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涼しくお出掛けに最適な今は、紅葉シーズン真っ只中。今回は、山々に囲まれ、大自然の中で紅葉を満喫できるスポットをまとめてご紹介します。登山気分で軽いトレッキングを楽しむも良し、ロープウェイに乗って錦に染まった山肌をゆったりと楽しむのもおすすめですよ。今の時期にしか目にできない絶景を、お見逃しなく。

360度大パノラマが紅葉で染まる「身延山ロープウェイ」

山梨県「身延山（みのぶさん）ロープウェイ」は、JR身延駅から路線バスやタクシーで約15分程。日蓮宗総本山・身延山久遠寺（くおんじ）のある山麓と身延山山頂を結ぶ、その高低差は763mと関東一を誇ります。
山頂の展望台からは、東に富士山、南に駿河湾・伊豆半島、西に七面山、北に早川渓谷・南アルプス・八ヶ岳連峰・甲府盆地など、雄大な自然が織りなす360度の大パノラマ。10月下旬～11月中旬にかけての紅葉シーズンには、360度一面が赤や黄色に染まり、まさに絶景が広がります。

大雪渓と紅葉のコントラストが美しい「栂池自然園」

長野県の北西部にある小谷村（おたりむら）の「栂池（つがいけ）自然園」。標高約1,900mに位置する自然園には、日本でも有数の高層湿原があり、多様な動植物の息づく自然の宝庫です。その環境を保護するため、栂池自然園への一般車乗り入れは禁止。自然園へは、栂池高原からゴンドラとロープウェイに乗り継いで向かいましょう。
9月下旬頃より標高の高い場所から始まった紅葉は、10月中旬にかけて次第に麓へと移り、ロープウェイやゴンドラリフトの眼下に広がってきます。園内の紅葉の先には、白馬大雪渓や北アルプスの紅葉した山肌を望むことができ、雄大な自然の美しさに圧倒されることでしょう。

急勾配から眺める雄大な絶景「苗場ドラゴンドラ」

こちらは、新潟県南魚沼（みなみうおぬま）の苗場高原から田代高原をつなぐ「苗場ドラゴンドラ」。壮大な山々の起伏がまるでドラゴンの背中のよう。
日本最長5,481ｍの長さを誇り、ジェットコースターのような急勾配から、雄大な山々に広がる美しい紅葉や、神秘的な湖を眺めながら、空中散歩を楽しむことができます。

県内一高い場所にある紅葉スポット「弁天吊り橋」

福島・栃木・群馬の三県にまたがる広さの「日光国立公園」。公園区域の大半は那須火山帯に属する山岳地で、その山麓には高原が広がり、湖沼や壮大な滝、紅葉の美しい渓谷が彩りを添えています。
写真は、公園内にある「弁天吊橋」。標高1,200mという栃木県内で一番高い場所に位置しており、秋には絶好の紅葉が見られる人気ポイントです。
園内にあるリゾートホテル「休暇村那須」では、手ぶらでトレッキングが愉しめる登山グッズレンタルを実施。当日利用も可能で、初心者の方でも那須の自然を気楽に体験することができますよ。

紅葉のグラデーションは圧巻「雫石紅葉ロープウェー」

秋の紅葉シーズンのみ運行する、岩手県雫石（しずくいし）スキー場の「雫石紅葉ロープウェー」。標高730mの山頂駅まで、赤色に染まるモミジやカエデなど、標高によって色が異なる紅葉のグラデーションを、ロープウェーの中から見下ろすように眺めることができます。
またロープウェーには、なんとワンちゃんも同乗OK。山頂駅舎付近にはドックランもあり、さらに、標高830ｍ付近までは愛犬との散歩も楽しめるのだとか。普段のお散歩とはまた違う、大自然の中での特別な時間を大切な愛犬と一緒に過ごしてみては。

行ってみたいスポットは見つかりましたか？
紅葉の見頃は短く、あっという間に終わってしまうもの。でもだからこそ、その光景は美しく心に響くのかもしれません。
この秋は、あなたに合った楽しみ方で、自然の織なす色とりどりの光景を満喫してくださいね。
writer / NIKO

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