーグルトのセット。美味しい朝ごはんも旅行気分を高めてくれる一因ですよね。

なお、お風呂は施設内にはなく、近くの吉岡温泉の温泉施設が利用できます。源泉掛け流しのトロトロのお湯に浸かっていると日頃の疲れもすっかり癒えていくようです。

■アースステイ青島
住所 : 鳥取市高住754-17
TEL : 0857-30-1580
営業時間 : 【チェックイン】16:00 【チェックアウト】11:00／カフェ営業時間：毎週金・土・日・月／12:00〜15:00
定休日 : 火・水曜日 ※シーズンにより変更あり

全国のサウナ好きが熱視線、「ペンションあすか」で大自然とつながる極上サウナ体験

空前のサウナブームで、今や地域振興にも一役買うようになっているサウナ。旅行や出張がてら、ローカルサウナを巡るのが密かな楽しみという方もいることでしょう。

鳥取での“サ活”先としてサウナ好きから注目されているのが、大自然の中にある「ペンションあすか」です。
標高約400メートルに位置するペンションで、サウナは完全プライベート空間。大山と渓谷を望むロケーションで、静かにジャグジーや外気浴が楽しめるので、カップルをはじめ、若者グループから人気を集めています。日帰りでの利用も可能です。
一日一組限定で宿泊客も受け入れており、全国からお客さんが訪れるとか。ご主人が各地から集めた素敵なアンティークが溢れた内装は、どこか落ち着く、ヨーロッパの家庭的な雰囲気を感じられます。
サウナは温度の違う2種類があり（※1回の利用ではサウナ室1室のみの提供）、大山が一望できるジャグジーと水風呂の浴槽付き。ロウリュに使用するアロマは好みでチョイスが可能。大山から地下水を引いているため温冷浴も格別の気持ち良さです。
周りの環境が静かなので、外気浴中は耳をすますと川の流れる音が聞こえてきてとにかく癒されます。冬は雪が積もり、しんしんと雪舞う中での外気浴はまた格別！サウナハットや外気浴用ポンチョの貸し出しもあります。

この「ペンションあすか」のサウナを求めて、わざわざ東京から日帰りで訪れる人もいるというのだから驚き。遠方から訪れる人が絶えないことも、サウナの質の高さの裏づけともいえそう。

サウナの余韻に浸りつつそのまま宿泊して、大山山麓での豊かな時間を過ごすのもまた素敵ですよね。

鳥取はエリアごとに見どころ満載、おすすめスポットをご紹介

■ペンションあすか
住所 : 鳥取県西伯郡伯耆町金屋谷1692-4
TEL : 0859-52-3900
営業時間 :
日帰りサウナ2時間貸し切り（予約制）：1名利用4,800円／2名以上3,500円／人
開始時間：10:30〜／13:00〜／15:30〜／18:00〜
宿泊：【チェックイン】16:00 （最終チェックイン：23:00）【チェックアウト】10:00

地元のお魚料理をコスパよく味わうならここ！漁港で愛されるローカル定食屋「魚山亭」

日本海で育まれたカニや地魚などの海鮮は鳥取に来たら必ず食べたい名物グルメの1つ。特に境港市はベニズワイガニの水揚げ量日本一を誇り、他にも多種多様な魚が水揚げされます。
そんな近海でとれたお魚を地元価格で頂ける一軒が、地元で30年に渡り愛される「魚山亭 （ぎょさんてい）」。お店の目の前には漁港が広がり、海鮮料理への期待度が高まったまま店内へ。

畳敷きでぬくもりを感じる店内は地元の方で溢れて、地域で愛されていることが伝わります。
名物の海鮮丼「特上スペシャル」は、ネタの一つ一つが大きくてとっても新鮮。魚の旨味がしっかりと感じられ、食べ始めるとお箸が止まらない！

カニ汁は、とっても大きいカニの足が入っていて、身が詰まったカニの出汁がしっかり感じられます。
また「おまかせ定食」は、他のどのメニューよりも品数が多く満足度の高い内容。こちらも、顔より大きなカニ足が豪快に入ったカニ汁が印象的。お刺身、焼き魚に加え、天ぷら、小鉢が何皿もついて、とにかくお店のサービス精神に驚かされます。
旬の時期によってネタの内容が変わるのも、漁港の近い飲食店ならでは。旬の味を満喫しにぜひ立ち寄ってみて。

■魚山亭
住所 : 鳥取県境港市中野町3297
TEL : 0859-42-2337
営業時間 : 11:15～14:00／18:00～20:00 (L.O)
定休日 : 月曜日（不定休あり）

あちこちに妖怪がいっぱい！パネル24枚のステンドグラス作品は圧巻「米子鬼太郎空港」

東の「鳥取空港」に対し、西の「米子（よなご）空港」は、山陰地方のほぼ中心にある、山陰の空の玄関口。

同県境港市出身の水木しげる先生の代表作「ゲゲゲの鬼太郎」にちなみ、「米子鬼太郎空港」の愛称で広く知られています。

妖怪の名を空港名に関しているところは世界でもここだけなのだとか。

その名の通り空港内は、主人公・鬼太郎と目玉のおやじ、ねこ娘、ねずみ男、一反もめん、ぬりかべなどお馴染みの妖怪たちでいっぱい。

到着ロビーの天井画、出発ロビーのくじら飛行船オブジェ、鬼太郎のちゃんちゃんこを着て、鬼太郎と目玉おやじと記念撮影できるフォトスポットと、様々な形で妖怪たちがお出迎えしてくれます。

もちろん空港発着のエアポートバスも「ゲゲゲの鬼太郎」仕様。鬼太郎たちが車体に大きく描かれていて、街中から乗車する際も目印として見つけやすいデザインです。

特に「ゲゲゲの鬼太郎」の多種多様な妖怪たちの姿を描いたパブリックアート作品「妖怪たちの森」は圧巻。

水木先生が生み出してきた様々な妖怪たちが、鬼太郎のもとに集まる様子をステンドグラスで彩り豊かに表現した作品で、怖くもどこか懐かしい印象を受けるでしょう。何体妖怪が隠れているのか、妖怪探しも楽しんでみて。

また旅の記念に、米子空港限定の鬼太郎プリントシール機で、妖怪たちと一緒にポップな“心霊写真”を撮って、ここだけの思い出を持ちかえってみて。

■米子鬼太郎空港
住所 : 鳥取県境港市佐斐神町1634
TEL : 0859-45-6121
開館時間 : 6:00～22:00
定休日 : なし

始まりから終わりまで鳥取県の楽しさを見つけ続ける旅

定番の「鳥取砂丘」から流行りのアウトドア＆サウナまで、ちょっぴりツウな鳥取県の過ごし方をご紹介してきました。旅の始まりと終わりを飾る空港での時間すら楽しい場所なんて、国内でもそうないですよね。

2つの空港を起点にその周辺のスポットを訪れ、定番以外の魅力あるスポットをたくさん見つけてみてはいかがでしょう。（女子旅プレス／modelpress編集部）［PR］提供元：鳥取県

※記事は女子旅プレスの調査及び主観に基づくものであり、店舗のサービスが保証されるものではありません。